9月も後半となってしまいましたが、夏の滝レポートは、まだまだあるんです!
友人たちと大人数で出かけた山形の旅に続きまして…
七ツ滝・山形県【鶴岡の百選滝!沢登りで幻の滝つぼへ】
十二滝・山形県【飽海三名瀑の一つ!庄内の滝鑑賞ツアー】
鶴岡駅から電車で「特急いなほ」に乗って、新潟方面へ。
夕暮れの日本海を横目に…!目的地は、新潟県の北の県境にある村上。鶴岡から約1時間です。山形旅のメンバーから、うち女子3人が滝ガールの旅におつきあいくださいました。
お目当ての滝は翌日に出かけるので、この日は村上で宿泊しました。今回の旅のメンバーは4人とも初めての村上とだったんですが、土地を理解するには、まずは食が大事!ということで、夕食は村上のおいしいものをしっかりいただきました。
村上市と言えば鮭!そして村上牛!なんですが、ここは欲張って両方いただきたい。駅からも近くて評判が高そうな、レストラン悠流里(ゆるり)さんをセレクトしました。
定番の塩引き鮭に…。
はらこ飯。
村上牛のたたき。
村上牛コロッケ。
そして…やはり地酒です! 宮尾酒造さんの「〆張鶴(しめはりつる)」の生酒をいただきました!クー!
写真に撮影していないものもたくさんあるんですけどね!(笑)そもそもお通しの鮭とばで永遠に呑めそうでした。おいしいものをいただきながら、お店の人に地元情報もいろいろと伺いまして、しかもみなさん優しくて、急速に村上という街が身近になっていきます。わたしたち4人、「おいしい!しあわせ!いい街!」を連呼してました。
…そんなわけでいつものように前段の食いしん坊トークで長くなりましたが、その村上にあるというお目当ての滝は、こちらでした。
●鈴ヶ滝・すずがたき●
新潟県村上市高根。山形県との県境付近、三面川の支流、高根川上流の鈴谷本流にかかる滝。落差55m、幅10m。付近に落差38mの小滝もある。日本の滝百選。駐車スペースから15分位で展望スペースに到着。
来訪日:2019/7/22
日本の滝百選に選ばれている滝なので、やっぱり押さえておきたいところでした。素敵な滝だとは聞いていたのですが、行こうと思ったら工事で通行止めだったりして、これまでタイミングが合わなかったんです。
駐車場から徒歩15分とあったので普段アウトドアに慣れていない友人たちでも問題ないだろう、と一緒に行くことにしたわけですが…
実は、痛恨の道間違い!
こちらの写真(↑)通行止とある林道をぐんぐん進んでしまいました。それがすでに間違いなんです。
でも、なぜかわたし、全然気づかなくて…!そのままずんずん進んでしまいました。
のんきに、「ああ、ホコラがあるねぇ」とか言って。
「立派な滝が見えるね!無名滝かな?」(これは本当は鈴ヶ滝の横からの眺め。当然立派でしょうよ)とか言って…。
猿の群れにも出会ってはしゃいだりしてました。
15分くらい歩いて、おや、おかしいな…と思ったのが、このトンネル。
トンネルを抜けながら、もしやこれは、遊歩道ではなく、林道なのでは…?そもそも最初に間違えていたのでは…。なんで気づかなかったのか自分でも不思議ですが、ようやくここをすぎたあたりで引き返しました。無駄に往復1時間近く、歩かせてしまいました。みんな、本当にゴメンよ!
駐車場まで戻ってくると…ガーン!やっぱりあった。
下りの遊歩道がちゃんとありましたよ!
遊歩道から下るとすぐに、滝が見えてきました…!ほっ。
これが小滝ですね!
小滝も十分、立派な滝なんです!落差38mとのこと。
すぐ先には、案内板がありました。
見上げると、大きなブナの木が。
天然林の遊歩道はとても気持ちいいです!
すぐに吊り橋が見えてきました!
こちらの吊り橋は、1人ずつ渡ります。
橋を渡った後、この階段を登っていきますと…
さあ、いよいよ見えてきました!!(って、そもそも道を間違えなかったら、すぐなんですけどね!)
きゃー!格好いい!!!さすがの百選滝です!
ここから滝つぼの方まで降りれましたので…GO!
水しぶきバシバシ飛んできます!水量もけっこうあった日じゃないですかねぇ。
2筋の流れが元気よく飛んでくるんですが、岩盤に沿って滑るように落ちてくる流れがあって、迫力もありながら、繊細さもある…という、そういうのはわたしが大好物なわけで!いい!!
嬉しそうなわたし☆
ようやく出会えた、鈴ヶ滝!感動もひとしおでした。
最初に違う道を行ってしまいましたが、遠くからも見られてよかったかもなあ、と。というのは、遠望の方が、鈴の音のような、シャラシャラシャラという音にも聞こえてたんですよね。その昔、源義経公が奥州に向かう際に、駒を止めて鑑賞したと伝えられていますが、もしかすると義経が眺めたのも遠望だったのかな?と思ったり…。
思いがけず長いハイキングになっちゃったけど、付き合ってくれたお友達、ありがとう!
* * *
おまけ。
村上では、ゲストハウスに宿泊していました。
村上は初めての場所だったので少しでも地元の方からお話が聞けたらいいなぁ、と思って調べていたところ、『よはくや』さんを見つけました。ウェブサイトでも伝わる雰囲気のよさ。よはく、って言葉がわたしも好きだし。
で、実際行ってみたら、オーナーであるのりちゃんがとっても素敵な方で!元料亭だったという建物ですが、彼女のさりげないセンスで洗練かつ落ち着く空間につくりあげられていました。ただおしゃれというよりも、一本芯が通ってるかんじなので安心感がありました。
滝ガールの旅が面白いのは、滝を目指して旅をすることによって、新しい街、文化と思いがけず出会えることなんです。滝がなかったらわたしは村上にはなかなか訪れなかっただろうと思いますし、一緒に行った友人たちも「滝ガールについてこなかったら、縁がなかった!」と話していました。滝がつないでくれたおかげで、村上の文化を堪能できたというわけです。
今回の村上はかなり短い滞在だったのですが、お世話になりました!のりちゃんと町歩きがしたい、ということで再訪する理由ができました!
また行きまーす!ありがとうございました!