和歌山県古座川町、古座川源流域の滝めぐり。
植魚の滝に続きまして…
植魚の滝・和歌山県【神秘の空間!古座川源流の秘境滝へ】
ハリオの滝に向かいます! 同じ川に合流しますが、植魚の滝とは別の支流になるんですね。分岐地点まで戻りますよ。
●ハリオの滝・はりおのたき●
和歌山県東牟婁郡古座川町松根。大塔山登山道の途中に落ちる。落差24m。何度か渡渉があるので、沢靴か長靴で。登山道入り口から徒歩40分ほど。途中で植魚の滝に向かう分岐がある。
来訪日:2018/3/18
植魚の滝から戻る途中、こんなプチ渓流滝も見られました。名もない滝。
ハリオの滝はこの沢を渡ったところに見えています!
こちらです!
植魚の滝の迫力、神秘性とはまた違う感じなのですが、この滝はこの滝で、すごく見どころが多くて。鑑賞する芸術作品としては素晴らしい。かなり楽しめました。
まず、水が流れる様子が趣がありますよねぇ。水量は少なめなんですが、凹凸のある岩盤を伝い落ちる様子が何とも優しげで。岩の苔もいい感じ。しっとりとした風情は女性的です。
なのですが、滝の左側の岩は険しさが特徴。こちらは男性的なイメージがあるので、流れのしっとりさと合わさると、全体的に中性的な滝の印象になるのかなあ、なんて思います。
そして、滝の右側の岩は…なぜか赤い!
この赤は、こちらは鉄分ではなくて藻の一種。綺麗な水でしか生育しないというベニマダラだそうです。源流域だからこそ、の色なんですね。
赤い岩の方は、しとしと、滲み出てくる流れがありました。そのおかげで藻が生育できるんですね。
そして何といってもこの滝つぼですよ! 透明度が高くて、でもかなり深そう。エメラルドの宝石のように輝いています。波紋がゆっくりと近づいて来る様子をひたすら眺めているだけで、リラクゼーション効果抜群です。はぁぁ、幸せ。
さて、この滝つぼの前で、ひと休み。滝音と鳥たちのさえずりをBGMにした、滝つぼカフェですよ。佐竹さんがあったかいコーヒーとお菓子を用意してくださいました! ありがとうございます〜!
植魚の滝の方が神秘的で別世界感がありましたが、こうしてのんびり休憩するのはハリオの滝のほうが良さそうです。
ここでしばし、「虹待ち」タイム。角度的にはお日様が出てくれば、虹が出るはずなんだよなぁ…☆
と…
おっ!
来ましたー! ありがとう、お日様!
黒い岩、赤い岩、緑の滝つぼ… そこに7色の虹がかかって、ますますカラフルに彩られました☆
虹タイムは儚かったけど、ひとときでも見られたので、大満足です!
嬉しそうなわたし。
ここは近くにヤブツバキが咲いていて、ちょうどお花は終わりかけで、いくつもお花が落ちていたのですが…
帰り際、そのうち一つを拾って…ちょっとした演出を☆
緑の滝つぼに、このツバキのピンクも似合いますよね!
ここから帰るのが本当に名残惜しかった… なんども振り返りながら、後にしました。(ちなみに「ハリオ」の名前の由来が結局わからなかったんですよね。誰か知ってたら教えてほしい…)
それにしても、植魚の滝とハリオの滝、同じ川に注ぐとは思えないほどタイプが異なる二つの滝でした。いずれも他にない個性があるし、清流の恵みを感じられるし。古座川の奥地、なかなか頻繁に訪れられる場所じゃないけれど、きっとこの体験がまた恋しくなるので、そのうち再訪すると思います。
古座川はちゃんと訪れたのが今回が初めてだったので、古座川の滝、他にもいろいろ行きましたよ。続きます!
これまでの熊野の滝めぐり 2018春
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植魚の滝・和歌山県【神秘の空間!古座川源流の秘境滝へ】
「ハリオ」をググっていたら、以下の記事がありました。関連するのかどうかはわかりませんが…???
https://www.select-japan.com/japan/HARIO-V60-Drip-Kettle-Buono.html#i-12
耐熱食器メーカーのハリオ株式会社の「社名の由来」にある「玻璃王」の「玻璃」のイメージが滝の
印象に合っているのかなあ…と思いましたが。
おお、ありがとうございます!あのメーカーのハリオは玻璃王から来ているんですね!もしかしたら玻璃=ガラス説はありかもしれませんね。ガラス玉のような輝きでした☆