先日こちらでもお知らせした新しい活動「滝のリトリート」について、さっそくお問い合わせをいただいております、どうもありがとうございます!

滝のリトリート ウェブサイトはこちら

当面はプレオープンという形を取っていて、まだメニューもプランも限定的なものではありますが、参加してくださった方のご意見を伺いながら、本オープンに向けてもさらにブラッシュアップしてまいります。

これから「滝のリトリート」に対してのわたしの考えなど、こちらのブログでも数日間にわたって追記していきたいと思います。

(記事カテゴリに「滝のリトリート」もつくりました!)

まずは、どうして滝ガールが「リトリート」という活動をはじめることにしたのか、というところから書いてみますね。

これはもう、完全に自分の体験がもとになっています。

(よく質問されることなので最初にお話ししておきたいのが、わたしがやっていこうとする「滝のリトリート」は、いわゆる「滝行」とは違います、ということです。滝行が宗教的な儀式として、日本古来の文化として大切なものであることは理解していますが、わたし自身は滝に打たれる活動はやっておりません)

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ずっと「滝リトリート」をやってきた

「リトリート」という言葉、ここ数年では日本でもわりと耳にするようになってきましたよね!

本来の英語 retreat としては「退却」「隠居」「避難」といった意味があって、ほかに「宗教上の内省の時間」としても使われてきました。現在では宗教とは特に関係なくても「日常の慌ただしさを忘れ、自分自身に向き合ってゆっくり過ごしリフレッシュする時間」という意味として使われるようになっています。

スマホを手放せなくなったわたしたち。スピードが早すぎて、情報がありすぎて、なんだかいつでも何かに追いかけられているような…。現代社会で暮らしている誰もが、多かれ少なかれ、心身ストレスに晒されてきているはずです。そんな中、リトリートは多くの大人たちに求められている時間であると思います。

そしてまさに、これまでわたしが滝でやってきたことって、このリトリートだったんですね。

以前、自分の滝ガールとしての活動を下のようなマトリクスで表現したことがありました。

こんな感じで活動領域は広がってきたけれど、振り返ってみて「いちばん滝に感謝していることは何なのか」といったら、やっぱり「左上」の部分でした。

滝と向き合うことで、内省の機会と癒しを与えてもらったこと。

ごくごく個人的で、内向きな話ですが、これがわたしの原点であり、最も大切にしている部分です。

このことはずいぶん昔(2015年!)のブログにコラムを書いています。

滝と癒しについて【滝のポテンシャル・その1】

大学生の頃に悩んでいたわたし。滝に支えてもらったときの感動が、まだしっかり残っています。

それから社会人になって、忙しく働いて情報の渦の中でさまざまなストレスにさらされながらも、わたしには滝があったから心身のバランスを取って踏ん張ってこられました。滝を眺めながら自分の心の声と向き合えていたので、必要なタイミングで軌道修正をかけることもできていました。

わたしは勝手に「滝リトリート」活動をやっていたんだと思います。もうずっと(20年近く!)自分自身が被験者第一号としてテストしてきている感じなのです。

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滝のリトリートには「即効性」がある

リトリートにはいろんな方法があります。「日常を離れ、自分の内面と向き合う」ことが目的なので、ヨガ、森林浴、ファスティング、宗教的なものでしたらお祈り、黙想、坐禅、山岳修行…。わたし自身、過去にずいぶんいろいろな種類のものを経験してきましたし、その効果にも実際に多く助けられてきましたけれど、ずっと続けてこられたのが「滝のリトリート」だったということです。

リトリートとしての滝。そこにわたしが感じてきた魅力、ポテンシャルはいくつもあるのですが、その一つを最初にご紹介しますね。

それは、「即効性」です。

「日常を離れ、自分の内面と向き合う」というのは、言葉にすると簡単なことのように聞こえますが、やってみようとしたら結構ハードルが高いです。なんせ、現代社会で暮らしている人は、みんなとにかくお忙しい。あれやこれや考えなくてはいけないことが、常に脳内を埋め尽くしていると思います。

自分の内面と向き合うためには、その「脳内のあれやこれや」をいったんシャットアウトする必要があります。だからこそリトリートの多くは数日間にわたって行われたりするものなのですが、現実的に数日間の休みを取れる人ってそう多くはありませんよね。

わたしが滝のリトリートを続けてこられたのは、それが社会人の忙しい日々の生活のなかでも、もっとも手軽であり、効果的だと感じたからです。

数日は無理でも、一日のお休みがあれば、どこかの滝に会いにいけます。

そして、滝と向き合っているだけで、こんがらがっていた頭は整理されて、こわばっていた体も緩んでいく。

この感覚って個人的な、わたしだけのものなのかな?と思って友人たちを連れていってみても、みなさん何かしら癒しの力を実感してくれていました。それから確かめるように何度もイベントを行なってきて、滝の癒しパワーにはやっぱり即効性があり、その効果は普遍的なものだと感じるようになりました。

日本全国、たくさんある滝。観光地にはなっていても、それはレジャーの側面が強いです。こんなにも癒しの力を秘めていることは、まだ一般的にはあまり知られていません。「映えスポット」として訪れて写真を撮って帰ってしまうだけでは、確かに癒し効果は実感しきれないかもしれませんよね。

現代人のリトリートのステージとして、こんなに最適なところはないのに…!

滝が持っている癒しのポテンシャルを、もっと伝えなくては…!

これは、この滝ガールのサイトを立ち上げてからずっと抱いてきた、わたしの思いです。東京での会社勤めを辞め、北杜に移住し、新しいライフスタイルになったいまだからこそ、いよいよわたしもそこを軸にした活動ができる。その時が来たのかなと思っています。

北杜の名瀑、吐竜の滝でのリトリートの様子です(↓)

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…長くなりそうなので、今回はここまでにしますね!

さて、肝心の「どうして人は普遍的に滝で癒されるのか」ということ。これはこのブログでもたびたび書いてきたことではありますが、次回にあらためて、リトリートという切り口でまとめてみたいと思います。

よろしければ読んでください!

滝のリトリートに参加してみたい!という方は、ぜひお気軽にお問合せくださいね。

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