久しぶりのアップです。今年に入ってからもまた滝に行くことが難しくなっておりましたが、先日別の用事で北海道に出かけてくることがありまして!

その際に少し足を伸ばして、美瑛のこちらにも訪ねてまいりました。

雪の季節にどうしても行ってみたかったところです。

●白ひげの滝・しらひげのたき●
北海道上川郡美瑛町白金。美瑛川本流に数十条の細い糸を引いて落ちる、潜流瀑。落差20m、幅40m。白金温泉街からすぐ。
来訪日:2021/3/10

白ひげの滝は美瑛で一番有名な滝!わたしの大好きな「潜流瀑」(地層の間から地下水が湧き出している滝)というタイプの滝です。そしてこの滝のもう一つの大きな特徴が、滝が注いでいる川が「青い」ということ。これが本当に美しくて…「ブルーリバー」と呼ばれています(白金温泉地域の湧水と美瑛川の水が混ざるとコロイド粒子が発生して、光の透過具合で青く見える…のだそうです)。

こちらのブログでも過去に2度、アップしています。

2013年: 白ひげの滝・北海道【朝も夕も、ブルーリバーに夢中】

2019年: 白ひげの滝・北海道【リバーウォークで感動の大接近!】

特に2019年はリバーウォークツアーに参加して、橋の上からではなく、谷に降りて間近から滝を眺めるという貴重な体験をしておりました!

この時から、いつか真っ白な冬の季節に来てみたいなあ、と思っておりました。

そして、念願かなってやってきました!

2年前の夏はアジアからの観光客でいっぱいだったこのブルーリバー橋も、この日はわたしたちだけ。平日だし天気も雪でしたから、そもそも訪れる人がかなりの物好きかもしれませんが!

滝はこちらです!

ああー!綺麗すぎます!

想像していたよりも、ずっとずっと、青かったです。真っ白な世界に青がより一層輝いていました。

やっぱり雪には消音効果がありますから、とにかく静かなんですね。滝と川の流れる音だけが優しく響いていて、すごく神秘的な空間でした。

川だけの景色も、美しさの極み!

寒いなか、友人にも付き合ってもらいました。「寒いのにごめんね!」というと「絢子ちゃんとじゃなかったら絶対こられてないから嬉しいよ」と言ってくれました。確かにそれはそうかもしれない…笑! ありがたいですね。わたしは滝の前だといつまでも飽きずにいられてしまいます…

しばらく滝鑑賞していたら、だんだん雪が強くなってきました。

そしたら、こんどはブルーリバーを背景に雪が舞う様子がまたなんだか儚く、胸がキューン…として。写真にその気持ちを込めてみたのですが、伝わりますでしょうか…笑 

2019年に訪れた時には、本当にアジアからの観光客が多くなってきていて、かなり賑やかな場所のイメージだったんです。たくさんの人が橋の上で自撮り棒で撮影していました。

あの盛り上がりを知っていましたから、この静かに佇む白ひげの滝と出会ったら、少し不思議な感覚になって。

当たり前だけど、滝そのものは、何も変わっていない、ということなんですよね。

人が集まろうと、そうでなかろうと、どんな時も滝は24時間365日、同じように流れていて。ただそのことが、わたしには本当に心強く感じられました。

2021年のいま、この滝に会えてよかったと思います。