布引滝(五色ヶ原の森)・岐阜県【輝く紅葉と圧巻の潜流瀑】

布引滝(五色ヶ原の森)・岐阜県【輝く紅葉と圧巻の潜流瀑】

もう今年も残すところあとわずかになりましたね!駆け込みになりますが、あとちょっとだけ今年の滝レポを残しておきます。

夏にはじめて訪れた岐阜県高山の五色ヶ原の森ですが、秋にも再度別のコースを行ってきました!今回は、滝好き仲間8人で、紅葉の滝を目指します。

この五色ヶ原の森がどんなところなのかっていうところは、前回書きましたので省略!こちらをどうぞ↓

久手御越滝・岐阜県【はじめての五色ヶ原の森ガイドツアー】

五色ヶ原の森は、乗鞍岳の岐阜県側山麓に広がっている溶岩台地。訪れた10月25日は前夜に雪が降っていたので、乗鞍岳も見事に冠雪!綺麗…!

今回のコースは、「雌池布引滝コース」です。

一番短いコース(シラビソコースの一部)ですが、この五色ヶ原の森のハイライトである布引滝でたっぷり鑑賞タイムを取ってもらいました。滝の前でゆっくりしたいために、わざわざ仲間だけの貸し切りツアーにしてもらったというわけなのです。

センターから30分くらいかな?バスでスタート地点の出会い小屋まで移動。

紅葉も楽しみながらのハイキングです!

この日のガイドは、山腰さん。

山腰さんはこの辺りが地元で、最近Uターンされて五色ヶ原の森のガイドになられたそうです。小さい頃から豊かな自然に触れてこられてきたということで、本当に羨ましいです〜。

行きの車内から滝好き8人の滝トークに圧倒されていたようですが(笑)、道中は植物のこと、この土地の成り立ちのことなど、わかりやすくお話しいただきながら進んでいきました。

コースの最初に出会う滝が、こちらです。鳴滝!

豊富な水量でお出迎え。地鳴りのように響くことから名付けられたようです。落ち口がすぼまっていて、お銚子のような形状。水しぶきを浴びたいけれど、この滝は近づくことができないので、遠望のみです。

この先は針葉樹林帯を抜けていきます。このあたりは約9000年前の乗鞍岳の噴火の際、溶岩が作り出した土地。岩がゴロゴロしていますねぇ。

針葉樹林はリラクゼーション効果が高いと聞きますし、歩いているだけで元気になってきます!

こちらはサワラ。根っこがグルりと「窓木」と呼ばれる状態になっていて、みんなで記念写真タイムです。滝のお姉さんプラリネさんとツーショット。

元々この穴のところには倒木があって、それを避けてサワラが育ったということなんですね。こういうのは屋久島でたくさん見たなあ。

木々の中で一番素敵だなと思ったのが、こちら。クロベと呼ばれる針葉樹です。黒光りした樹皮が迫力ありました!

スタートから40分ほどで、一つ目の目的地、雌池に到着です。

毎年春から夏までは水がまったく無いそうで。夏以降、どこからともなく、湧いてくるんですって。不思議〜。

池自体も美しいですが、私が感動したのはこの季節ならではのカラマツの紅葉の雪化粧!

そうそう、この池にいるときに、空からパラパラ何か降ってくるので、「まさか雪…??」と驚いたら、違いました。

カラマツの落ち葉が、雪のように落ちてきているだけでした!それにしてもこうして見上げた空にカラマツがまた映えますよね。

雌池からいったん引き返して、いよいよ布引滝へ向かいます。滝自体は、入り口の出会い小屋からすごく近いんです。

途中、鉱山の跡地がありました。山腰さんがこの辺りは大正時代まで鉱山で栄えていたと教えてくれました。一時はこの山中の集落に3000人が住んでいたのだとか。思わぬところで遺構に出会えてちょっとワクワク…


さて、滝はもうすぐ!音が聞こえてきています!

ちらっ!

紅葉のフレームに白いフォルムが!

テンション爆上げ!!! 急いで滝に近づきます。

こちらが布引滝です!勢い余って近づきすぎて滝が上から下まで全部が入りきらなかった!笑

湧水がそのまま滝として落ちる潜流瀑タイプの滝です。

わたしは滝の中でもこの潜流瀑タイプが大好きなんですけど、これまで見た潜流瀑の中でもかなり迫力があって格好よかった。落差は25mってことなんですけど、幅があるからか、もっと大きく見えます。

まずは思い思いに、それぞれの滝時間を過ごします。滝好きメンバーだけで来たかった理由は、この滝時間の確保というところがありまして。通常ツアーだとどうしても滝前での時間が足りないんです。

わたしはというと、撮影というよりは、この一つ一つの流れを追いかけることに夢中でした。流れそれぞれが独自のリズムを奏でていて、それが一つの風景として調和して成り立っている。それがあらためて奇跡のように感じられるのです。

動画はこちら。

普段はあまりやらないんですけど、スローシャッターでも撮影してみました。

「布引」という名前には、こちらの方がしっくりくるかもしれない。幾筋もの白い糸が織り成している、繊細な感じが表現できますよね。

プラリネさんとツーショット☆二人とも至福の表情ですねぇ。

ずっと曇っていたけれど、だんだんお日様が出てきました。滝は逆光になるけど、今度は青空に紅葉が映えて目を奪われました。

風に葉っぱが揺れると、キラキラキラキラって反射して光るんですよ。写真では表現できないけど、本当に綺麗で…泣きそうでした。

実はここは、布引滝の他にも滝があるんです。

まず、布引滝向かって左側にはまた滝が落ちていまして、こちらが桜根滝。

落差は10mほどですが、水量がしっかりあるので、布引滝の繊細な表情と対照的になります。

そして、桜根滝の上流にあるのが、横手滝。15mほどの直瀑です。

滝の前には吊り橋がかかっていて、そこまで近寄ることができます。

ちょうど木漏れ日が差し込んで、とっても素敵な雰囲気に…

布引滝に人気を持っていかれてしまうかもしれませんが、こちらの横手滝もしっかりいい味出していますよ。

水しぶきがバシバシ飛んできて爽快ですし!

さあ、そろそろ帰りますよ〜 というところで、最後に今回のメンバーの集合写真を撮影してもらいました(イチカメさん撮影)。さすが、滝とわたしたちがバッチリ入ってる!

みなさま、ご一緒させていただきありがとうございました!

滝仲間たちとのツアーにしては今回はショートコースな感じでしたが、わたしにはちょうどよかったかも。今年は引きこもってとにかく体力が落ちてしまったので、徐々にリハビリをしているところです。

来年は、またいろんな滝ご一緒できるといいなあ!

五色ヶ原の森の他のコースも引き続きチャレンジしたいと思います!