久手御越滝・岐阜県【はじめての五色ヶ原の森ガイドツアー】

久手御越滝・岐阜県【はじめての五色ヶ原の森ガイドツアー】

こんにちは。なかなかこちらでの滝活動レポートが進まないでおります…!10月も終わってしまうのですが、夏に訪れた滝の続き、あとちょっと。

前回は乗鞍高原での滞在について書きました↓

滝ガールの新しい働き方?乗鞍高原で滝ワーケーションレポ

こちらの滞在の後、ちょうど乗鞍岳の反対側にある、岐阜県高山市丹生川町にある五色ケ原の森へ出かけました。ずっと気になっていたものの、なかなかタイミングが合わず…念願の初訪問です!

中部山岳国立公園の南端に位置し、乗鞍岳の岐阜県側山麓に広がっている溶岩台地にできた森です。

ここは自然保護の目的で、高山市の条例により認定ガイドさん同伴での入山が必須、一度に入れる人数も制限されています。これは2004年にスタートした当時では日本初の試みだったのだとか。この仕組み、わたしは大賛成で、その理由も含めて今回ご紹介したいと思います。

***

今回参加したのは久手御越滝(くてみこしたき)ツアー。

五色ヶ原の森には、カモシカコース、シラビソコース、ゴスワラコースとあって、その一部だけを巡るものもあります。久手御越滝コースはカモシカコース前半の最初の滝を見て帰ってくる往復3時間のミニコースです。自粛生活明けでまだまだ体が鈍っていたんで、まずは初心者向けからってことで!

この日のガイドはベテランの在間さんです!

実は、このあたり一帯は今年の7月初旬の豪雨で大きな被害を受け、その後はしばらくツアーも中止でした。わたしが参加した7月23日の久手御越滝コースが復帰第一弾のツアーだったそうです。ガイドさんたちがコースの復旧を一生懸命してくださったおかげ!本当にありがたいですね。

まだ梅雨明けしていないころだったので、この日も雨模様でしたが…

わたしとしては初の五色ヶ原の森ということでテンションが上がっております!


道は確かにまだ崩れたあとが生々しいところもありました。整備してくださってくださった方々に感謝ですね。

道中はガイドさんがたくさん植物のことを教えてくれました。

飛騨といえば…の、大きな葉っぱの朴の木がお出迎え。

ちょうど花が咲いてない季節なんで残念です…とおっしゃっていたのだけど、いえいえ!そんなことないですよ!うるうるイキイキ元気な森の植物たちとの対話はとっても気持ちよかった。なんともいい匂いがしました。

この季節の数少ないお花ちゃんは、彩りも地味でなんだかケナゲなんですよ。

こちらはノリウツギ。↓

モミジガサ。↓

アイゼンカツラの葉っぱ。ハート=愛。↓

森のまんなかでパワーを放ってた巨木はミズメっていうらしい。初めて教えてもらった!↓

樹齢350年くらい。別名、梓(あずさ)。松本に流れる梓川はこの木からきっと名前がきているんでしょうね。「ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)」ともいうらしいです。なんだかすごい名前をつけられていますが、それは匂いから由来しているようで。樹皮を傷つけると、シップの香りがするんです…って、こういういろんなお話もガイドさんから教えてもらうのが、楽しいです。

こちらは「五色ヶ原のマンモス」と呼ばれている倒木跡。サワラの木です。

乗鞍岳の噴火溶岩の大地だということがわかるのが、この辺りの地形。

ゴロンゴロンの岩があちこちに。コースの名前にもなっている「ゴスワラ」というのは土地の言葉で、ゴロゴロの大地、ということのようです。苔がまたいい味を出しています。

出発から1時間とちょっと。滝がちらっと見えてきて…!

気持ちがはやります!

さあ、こちらが、久手御越滝でっす!

どーん!!

落差58m、幅10m!久手御越滝の勇姿!

長い梅雨のおかげで、かなり水量が多いタイミングだったようです。それまで見ていた他の写真より迫力ある気がしました!水しぶきがめっちゃ飛んでくるんで、カメラを出すだけで大変なんですけどね。

惚れ惚れ…。満面の笑みで、丸顔がさらに丸く写っております!

びしょ濡れ…笑

動画はこちら!

名残惜しい感じでしたが、今回の滝ツアーはここで折り返し!

長引いた自粛生活で体力が想像以上に落ちていたため、この日はツアーのメンバーにも遅れを取り気味だった気がします。でも、自然の息吹を感じるにはちょうどいい、リハビリコースでした。雨にも濡れたけど、自分の細胞もウルウルしていくような感じでしたよ!

***

さて、冒頭にも書いたのですが、あらためて「滝とガイド」のことを考えた日でもありました。

安全面という意味でもガイドさんがいることって大事だと思うし、何より滝という魅力的な観光資源を、自然環境保護と両立させながら、訪れた人にとって意味のある深い体験にするには、やはり専門の語り部の役割ってとても重要!というのがわたしの考えです(きちんとそれなりの有料で)。

自然を守ることと、地域の魅力を多くの人と共有して経済も回すこと。それは決して相反することではないし、やり方次第だと思うんです。現に、わたしはガイドさんからたくさんのお話を聞いて、土地の文化を知って、この森に一日だけで愛着を持つことができています。

9月にはクラウドファンディング(今年の豪雨被害復興のため)も行われていました(すでに終了)。

この森をどんな人が守っているか、ストーリーが書かれています。ご興味ある方は見てみてくださいね。

https://camp-fire.jp/projects/view/309706

日本の他のエリアでも参考になる事例と思います。

ついこの間、秋の五色ヶ原にも行ってきましたので、それはまた追ってアップしますね。青々とした樹冠も素敵でしたが、もちろん紅葉も最高でした。