先月、滝めぐりでは初めてとなる佐賀県に行ってきました!

やってきたのは唐津市。唐津くんちや、唐津焼で知られていますね。
ここには二つ、大きな滝があるんですよ。どちらも日本の滝百選に選ばれているとのことで期待大☆ まずはこちらから。

●観音の滝・かんのんのたき●
佐賀県唐津市七山滝川。玉島川の支流、滝川の中流に落ちる。落差45mの観音の滝以外にも、渓谷にはいくつかの滝と渕が連続している。滝の横には「生目観音」があり、この淵の水で目を洗うと眼病が治ると伝えられている。日本の滝百選。
来訪日:2015/11/20

七つの山に周囲を囲まれている地域、七山。その名の通り山に抱かれているような気持ちのいい場所!

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観音の滝は駐車場からすぐ、です!

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こちら!

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遠目からでも豪快なようすが伝わりますね。

滝の脇まで行けますよ!

どどどどどど…!

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かなり豪快な滝です!
その勢いある様子から、「男滝」とも呼ばれているのだとか。

さて、この滝、実は「目」とつながりの深い滝なんです。
滝の脇に祀られている、「生目(いきめ)観音」。

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ここの淵の水で目を洗うと眼病が治るという言い伝えがあるのだそうです。渕の形が人間の目の様にくぼんでいる、とのこと。滝の名前もここからきているんですね。

案内板によると、この「眼病治癒」の伝説については、実はいくつかあるそうで、一番有名なのは桃山時代の「広沢局(ひろさわのつぼね)」のお話。

像にもなっていました!なかなかの美人さんです!

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美人さん、それもそのはず。朝鮮出兵のために肥前名護屋城に赴いた豊臣秀吉が、当時松浦一の美女と言われていた女性を側室にしたのですが、その女性こそが広沢局なのでした。しかし彼女はすぐに眼病を煩ってしまいます。それで生目観音を訪れて、21日間の祈祷を行い滝の水で目を洗ったところ、見事に眼病が治ったそうな!

それにしても秀吉…こんなところにも側室がいたなんて。知らなかったー!

そんなわけで、いまでも眼病治癒をお祈りされる方がたくさんいらっしゃっているようす。「目」という文字を年齢の数だけ書いて、お願いごとを書いてかける、という珍しい祈願札もありました。

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目目目目目…。見ているとゲシュタルト崩壊してきます…!

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わたし、目に関してはめっちゃ健康なんですが、目がいいとおそらく老眼が早そうなので、一応予防的に「老眼を遅らせてください」とお願いしておきました。お願いします!

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ちなみにこの渓谷には他にも滝がありました!

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白竜の滝!

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狭霧の滝!

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白絹の滝!

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間にはいくつかの渕があって、さまざま表情をみせてくれるリズミカルな渓谷。このコース、手頃なプチハイキングといったかんじでとても気持ちいいですよ〜 観音さまへのお参りの際には、こちらまで足を延ばすのがお薦めです!

次は唐津の滝、もうひとつの滝に向かいます!

つづきます。