シルバーウィークの滝めぐり、第3章!
四国にいってました〜!
(ちなみに第1章は岩手、第2章は飛騨小坂です)
四国の滝というと、わたしは徳島以外の3県についてがまったく手つかずで。
今回は少し駆け足になりましたが、いくつか素敵な滝を訪れることができたので、こちらでもレポートしたいと思います。
まずは愛媛県、新居浜市へやってきました!
愛媛は東予、中予、南予の3つのエリアに分かれていますが、新居浜は香川側の、東予になりますね。このあたりって工業地帯って印象もあるから、滝ってあんまりないのかな……、と市の観光案内を調べてみたところ、ちゃんと滝がありましたので、行ってみることに。
田園風景を眺めながらドライブ。ちょうど彼岸花が咲いてます。のんびり〜☆
●銚子の滝・ちょうしのたき●
愛媛県新居浜市大生院大野。黒森山に源を発する渦井渓谷に落ちる。落差30mの直瀑。駐車場から徒歩20分ほど。
来訪日:2015/9/22
滝への案内は、わりと控えめ。気付けばずいぶん細い林道を通ることになり……
あれ、「こっちであってるのかな?」と不安になりかけたとき、ちゃんと案内がありました!
看板は手作り感が満載!
分岐には、また手作り看板。観光地化はそんなにされていないかんじ。
進んでいったところにちゃんと駐車場がありました。
でも、やはり、どなたもいらしてないようです。
晴天の休日だけど、人気ないのかな、あんまり大した滝じゃないのかな…。ちょっと不安になるわたし。
ここから徒歩で少し山を登っていくのですが……
歩き始めてすぐ、予想を裏切ってきました!いい意味で!
この渓谷、すごいイイ〜!
まず、水がめっちゃ綺麗です!
飛び込みたい!
で、スケールが大きい!!
歩いていたら、いきなり景色が抜けてきたんです。
どどーん!
渓流の音がこだましてる!
滝の姿はまだ見えませんが、きっとあの渓谷の上部が滝になっているはず。期待感がどんどん高まってきます!
いきおい早足になって…
すぐ見えてきました!
ばーん!
素晴らしい!!
見事な直瀑です。滝壺の碧色が、いいですよ。日当たり、水量、申し分なし☆
確かに名前の通り、滝の形は「お銚子」に見えなくないですね〜
居心地、最高!
こんなところが貸切りだなんて。
しあわせ!
どこの観光地も大賑わいの大型連休。この絶景が独り占め。とびきり贅沢な滝時間を過ごせてしまいました。
ひとしきり寛いで、そろそろ帰ろうかな、という時に、ちょうど一組の家族連れが滝壺までいらっしゃいました。
なんとなく慣れた様子で地元の人っぽいかんじ。
連休のレジャーの行き先にココをセレクトするお父さん、ナイスです。
そして、帰りの遊歩道では、地元のおじさんともすれ違いました。カマを持って何か作業をしているようだったので見てみると、おじさんは遊歩道にかかってくるヤブを、歩きやすいように払ってくれていました。
ここでようやく気付きました。
この滝、ひっそりと目立たないように見えて、地元の方からすごく愛されているんだ!
ひとけのない滝って、ともすればワイルドすぎて怖かったり寂しかったりという印象を受けるところも少なくありません。でもこの滝はそんなことはなくて。安心してノビノビくつろぐことができたのは、こうしてちゃんと地元の人が日頃から大切に手入れをしてくれているからかもしれません。来る時には心もとないと感じたあの手作りの看板も、なんだか温かいものに思えてきます。
わたしもこんなところで子供時代が過ごせてたらなあ、うらやましいなあ……
なーんて思ってたら。
あとで新居浜出身の知り合いに「ここ!めっちゃ地元!子供の頃の遊び場!」とご報告いただきました。
この渓谷での冒険の記憶が原点となって、彼は今、東京の森をフィールドに自然の魅力を伝えるお仕事をしているそうです……
で、その彼、というのは、ことし一緒にイベントもご一緒した、檜原村のジンケンさんなのでした〜!
(檜原村のMTBツアーとか、檜原村の冬の滝めぐりイベントでご一緒しています☆)
うわあ、もう、すごく納得!です。
ジンケンさんのマウンテンバイクツアーに参加した時に味わったワクワク冒険気分って、まさにここが原点だったんですね。
ふるさとの自然って、本当に強いんだなあ。大人になってもしっかり心に焼き付けられてて、そしてそこで育まれた価値観は、ちゃんと受け継がれている。
だからこそ、こういう場所は、ずっと大切に守られていってほしいですね。
愛媛の滝めぐり、続きます!