もうね、どんどん春めいてきてますけども!
ちょっと待ってー。冬の感動、まだ書き切れてない! 

1ヶ月経ってしまったけれど、遅ればせながらアップします。

乗鞍、平湯と氷瀑をめぐりましたが…
善五郎の滝・長野県【圧巻の氷瀑とアイスクライマー】
平湯大滝・岐阜県【ブルーアイスに彩られた氷瀑百選滝】

目的地はここでした!

飛騨小坂です!

昨年も出かけてきた飛騨小坂の氷瀑ツアー(昨年の記事はこちら)。今年は小坂の氷瀑の中でも最大規模の氷柱群に出会えるという倉ヶ谷コースを申し込んでいたのです。

今年は寒波が来ていたため、氷瀑はとにかくどこも「できがいい」と滝仲間たちから聞いてました。なので、小坂もずっと楽しみにしてたんですよー!

メンバーは、前日からご一緒していた小坂の滝マスター(小坂の滝めぐりコースを全踏破している)のプラリネさんと、えぬさんというマスターズコンビ、と、あと8人。それにガイドさんは4人体制です。けっこう大所帯でした☆

ガイドさんの車に分乗して、スタート地点までGO!

わたしたちはコメノさんのクルマだったので、ひたすらコメノさんの「虫」トーク。セッケイカワゲラの話とか…笑

出発地点に到着しまして。

ここでスノーシューを装着します。

いよいよスタートです。

林道のカーブミラーで集合写真なんかも☆

道のり自体はそんなにハードではないかんじ。小坂のガイドさんたちが安全かつ楽なルートを研究してくださっているのですって。ありがたい。前の人のトレースもあるし、前日にいい感じに雪が降ってくれていたこともあって、るんるんと進みます。

こんな感じで、最初は曇ってたんですよ。

でもね…
だんだん晴れてきたー!!

滝への愛が青空を呼んできてくれたのでしょうか…! 嬉しくて思わず二人して空を撮影する滝ガールズ。

プラリネさんもテンションアップ!!

早く滝に会いたくて…
サクサクサクサク、歩いていきます。だんだん、沢が近づいてくる。

すると、あるところから…ガイドのクマさんから「なるべく下を見ながら歩いてくださいね、前を見ないように…」との指示。

なるほど、目的地が近いってことですねー!

ドキドキしながら登りの道を越えていくと…

あーっ!!

白い世界に浮かび上がってくるアイスブルーの造形!

到着です!!!

写真でなかなかスケールが伝わらないのがもどかしいのだけれど、想像を超えていました! ぎゃー、とか、わー、とか… いろいろ声を上げたと思います。写真を見返しててもこの時の高揚感が蘇ってくるんです。

大迫力の氷のオブジェ。というか、もはや建築物のスケールですよこれは。全体で氷の宮殿ですね。滴り落ちる水がここまでになるっていうのが本当に驚きです。

ここ数年でも最高の結氷具合ということでした。しかも青空とセットというわけですから、なんてラッキーなんでしょう、嬉しすぎる! 

すぐにガイドさん二人が氷瀑に近づいて、状況を確認してくれました。

そしたら、「よし、大丈夫、はい、急いで来てくださーい!」って。なるほど、滝の裏側に入っても大丈夫かどうかを見てきてくれたんですね。前日が気温がけっこう高かったので、溶けて崩れる危険性もあったのだとか。この日は晴れたけどまだ温度は低かったから、ギリギリ大丈夫でよかった…!

二人ずつでどうぞ、ってことなので、ドキドキしながら、プラリネさんと一緒に滝の裏側へ…

そしたら、これですよ!

泣ける…泣ける!!

この青ーーー!!

写真にフィルターかけてるわけじゃないですよ。

庇状になった岩盤と、氷の滝との間に閉じ込められた、不思議な空間。氷の中を滝として流れている部分もあるから、控えめな流音も聞こえるんです。でもなんというか、「静か」なんですよね…。神聖な空気が漂っていて、ここが宮殿だとしたらまるでその中の祈りの間、「氷の祠」という風情です。

足元には崩れた氷柱も転がっていました。

これが落ちてきたらと思うと怖い。常に頭上注意、っていう状況だったので時間としては短かったけど…自然のつくりだした輝きをしっかりと目に焼き付けました。

祠から出てくると、何かが清められたような、そんな気分でした…☆

ここからは、思い思いに、氷瀑と向き合います。

途中、お昼ってことで一応パンとスープをモグモグしましたが、すぐに滝の前に戻りました。できる限り、この氷の芸術を堪能したい、という感じで。

ガイドのコメノさんと!

プラリネさんと!

興奮気味の滝ガールズ! 右は小坂に移住してインバウンド向けの企画を始めていらっしゃるというガイドの佐々木さんです。

ここでコメノさんが、氷瀑を文字通り「味わおう」!ということで…

拾って来た氷瀑のカケラをガンガン砕いて…

かじります! 笑

わたしもいただきまーす。

なんか…美味しい気がする!ような? そもそも氷瀑が青く光るのは、不純物の入っていないきめ細やかな氷だから、ということもありますしね。

沢を渡って、滝の右側にも行ってみたいなあ…と思っていたら、ガイドのクマさん、もう行ってた!

わたしたちも、もちろん追いかけます☆ 滝はいろんなアングルで見なくちゃね。沢を安全に渡れる箇所を教えてもらえました。

で、右側から見ると、こんな感じ!

わあ…日差しの感じがまたね、神々しいんです。

そして、わたしたち、嬉しそうすぎる。笑

たっぷり1時間以上の滞在でした。寒さも忘れて、あっという間な感じだったけど…!

最後は全員集合で!

自然のパワーを受け取って、みんなキラキラしてますよねぇ。夏の小坂ツアーの時も思ったことだけど、集合写真にはそれがよく表れる。冬も滝パワーは健在ってことですね!

帰り道も、わたしのはしゃいだ心はおさまることなく。

大の字にダイブしたり。

岩に自然と積もった、まあるい雪の塊に、ちょっとした細工をしてみたりして。

可愛い…☆

こんな感じで、雪と戯れながら帰りましたよ! 

小坂な冬の滝めぐりツアー、大大大、満足! でした。

 

このコースは本当、スペシャルだと思います。氷瀑のスケールもすごいけど、ガイドさんたちがしっかり案内してくれるという意味でも、そしてみんなで感動を味わえるという意味でも、小坂でしか体験できないものですよね。

ガイドしてくださったみなさん、ご一緒くださったみなさん、ありがとうございました!
来年以降もきっとまた行くだろうな☆