前回でご紹介した観音の滝に続きまして…
唐津のもうひとつの滝!
相知町の国道から少し山を上ったところ。町のこんな近くに…!という迫力の滝でした。
こちらです!
●見帰りの滝・みかえりのたき●
佐賀県唐津市相知町伊岐佐。落差100mは九州一を誇る。滝とその下流沿いには町内の人によって50種約4万株もの紫陽花が植えられていて、6月の1カ月間は「あじさいまつり」が開催されて賑わう。駐車場からすぐ。日本の滝百選。
来訪日:2015/11/20
ここはなんといっても、「アジサイの滝」として、すごく有名。
あじさいまつりの開催期間中はシャトルバスも出たりして、町をあげての一大観光スポット!だそうなのですが、いまはオフシーズン。そんなわけでそこまで過大な期待もしていなかったのですが…
実際きてみると、いい感じに裏切られましたよ〜!
じゃーん!
さすがのスケール!
落差100m!っていうのはダテじゃないですね。
まずは遠望でしたが、ここから滝壺に近づいていくと、よりその迫力を肌で感じることができます。
豪快〜!!!
ゴツゴツとした岩盤の割れ目に沿うかたちで、水が流れ落ちてきます。流れはおおきく二つに分かれていて、向かって右側が男滝、水量の少ない左側を女滝と呼ぶとのこと。いわゆる夫婦滝ですね!
こちらが男滝。ぶつかりながら落ちてくる!激しい!
そしてこちらが女滝。繊細〜☆
岩盤はどちらもおなじくゴツゴツしているのに、その割れ目の入りかたでこんなにも滝が異なる表情をみせてくれるわけで。面白いですよね。
滝壺に最も近い橋の上。ここだと水しぶきがずっと飛んできます!気持ちいい!
アジサイなし、いわゆるオフシーズンだったわけですが、全然アリ!なのでした。もともとのポテンシャルが十二分にある滝です!
とはいえ、アジサイの株は、もうそこらじゅうにあるので…
これらが一斉に咲き乱れるんだ!と考えると、ワクワクしてしまいますよね☆
このアジサイは、実はすべて植栽されたものです。滝近くの清流荘さんのおばあちゃんが数株植えたものから始まって、アジサイと滝を組み合わせて観光を呼びかけよう!ということで、1986年にはじまった地域おこし運動。そこから全町民による「あじさい1株運動」が展開されて、実行委員会を組織してあじさいまつりを開くまでになった、と。
アジサイって植えて終わりじゃなくて、剪定も必要でけっこう管理が大変らしいんですよね。なので、町の人がボランティアでしっかりお手入れしてくださっているそうです。町をあげて、大切に守られている観光資源なんですね。
この滝自体が素晴らしい滝だということは間違いありません。でもたくさんの人にアピールするにはそれだけじゃ足りないのかもしれませんね。滝 × ◯◯ で滝の価値はぐぐーんと上がる!ということを教えてくれる好例なのでした。ザ・滝マーケティング!
一応、こちらがアジサイ時期の写真…(wikipediaより)
わたしもアジサイの時期にもう一度来ることを決めました〜!
“Saga Karatsu-Ouchi Mikaerinotaki fall and hydrangea 2010” by gtknj – Flickr image “IMG_5413-5D2” for original size. Licensed under CC 表示 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.
そんなわけでステキな滝を2つも見せてくれた唐津。唐津グルメも堪能しましたよ。
唐津の観光スポットといえば、虹の松原ですが…
ここの駐車場にご当地ハンバーガーの移動販売車がとまっていると聞いて!
やってきました。平日だけど賑わってる!
からつバーガー!
わたしはスペシャルバーガーを頼みました☆ ハンバーグパテ、ベーコン、卵、レタス、チーズ。具にご当地感があるというわけではないのですが、その美味しさに熱烈な支持が集まって、地域を代表する味になった、ということのようです。
ぺろりといただいてしまいました!
ちなみにデザートは大好物のソフトクリーム。唐津茶ソフトです! 唐津うまかもん市場にて。
と、この調子で食べ続ける旅となってしまいました。
滝めぐりでいつもよりは動いているとはいえ… とはいえ…
つづきます!