(2024.6 最新版に更新しました)

当サイトをご訪問くださり、ありがとうございます!

坂崎絢子のこれまでとこれからの滝活動について、こちらでまとめています。滝ガールとしての「詳しいプロフィール」という感じです。興味を持っていただきましたら、よろしければご一読ください。

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滝との出会い

わたしが滝に目覚めたのは、大学生の頃。

東京に生まれ、幼少期からテレビゲームに没頭して育ち、高校生までは満員電車に揺られながらの通学… 自然とは縁遠い生活をしていましたが、18歳で車の免許を取って全国をドライブするようになると、海よりも山、特に美しい渓流に惹かれていきました。

そのうちに、日本の滝の「多さ」「バラエティの豊かさ」に気づかされます。

日本は地形が複雑なこともあり、形づくられる滝も多様で、千差万別の個性がある。わたしにはそれらがまるで「人」のように見えたのです。美人さんな滝、イケメンの滝、厳しい先生のような滝、田舎のおばあちゃんのような滝…。日本各地に個性あふれる滝たちが待っていてくれていると考えたら、すごくワクワクしました。いろんな滝に「会いに」行きたい、という純粋な気持ちではじまったのが、わたしの滝めぐりライフです。

(20歳、長崎の龍頭泉にて)

滝と向き合うようになったわたしは、次第に滝が持つ「癒しの力」にも惹かれていきました。

滝の姿を眺める、滝の音を聴く、滝の水しぶきを浴びる。滝と触れあうことで、眠っていた五感が目覚めていく。こんなにも美しい地球を体感できる人間に生まれたことが純粋に嬉しいし、滝の前では人間としての謙虚さも取り戻すことができる…。

こんなふうに「滝で癒され、哲学する」ことが、わたしの活動の原点になっています。

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滝ガール活動のおかげで

社会人になってからも公私問わずことあるごとに「滝が好き」というアピールを続けていたところ、周囲からは山ガールならぬ「滝ガール」と呼ばれるようになります。わたしからさんざん滝の話を聞かされて(あるいは実際に滝に付き合わされ)、滝に興味を持ってくださる方も増えてきました。

せっかくなら滝の魅力を記録しておきたい、写真や文章で自分なりに表現してみたいと思うようになり、このウェブサイト「Takigirl.net -Waterfall & Peace-」を開設したのが、2013年。30歳のときでした。

(ちなみにもうこの時点で年齢的にも「ガール」ではありません!「滝好きの女子」というわかりやすさ優先の自称ネーミングですのでご了承くださいね。笑)

ここから滝ガールとしての活動が本格化します。

全国47都道府県の滝をコツコツ行脚し(訪問滝数は正確にカウントするのを放棄しちゃいました)、その旅の様子をこのサイトに綴ってきました。忙しさにかまけて記事にできていない滝も多いのが悔やまれるのですが、それでも我ながら膨大な量の記事、よく書いてこられたなと思います。

滝めぐりを通じて各地にご縁が広がり、滝を愛する仲間たちとも出会いました。テレビやラジオへの出演、ウェブや新聞でのコラム連載、滝鑑賞のイベントなど、滝の魅力を伝える機会にも恵まれました。さらには、アート、地質学、日本文化や信仰、心理学など… 滝という入り口からあらゆる方面に知的好奇心が刺激され、世界についての広範な学びと深い気づきを得ることができました。

とにかく、滝ガール活動のおかげで、わたしの人生はカラフルに彩られていきました。

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念願の「滝との暮らし」

もともと、わたしにとっての滝ガール活動は、あくまでも週末のライフワークでした。

本業としては、ビジネスやライフスタイル系の雑誌編集者・ライターを約10年、その後に資産運用会社での社長秘書・広報を約4年。「平日は都会で働き」&「休日は日本全国の滝をめぐる」ことを交互にやってきていました。どちらも自分の経験として大事でしたし、それなりに上手にバランスをとることもできていたと思います。

でも、だんだん、その「行ったり来たり」にも、ちょっと疲れてしまうようになり…。

そんな折、思いがけず発生したパンデミック。これも一つのきっかけとなり、わたし自身は大きくライフシフトしていきます。

2020年に会社を辞めてフリーランスとなり(メインのお仕事は「占い師」に!話が長くなるのでここではその経緯は割愛します)、2021年に結婚。

さらに2022年、夫婦で山梨県北杜市に移住します。大好きな滝がたくさんあり、はじめて訪れた頃から不思議とご縁を感じていた場所でした。

30代の頃は、あちこち旅をしてまだ見ぬ素晴らしい滝に出会いたいという気持ちが強かったですが、北杜に拠点を移し(同時に40代に突入し)、念願の「滝との暮らし」を送るうちに、だんだんと自分のモードも変化していきます。

全国の滝にわたしが「訪ねる」のではなく、大好きな滝に人々を「お迎えする」ほうに関心が出てきたのです。

2023年には子どもが生まれました。そのため、現実的にもかつてのように全国の滝をめぐる旅はしばらくできそうもありません。でも、近所の滝であればすぐに会いに行けます。地元の滝に「お迎え」する活動であれば、子育てとの両立もできるはず。

日本全国を巡って自分が楽しむだけでなく、これからはもっと皆さんに滝の癒しの力を体感していただきたい。

滝ガールとしての新章がはじまりました。

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新しい軸「滝のリトリート」

現在の活動の軸は、北杜を舞台とした「滝のリトリート」です。

滝のリトリート ウェブサイトはこちら

リトリートとは、情報に溢れる都市生活、ストレス社会を生きる現代人に求められている、癒しと内省の時間のこと。ウェルネスツーリズムのキーワードとしても、昨今注目されてきています。

「滝のリトリート」は、その名の通り自然の「滝」が持つ癒しの力を借りた、新しいリフレッシュスタイルです。自然に惹かれるけれど、アウトドアに慣れていない、なかなかきっかけがない、という方も多いはず。滝ガールが案内人となり、四季折々、手軽かつ効果的な癒しのプログラムをお届けします。

日本全国、たくさんある滝。観光地にはなっていても、それはレジャーの側面が強いです。こんなにも癒しの力を秘めていることは、まだ一般的にはあまり知られていません。

滝が持っている癒しのポテンシャルをもっと伝えたい!

これは、このウェブサイトを立ち上げてからずっと抱いてきた思いでもあります。

会社勤めを辞めて、東京を離れて北杜に移住し、新しいライフスタイルになったいまだからこそ、いよいよわたしもそこを軸にした活動ができる。その時が来たのかなと思っています。

「滝のように生きる」

最近になって、この言葉をわたし自身のモットーとして掲げるようになりました。

滝が日常に近づいたいまは、滝から「滝のあり方」そのものを学べと言われている気がしているからです。

滝は、誰もが自然の状態に還り、癒しとインスピレーションを受け取れるパワースポットです。自分自身も誰かにとっての滝のような存在になっていきたい。まだまだ上手く表現できませんが、これからの後半生を歩んでいく際の、ひとつの軸としていきたいと思っています。

長い文章、ここまで読んでいただきありがとうございました!

こうして振り返ってみると、あらためて、滝が導いてくれた人生なのだなと思います。

滝を愛する滝ガールであることは、これまでもこれからも変わりません。滝ガールという呼び名には「滝の前では誰もが少女のように純粋」という意味が込められています。だから、わたしはおばあちゃんになっても滝ガールなのです。

そして、滝ガール活動の根っこにある哲学は「Waterfall & Peace 」。これもウェブサイトを立ち上げた当初から変わりません。

わたしの滝を愛する気持ちが、どこかで少しでもこの世界の調和に寄与していくことを願っています。

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☆わたしの滝についてのスタンスは、FAQでもご紹介しています
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よくいただくご質問 FAQ https://takigirl.net/about/faq