次の滝・和歌山県【遠望も裏見も！みかん畑の先に名瀑あり】

春の紀伊半島滝めぐり。有田川町の続きです！

前回まではこちら
大杉谷の仙人ツアー【前編：穴場の定入滝＆新緑の六十尋滝】
大杉谷の仙人ツアー【後編：サイクリングで秘密の滝へ！】
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次に訪ねたのは、黒蔵の滝からも近い、「次の滝」！

こういうネーミング、ちょっと珍しいですよね。

●次の滝・つぎのたき●
和歌山県有田郡有田川町延坂。生石高原の南西を流れる早月谷川の渓谷、早川峡にかかる落差46mの滝。駐車場から徒歩5分程度で遠望スポット。そこから5分程度で滝つぼへ。裏見もできる。
来訪日：2021/4/6

同じ和歌山県で日本一の落差を誇る那智の滝の「次」に落差があるとして名付けられたとされます。実際にそういうわけではないですが、そのくらいインパクトがあったということですね！

駐車スペースは小さな集落の中にあり、有田川町らしく、みかんの木がいっぱい。段々畑が見えてのんびりとした空気が漂っています。クルマを降りたら地元のおばあさまが通りかかって、クルマのナンバーを見て「まー、遠いところから！」と驚いていらっしゃいました。「滝はうちの山だから道も手入れをしていたけど、最近は体がしんどくて行けていないねぇ」とのこと。「うちの山」に滝があるのかぁ、すごいなぁ…　おばあさまの山、お邪魔しますね！

みかんがたわわに実った遊歩道を登っていきます！

すぐに見えてきました！

まずは遠景から！スッキリと端正な直瀑！ゴツゴツとした岩山、そして新緑の景色との組み合わせが素晴らしいですね。水量もしっかりあって音も聞こえてきます。

展望台からは滝の全身がほぼ見えているので、ちゃんと迫力を感じられます。

そしてこの季節、展望台の八重桜が満開になっていました！

実は、こちらの滝は6年前にも訪れたことがありました（その時はこのブログには掲載していませんでしたが）。当時、ここで面白い出会いがあったんです。わたしが展望台に到着すると男性3人の先客がいらっしゃったのですが、なんとこの滝の前で、「将棋」をやっていらしたんですよ！（ ↓ 当時の写真）

滝見将棋！斬新！

話を聞いてみると、この3人はもともと会社の同僚で、「気持ちいいアウトドアのロケーションで将棋をする」という仲間なんですって。素敵ですよね！持ち回りで最適な場所を見つけてくるそうで、次の滝は滝好きのメンバーイチ押しの場所だったそうです。この展望台は確かにちょうどいい場所かもしれませんね。滝の音がいいBGMだと思いますし！

後に、その滝好きメンバーさんから滝についてのメールをいただいたりしたんですよ。懐かしい出会いを思い出しながら、滝つぼへ向かいます。

駐車場でお会いしたおばあさまは「手入れをしていない」とおっしゃっていたけれど、全然問題なし！歩きやすい道になっていました。

見えてきました！