山形滝旅の続き。ようやくアップ☆

これまでの滝
玉簾の滝・山形県【のどかな里を優しく見守る神様の滝】
白銀の滝・山形県【銀山温泉で滝見のお蕎麦&温泉】

尾花沢から、南へ!
次の滝は、米沢です〜

途中、こんなところにも立ち寄りました。

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峠駅。

最も勾配の急な鉄道、JR奥羽本線のほぼ最高地点で標高624mのところにある駅で、いわゆる「秘境駅」ってやつですね!

スイッチバックのための建物もあったりして。鉄子ではないけれど、ちょっとわくわく。

ここでは、峠の茶屋がありまして。

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停車中に売り子さんがホームで売ってくれる「峠の力餅」が有名です。

これからの滝に備えて、腹ごしらえ。

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お雑煮をいただきました☆ 

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ぷりっとした弾力のあるお餅が美味でしたよ。

さて、いよいよ。
お目当ての滝はこちら。日本の滝百選です〜!

●滑川大滝・なめがわおおたき●
山形県米沢市大沢滑川。落差約100m、幅約50m。山形・福島の県境に横たわる吾妻連峰が水源。滑川温泉の一軒宿、福島屋の前の吊り橋を渡り、登山道を20分ほど歩くと展望台に到着。沢に下りて渡渉を経て、さらに40分で滝前へ。日本の滝百選。
来訪日:2015/8/13

秘境駅のさらに奥、秘境温泉が佇んでいます。

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福島屋さんの裏手にあります吊り橋をわたって、スタートです!

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が…橋の前にはこんな張り紙が。

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ちょっとドキドキしながらも。無事渡れました。

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(しかし! 実はこの吊り橋、わたしが訪れた2週間後に、なんと通行止めになってしまいました。老朽化だそう…。復旧状況など詳しい内容のお問い合わせは米沢市役所観光課(0238‐22‐5111)にお問い合わせください)

こんな感じの登山道を登っていきます〜 

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ちょっと時間も遅かったせいか、他のお客さんはどなたもいらっしゃらないようす。

念のため、熊スズをりんりん鳴らしながら、森のなかを、20分ほど。
見晴らしのいいところに出ると…

おお!

見えました〜!

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想像以上の大きさです!
岩が赤いんですね〜!

イメージとしては日光の霧降の滝に近いかな。

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展望台には、看板があって。

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そうそう、この先の大滝沢を上流に遡っていくと、滝の下まで行けるんです。
まだ訪れていなかったのは、滝壺までの道のりに不安があったため… 渡渉もあるということで。

でも、今年のわたしはレベルアップしているんです!

なぜなら、この夏、マイ沢靴デビューしたから!(デビューの記事はこちら

ここにもしっかり沢靴を持ってきました!携帯の電波も入っているし、ひとりでもたぶん大丈夫!(ひとり滝のとき電波はかなり重要なのです!)

ということで。
山道をさらに先へ、下っていきます。GO、GO〜! 

10分ほどすると…沢の音が聞こえてきました。

わ!

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赤い!!!

赤っていうか、オレンジ色ですね。

温泉の成分なのかな〜
こういう色が唐突に現れるから、自然って面白いですよね。

沢に下りるところの岩はちょっと滑りやすくて。ロープがあるので慎重に…

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はやる気持ちをおさえつつ、沢靴装着です!

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ぜんぜん危なくなくて、まさに、ナメ滝パラダイス!です。
ちゃぷ、ちゃぷ! 一歩一歩、進むたびに大興奮。

沢靴買ってよかった〜☆

沢歩きデビューしたてのわたしにとっては、最適の場所です。

川底の岩は、それぞれ表情が面白いんですね。

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なんか…カニの甲羅のような…。カニ食べたくなる… かんじでした(笑)

こんなナメ滝天国を数分進んでいくと、岩の色がはっきり変わる場所があって。

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この先に!
いよいよ見えてきました!!!

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もう、この辺から駆け出しちゃいます。わ〜!

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展望台からの形も良かったけど、やっぱり滝下ですね!
格好よすぎます。上のほうはもやがかかって、なおさら、幻想的です。

滝ガール、大はしゃぎ!

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ちなみに一人なので、ぜんぶ、自撮り。
キョロキョロしたんですけど、どなたもいらっしゃらなかったものだから。

ひとしきりはしゃいだ後、しばらく滝の下で見上げながら佇んでいました。

なんだか、じんわり涙がこみ上げてきてしまいます。
写真じゃスケール感がなかなか伝わらないかもなのですが、「抱かれてる」感がすごくて。

圧倒的に、大きくて、厳しいんだけど、ちゃんと包んでくれる。

だから「先生」ってかんじです。

滝先生が、あまりに偉大なので、ちゃんと自分が小さい、ってことを感じられます。
日頃、まわりの人と自分を比べたりして、卑屈になったりもしますけど、そういうことって、ほんと的外れな落ち込みだなぁ、とか思えて。

自分と向き合う勇気みたいなものも、先生からもらった気がしました。

しんみり。

さて、帰ろう!と振り返ると。

ん??

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あれ!白いシャツの男性が帰っていく…!
今まで、どこにいらしたの!??

わたし、ひとりだけだと思って、かなり自由に過ごしてしまっていました。

ウキウキ自撮りしてるのとか、じんわり涙浮かべて滝に見入ちゃってるのとか……
ばっちり、後ろから見られてたのかな……(恥)

いつもの姿なので、しょうがないですけども(笑)

名残惜しい気持ちで何度も何度も振り返りながら、帰路につきました。

滑川温泉にもちゃっかり入って帰りましたよ☆

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渓流を眺めながらの露天風呂、最高!

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歴史ある秘湯を堪能しました☆

また絶対帰ってきますね!先生〜!
吊り橋、早く復旧しますように!