2024年、こちらでは初投稿になりました!

本年もどうぞよろしくお願いいたします☆

(2024元旦、恒例の滝初めの様子です@千ヶ滝)

久しぶりの近況報告ということで、北杜の冬景色をお届けしたいと思います。

冬景色とひとことで言っても、同じ滝も訪れるたびにいつも違う顔を見せてくれています。特に冬の滝はダイナミックな変化を味わえるのがいいんですよ。

***

雪の舞うレアなリトリート体験

まずは雪景色から。今年はかなり暖冬なので雪も降らないかもと思っていたら、ちゃんと降りました。

1回目は1月20日。前日が驚くほどのポカポカ陽気でこのまま春が来るのかと勘違いするほどだったんですが、この日は午後から雪予報でした。もともと午前中に吐竜の滝でのリトリートを1時間のスポットでご案内することになっていましたが、雪雲は予報よりもちょっと早くやってきたんです。

わあ…☆

こんな感じで雪の舞う吐竜の滝に来たの、わたしも初めてでした!

というのも、実は北杜は雪ってあんまり降らなくて(清里になると標高は高いですが湿気を含んだ空気は八ヶ岳がブロックしてくれるので大きく分ければ東京と同じ太平洋側気候です)、雪景色の滝ってどちらかというとレアなほうなんですよ。

そんなタイミングでお客さまをご案内することになろうとは!ある意味、もってる!

皆さん足元も寒かったかもしれませんけど、逆にこんな機会でもなかったら雪の降る滝に出会うこともなかったかと思うし、喜んでくださっていたようなのでよかった☆

わたしもきっとガイドの予定がなかったら、自主的には出かけずにおうちでぬくぬくしちゃっていたと思うので、幸運だったなあと思います。

雪の森には独特の静けさがあって、そこに響き渡る滝の音も、またいつもと違うのです。幻想的。

この情景に出会わせてくれた滝の神様に感謝したいと思います!

(このあと、すぐに雨となり溶けてしまいました。ああ、儚い!)

***

冬のプライベートリトリート

続きまして、1月26日は滝のリトリート、半日のプライベートガイドでした。

ご参加くださったMさんは金沢から。以前、登山ツアーでご一緒したご縁です!

前週の雪は全て溶けましたが、滝の周りに少し氷柱ができていました。氷のアートは訪れるたびに変化があって面白いんですよね。

プライベートガイドはその方に合わせたペース、楽しみ方にカスタマイズしてご案内しています。今回は滝鑑賞しながらの対話の時間を多めに!

この日は快晴で風もありませんでしたので、吐竜の滝でも岩に腰掛けてお茶をしながらゆったりと対話することができました。滝からどんな気づきがあったか、そのお話をお伺いするのが、わたしもいつも楽しいのです。Mさんはここ吐竜の滝を「オーケストラ」と表現されていました。全ての流れはそれぞれ独立していても、不思議と調和していて、全てが合わさって美しい音楽を奏でている… 本当におっしゃる通りだなと思います。

虹のかかる千ヶ滝にもご案内!

ここではオリジナルの滝の呼吸法を試してみたんですが…

自然と一体になった時の「言葉にできない感覚」をMさんとも共有できた感じがありました。そんな瞬間こそ、わたしの喜びでもあります。

滝のリトリート、サービスとして開始してから冬のプライベートガイドは初でした。

冬の滝というと一般的にはオフシーズンのイメージが強いですが、わたし個人的には滝のリトリートにオフシーズンはないと思っています。通行止めの滝があったり、場合によっては積雪や凍結でルートが限られたりという点はあるものの、冬なら冬の、滝の美しさ、癒し、楽しさがあります。そのことをお伝えできたらなあと思っていました。

今回はその願いが叶って、わたしもすごく嬉しかった!

Mさん、ありがとうございました☆

***

青空にも虹にも雪が映える

2月6日、北杜に2回目の雪が降りました。東京も大雪警報が出るほどでしたので、北杜でもそこそこしっかり積もりましたよ。我が家のある標高1000mの積雪は20cmくらいだったでしょうか。

翌2月7日は快晴!道路の安全も確認して、いそいそとソロ滝へ出かけてきました。まだ雪が残っている時の景色をどうしても見ておきたかったので…!

まずは吐竜の滝です。

遊歩道はこんな感じ。

踏み跡がけっこうついていたのでこれを辿れば大丈夫(ちなみに駐車場は除雪されていませんでしたが、その手前の道路は除雪されていました)。

吐竜の滝に向かう森はほぼ落葉樹なので冬はとても明るい森なのですが、積もった雪が光を浴びて一層キラキラしています…!

滝前にやってきました!

鮮やかな青空とのコントラストが美しすぎ!苔の緑色も印象的です。湧水の滝で水温が高いから滝の周辺の苔は冬でもイキイキしているんですよね。

平日だったこともあって、一人で滝空間を貸切でした!いつも思うけど本当に贅沢…。

雪だるまちゃんともツーショット撮りました!雪を見ると童心がむくむくと湧いてくるのはどうしてなのでしょうね。

しばし吐竜さんのもとで戯れたのち、千ヶ滝にも立ち寄りました。

こちらも駐車場からはどなたか先人がつくってくださったつぼ足の跡をたどっていきました。吐竜の滝よりは深いので少し疲れますが、凍ってはいませんでしたので、スノーブーツで大丈夫。

虹も出てくれていました!雪景色だと鮮やかな彩りがますます映えています。

1月の時の雪景色とはまた違って、晴れているからこそ青空や虹とのコラボに出会うことができました。

思い立ってちょっと様子を見に来られる距離だからこそ、こういう瞬間を逃さずにいられるわけで。移住してよかった…!(何度も言ってる)

***

というわけで、北杜の滝日記、冬バージョンでした。

今日なんかはかなりもうあったかくて、もう春がやってきそうな雰囲気。季節の終わりに差し掛かるといつも少し切なくなっちゃうのですよ…。

でも、こうして振り返ってみると、その時々でたくさんの感動をもらってきたことをあらためて感じられて嬉しくなりました。滝のリトリートではその感動を共有できたのもありがたかったです。冬ならではのリトリート、来年もどなたかとご一緒できたらいいなと思います。

北杜の滝日記、次回はどんな景色をお届けできるかな。わたし自身も楽しみにしています!