GW、友人との1泊旅行。静岡市最北部のコンヤ温泉に宿泊しておりましたが、翌日は梅ヶ島温泉の滝めぐり。日本の滝百選に選ばれている安倍の大滝以外にも滝があるんでっす。総称して、「梅ヶ島七滝」とも呼ばれています。
安倍の大滝の他は、藤代の滝、宝月の滝、赤水の滝、湯滝、三段の滝、鯉ヶ滝。今回はそのうち3つをハシゴして訪ねましたのでご紹介します。滝初心者だった友人にもせっかくなのでたくさんの滝を見てもらい、この旅で一気に滝ガールに育てようという算段です。
2019GW・静岡の滝旅 これまで
旭滝・静岡県【光に包まれる柱状節理のジオ滝】
大滝(仁科川)・静岡県【西伊豆に残された秘境滝】
安倍の大滝・静岡県【親友の滝デビュー!新緑と虹の百選滝】
【番外編】こんや銘酒館・食&コンヤ温泉で幸せ滞在
まずは、こちらから。
●赤水の滝・あかみずのたき●
静岡県静岡市葵区梅ヶ島。県道29号線「安倍街道」沿いにある展望台から望むことができる、落差50mの滝。宝永4年(1707年)の宝永大地震で大谷嶺が崩壊した時に、安倍川が堰き止められてできた。駐車場から展望台までは徒歩1分。
来訪日:2019/5/4
新緑に包まれた遊歩道を進むとすぐ!
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遊歩道の周囲は庭園のように綺麗に整備されています。
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轟音とともに、見えてきました!こちらが赤水の滝!
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なぜ「赤水」という名前なのかは、看板に書いてありました。300年前、大地震による山体崩壊が起きて、その際に土石流が滝に流れてずっと赤い水のように見えていたことから、だそうです。凄まじい光景だったのだろうなあ…
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現在も、安倍川本流を落ちる滝なので、かなりの水量です!
ドドドド。
滝鑑賞スタイルがすっかり板についてきた友人↓
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こちらの滝は遠望ですが、山並みが美しいのとアプローチの遊歩道が気持ちいいことから、新緑の季節のほかにも紅葉の時期が素晴らしいらしいです!また来ようっと。
そして次はこちら。
●三段の滝・さんだんのたき●
静岡県静岡市葵区梅ヶ島。名湯の梅ヶ島温泉街を抜けたその奥にある滝。落差25mほど、その名の通り三段になって落ちる。滝の前に少し駐車スペースあり。
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さっそく、こちらでもしっかり滝音を確認する滝ガール。素晴らしい。さすがわたしの長年の親友です。優秀です。
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一段めは、並んで2本になって流れていて、夫婦滝風になっていました!友人には、滝つぼが見えそうで見えないのがセクシーなんですよ、とレクチャーしました(笑)。
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こちらが2段目。狭いくぼみのため勢いを増して、一気に流れ落ちます。
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そしてこちらが3段目となる滝(おそらく?)。1mくらいですけどね。見下ろす形です。
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そして3つ目の滝。
安倍峠を通って山梨県に抜ける林道が今年は開通しているとのことで(以前は通行止めだったんです)、せっかくなら静岡まで同じ道を帰るよりは違うルートで進んでみようということになりました!
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安倍峠に向かう途中に滝がありますよ。
●鯉ヶ滝・こいがたき●
静岡県静岡市葵区梅ヶ島。安倍川の源流域、梅ヶ島温泉の温泉街から、山梨県境の「安倍峠」に向かう林道の途中にある。滝の名の由来には、三郎左衛門とおよねの悲しい伝説がある。小さな滝が連続する渓流瀑で合計落差は50mほど。道路沿いから見られる。
こちらです!ゴツゴツした岩の間を駆け下りてくる滝ですね。
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でも、どこがどう「鯉」なのか?
珍しい名前の滝の由来は看板に書いてあります。「恋仇」のことだったのか!三郎左衛門さんて人が許嫁の浮気(若侍との)に激オコで二人を突き落としちゃったんですって。それでその後を追って自分も身を投げた、と。でもけっきょく、三郎左衛門と許嫁は鯉になって結ばれたそうな。若侍はスルーされてますね。
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でも、身投げできるタイプの滝かなあ…?
と思ったら、ここかもしれない。道の反対側を覗いてみると…
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けっこう落差激しめ!
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この下の滝つぼに、鯉がいると言われたのかもしれませんね。
こんな悲しい物語にも思いを馳せながら、ここでも忠実に滝音を聞いてくださりました。ちょっと寂しげな表情?
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滝にはこういう伝説、物語が付随してくることが多いから、そこも味わいのポイントなんですよね。悲恋身投げ系はわりと多い感じがします。でもこの滝は恨むというよりは、結果的に鯉になって仲良くやっているということでよしとしましょう!
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というわけで、お手軽に回れる3滝でした。
滝ガールの滝の楽しみ方として個性の異なる滝を「はしご滝」する、というのが鉄板なんですが、まさに「ここまで見てきた4つの滝は全部違う!」ということを友人にも実感していただけました。滝ガール化計画は、順調ですね!
旅は最後、峠を超えて山梨編に続きます!
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