木曽の田立の滝を訪れたあと、翌日も引き続き滝めぐりに出かけましたよ。
前回の記事はこちら
田立の滝・長野県【紅葉ハイキングを満喫!絶壁の天河滝へ】
長野県、松本や軽井沢はこれまでもよく訪れていましたが、あらためて地図を見てみると南のほうには見慣れない地名がわんさか! しかも「村」が多い。
実は、長野県は村の数が全国一多い県なんだそうです。平成の大合併の時も村として存続したところが多いということでしょうか。
以前、仕事で「日本の村特集」というのを企画したことがあるんですが、そのときから私のなかで「村」がアツい!
(今年は日本一大きな村、奈良県十津川村を訪ねてます☆
https://takigirl.net/archives/3614)
特に長野県下伊那郡は3町10村で構成される村密集地帯!
今回、滝という切り口で巡ってみました。
峠から峠へ。こーんな絶景を横目に、快適ドライブです。
いくつか村の滝を訪ねてみましたが、なかでも一番気に入った滝が、平谷村の滝でした!
穴場ですよ〜!
●平谷の大滝・ひらやのおおたき●
長野県下伊那郡平谷村うつぼ。柳川支流のフロヤ沢にかかる、渓流瀑に近いスタイルで、落差41m。駐車場から遊歩道を徒歩5分ほど。
来訪日:2015/11/5
アクセスがちょっと分かりにくいかもしれません。こちらのサイトが参考になります。
http://www.ii-s.org/v3tokusyu/1106taki02.html
少し不安になりながらも、近くなったらちゃんと案内があって、駐車場にたどり着きました。
ウッドチップが敷かれた心地よい遊歩道が続いています!
わたし、穴場の滝が好きだけど、荒れた滝は苦手でして…(怖いから)。
ここはきちんと整備されていることがわかって安心!
すぐに滝が見えてきました!
わあ〜☆
案内板にあった落差41mというのは、この下流まで含めて、ということなんでしょうね。ダイナミックな風景です。
できる限り近づいてみます!
紅葉は終盤というかんじでしたが、滝の周囲ではそれぞれの植物が秋の表情を見せてくれています。
滝からの風に揺れるススキは綺麗だったな〜^^
この滝、特別な色気や神妙さなどはありません。
ひとことでいうと、素朴な滝。
でも、居心地がいい〜!
こういう滝が村で大切にされているということが、滝好きとしては嬉しくなります。村人たちの自然との向き合い方が、そのままこの雰囲気に表れているのかもしれません。
ほっこり。
そのほっこりムードのまま、お隣の村、阿智村(あちむら)へ向かいました。
阿智村の浪合地区は、日本一キレイな星空が見えるということで有名だそうですが、今回はここでランチタイム。トンキラ農園を訪れましたよ。
トンキラ農園
http://starandsnow.com/shop/tonkira-farm/
丘の上の農園。気持ちのいい畑に迎えられます。農業体験宿兼レストランということです。
囲炉裏を囲むお座敷で。
掲げられた標語。「百姓と農地は永久の力」。いいですね〜!
障子の外にカラフルに色づく紅葉を眺めながら……☆
いただいたのは、トンキラ農園定食です!
ヤマメと五平餅を囲炉裏の炭火でじっくりと焼いて提供していただきます。
五平餅は2つのお味。ネギ味噌と、えごまです。
農園のお野菜をつかった、小鉢いろいろ。
イチオシのコーンスープは驚きの甘さ!
きびご飯も、モチモチで美味しかった〜!
大満足!
流れる時間がゆっくりで、すっかり気に入ってしまいました。
ランチタイムの短い滞在であっても、凝縮したひと時。「農業って大切だな」と、誰でも身近に感じられてくるはずです。
この日は平日だったので大丈夫でしたが、お休みの日には大賑わい!だそうですよ。オーナーの方に「東京から来ました」と伝えたら「なんでまた!」と驚いていらっしゃいましたが、愛知や静岡からはよくお客様がいらっしゃるそうです。
また違う季節でも来てみたいし、宿泊もしてみたい! 農業体験もしたい!
ごちそうさまでした☆
ちなみに、阿智村の滝では、暮白の滝(くれじろのたき)に行きましたよ。
展望台から滝はけっこう遠いです。
ここは、白い小皿に願い事を書いた後、滝をめがけて投げる「皿投げ祈願」で知られています。わたしは今回はやっていないのですが、またいつか壮大な願い事を携えて訪れたいと思います!
伊那の滝めぐり、まだ続きます〜!