冬の東北氷瀑ツアー!続きです。

これまでの記事

冬の奥入瀬渓流旅【前編:馬門岩の氷柱と雲井の滝の氷瀑】
冬の奥入瀬渓流旅【中編:氷瀑ライトアップツアー初体験】
冬の奥入瀬渓流旅【後編:銚子大滝スノーシューツアー】

青森の奥入瀬渓流を訪ねたあとは、南下しまして岩手へ。

盛岡を経由するので、とりあえずめちゃうま冷麺をいただいてから…(盛楼閣は外せない)

八幡平へやってきました!

目的はもちろん冬の滝。氷瀑の名所があるのです。

それが岩手山の登山口に落ちる七滝。七滝、実はわたしは紅葉の時期に訪れていたんです(記事はこちら)。2017年ですね。

「この時に冬は凍るらしいからまた来たい」と書いていますが、有言実行、やってきましたよ。

調べてみたらちょうど岩手県県民の森主催のツアーが開催される日があるということで、それに合わせて訪れることができました!

岩手山は少し雲を被っていますが、天候には恵まれました☆ ちなみに八幡平もやっぱり今年は雪はとても少なかったらしいです。

県民の森に集合!参加者は20人以上いらっしゃいました。県外からの参加者が半数とのことで、一番遠いのは大阪からという方が…(負けた!)3つの班に分かれて出発です。

ちなみにツアーじゃなくても、県民の森ではスノーシューだけのレンタルもあります。個人で氷瀑を訪ねる方も年々増えてきているそうです。氷瀑人気は全国的に高まっていますね!

スノーシューを装着したら、いざ出発!

滝までは片道3.3kmとのこと。程よい運動、って感じですね。冬期間は七滝コース登山口前駐車場までの道は車が通行できないので、まずはそこまで歩いていきますよ。ここが微妙に上り坂なんですが…

駐車場まで到着!上り坂だったからか、ここまでですでに…暑い!服装を整えてから登山コースへ入ります。

七滝まではトレースもありますし看板も出ていますので、ツアーではない方も迷うことはないと思いますよ。歩きやすい道です。

途中でガイドさんが、枝を拾って見せてくださりました。

これは、ヤドリギです! 見上げると枯れ木にモシャモシャとくっついているものがありますよね。これが全部ヤドリギ。大木の枝に寄生して、栄養をその木からもらいながら、冬でも元気に茂っています。ヤドリギにもいくつか種類があるらしいです。

落ちていたヤドリギにはオレンジ色の実が付いていまして…

鳥さんの大好物なので食べてみてください、と促され食べてみると… うん、おいし…いとはあんまり言えないのですが、タネがものすごく粘り気があるんですね。鳥の糞になってもこの粘り気が失われないそうで、その粘性で木にペトっとくっつくことができるのだとか。おもしろーい。ガイドさんと一緒のツアーは滝だけじゃなくてこういう自然観察がセットになっているのがありがたいのです。

車道ではなく、登山道のコースに向かいます。

ひたすらサクサク歩きます!

そして、スタートから1時間半、くらいかな?

見えてきました!

あれだ!七滝!

わあ、モリモリ凍っていますね!

さっそく滝つぼまで行ってみましょう。

でも、その前にここでスノーシューを脱ぎます。滝つぼまでの道は地元の方々が階段の形に整備してくださっているそうで、それを崩さないようにゆっくりと進みます。わくわく……

近づいてきました!

うーん、格好いい!佇まいが貫禄がありますね。

もともと勢いのある滝ですので、全部が凍るというわけではなくて、末広がりに氷のカバーができている中を、滝がドバドバと流れています。

最接近しまーす!

氷のでき方は、場所によって個性があるので、細かく見ていくとすごく面白かったです!

滝が流れているすぐ側は、風に煽られて反った形で氷ができていましたよ!

この滝、秋に訪れた時の印象は「躍動感!」という感じでしたので、氷瀑もその個性がそのまま現れているんだなあと思いました。「氷」って、動かないはずなのに、しっかり意志というか勢いを感じました。

動画ではこちら!

氷瀑でも躍動感はそのままに、さらに貫禄を増した七滝様。記念のツーショットです!

パワフルな氷瀑を堪能できました!

今回、ご一緒した班の皆様と。

帰りは下りのスノーシューですから、サクサクと……!

安全で楽しいツアーでした!ガイド、スタッフの皆さま、ありがとうございました☆