秋の岩手の滝ツアー、続き。

前回は 白糸の滝/姥滝/降る滝・岩手県【西和賀の女神三滝ガイド】

西和賀町からググーンと北へ。向かったのは、ちょうど紅葉シーズンに入った八幡平です。

まずは岩手県県民の森の近く、松川渓谷に架かる森の大橋!

橋から渓谷を見下ろすと…

うん、うん、紅葉はいい感じですねぇ。

早起きしてやってきたので、このとき7:30くらい。お日様がまだ渓谷には差し切らない感じでしたが… 昼間はカメラマンさんたちの人気スポットなんだそうですよ!

わたしのお目当ては、この近くの滝のほうです。


●七滝・ななたき●
岩手県八幡平市松尾寄木。岩手山から流れる焼切沢最大の滝。落差25m。岩手県県民の森の近くの岩手山登山コース「七滝コース」入り口から、登山道を徒歩60分ほど。
来訪日:2017/10/8

岩手県県民の森から岩手山に向かう登山コースの途中に滝があるのだそうで。

駐車場にはすでにけっこう車がとまっていましたが、おそらく皆さんは滝が目当てというわけではなく、登山なんだろうな、と思います。

7:45、スタート!
前日の雨模様から一転、お天気は絶好調です。

太陽の光を浴びて露をキラキラさせてる葉っぱちゃん。こんな何気ない風景もなんだかジーンときちゃう。森の朝っていいなあ。

最初に見つけた、七滝まで2.0kmの看板。

2kmかあ。ちょっとひるむも、序盤はゆる〜い傾斜の道なので、そんなに大変ではなさそう。りんりん熊鈴を鳴らしながら、るんるん歩いていきます。

10分くらい進んだところに、一つ、分岐がありまして…

右が「林道」、左が「登山道」。なんとなく、ハードだけど近道なのが登山道で、林道は回り道のような気がしませんかね。わたしは「滝に早く会いたい!」という気持ちから、登山道をセレクト。

…すると、看板の通り、今までの道から打って変わって、ホントに登山道のムードになってきました…!

けっこうな斜度とぬかるんだ道をグイグイ登っていきます。ふぃ〜!

こんなかんじの登山道を進むこと、20分くらいかな?

おっ!

七滝の分岐看板が出て来ました☆ 岩手山はここから7.7kmなんだそう。

七滝はこの先、すぐ!

七滝園地」です。滝をお守りする祠がありました。

ここから眺めることができます!

こちら!!

わーお!

落差は25mということなんですが、奥にも滝が続いているんですね。それを含めるともっとあるかも!

なんとなく渋い滝のイメージをしていたのですが、ゴツゴツ岩肌の赤茶色も特徴的ですし、紅葉や青空との組み合わせも合間って、なんだかパワフル&カラフルな滝です。

前日の雨のせいか、水量も豊富で、元気いっぱい。紅葉もバッチリのタイミングだったようです。ラッキー!

迷うことなく滝つぼへ。

ロープのあるところを下っていきます。

こちらです!!

チラッと虹の彩りもお迎えしてくれました☆

小さい虹でも見えるとなんだか嬉しいものです!

やっぱり滝はいろんな角度から見ないとね!

…ということで、さらにさらに近づいて。

横からっ!

この躍動感、伝わりますでしょうか!かなり元気な印象の滝でした。

このくらい滝つぼに近づくと、水しぶきがとんでもないことになってくるわけです。しかも風が左側に思いっきし吹いてくる。

はしゃぎすぎて気づけばびっくりするくらいビショビショになってしまったので(レインウェア羽織ればよかった!)、ちょっとだけ滝から離れて…

お宿でもらってきた朝ごはんのおにぎりを、いただきまーす。

ちなみにこのときは食べながら滝を背にしているんですけど、その理由は目の前にもう一つの絶景があったから。

光芒がくっきり〜☆
細かいミストが大量に乱舞しているからこそ見られるわけですから、これも滝がつくり出した芸術なんですよね!

引き続き滝音に包まれながら、のんびり朝の光と戯れていきます。
(影はわたしです!)

飛行機雲〜!

けっこう長い時間滞在していたんですが、結局、滝の前にはどなたもいらっしゃいませんでした。朝早かったのもあるし、朝早く出発される方は山をすぐに目指されるのでしょうかね。おかげで貸切で滝との時間を過ごすことができました。

名残惜しい気分で、さよなら…!

七滝は冬の氷瀑の時も美しいのだそうです。スノーシューハイキング、やってみたいなあ。雪の森も綺麗なんだろうし。

そういえば、七滝の名前の由来についてはわからないままだったので(何が七なんだろう?)、それもいつか地元の詳しい方に聞いてみたいなあ、とも思ってます。岩手山は信仰の滝だったはずだし、滝の前の祠も滝をお祀りしていたものでしょうから、その辺りと関係あるのかな。

というわけで、また来ます〜!

この後は八幡平のドライブへ…!(続きます)