ちょうどひとつき前に出かけていた、鹿児島の滝旅。

前回はこちら↓

比志島の滝・鹿児島県【鹿児島市近郊で滝探し&絶品うなぎ】

鹿児島本土の南端、指宿まで足を伸ばしていきます!

途中、お手軽な滝に立ち寄ってきました。鹿児島市の平川町から南九州市の川辺峠をすぎた先にあるこちらの滝です。

●八瀬尾の滝・やせおのたき●
鹿児島県南九州市川辺町野崎。八瀬尾の「八」は、数が多いことを示しており、道路からは高さ約25mの第1と第2の滝が見える。
来訪日:2020/1/29

道路沿いから見えます!

「八」という数字がついていますが、8つあるというわけではなくて、この滝の上にいくつも滝があるということの意味だとか。道路からは、1段目と2段目が見えています。

すぐそばには神社。八瀬尾大権現と書いてあります。地域の方が滝を大事に守っていることが伝わってきました。滝が信仰の対象なのでしょうね。

さて、滝つぼにも降りてみると、こんなかんじ!

まず目につくのが、河原の石積みです。もう、そこかしこに!

石積みがあると、一気にスピリチュアルなムードが漂うものですよね。神社も綺麗にお掃除されていましたし、地元の方にとっては身近な祈りの場所なのだろうと思われます。

それにしても、「石積み」という行為って不思議ですよね。人間の原始的な宗教観につながっている感じがします。誰かが何かの思いを浄化するためにここに置いてきたのかな、などと想像していくと、滝よりもそちらが気になってきてしまったりもして…。

滝自体は凛として優美な印象です。末広がりに岩盤を伝って落ちてくるタイプ。

祈りを捧げる人々を優しく迎え入れるような、不思議な存在感のある滝です。細かい水しぶきも飛んできます。

滝つぼは浅くて、水しぶきの波紋が美しいです。

きゃっきゃとはしゃぐところではありませんけど、滝に見守られながら、わたしもお祈りしてきました。

こちらの滝は、江戸時代から「山中の瀑」と呼ばれて名勝として知られていたそうです。今は便利な場所から見られる滝なのですが、当然ながら、江戸時代は山の中でしょうからね。

ちなみに、この滝の横の神社から続く石段を進むと第3の滝があり、その先にさらに滝が続いているとのことなのですが、調べてみるとけっこう道のりがハードだということでしたので、今回はやめておきました。

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この日は、指宿で宿泊です!ご飯が美味しいとクチコミで評判の民宿「たかよし」さんへ。

噂通り、最高でした!

さつま揚げやら、漁師さんからとれたてのお刺身などなど。

そしてメイン、鹿児島きたなら、やっぱりこれ。黒豚しゃぶしゃぶです!

これが!衝撃的においしかった…。甘めの自家製ポン酢にも、指宿の芋焼酎にも素晴らしいマリアージュを発揮していました。

(地元の焼酎「問わず語らず名もなき焼酎」と「赤利右衛門」)

おばあちゃんのおもてなしも、癒しなのですよ〜☆

何より〆の雑炊も神がかってた!

黒豚さまの輝くお出汁(きれいに漉してくれて)を最後まで味わいました。

温泉もよかったし、クチコミ評価が高いのも納得でした(驚きのコストパフォーマンスです)。指宿ならまたリピートしちゃうだろうなあ。

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翌朝は、池田湖へ。「薩摩富士」とも呼ばれる開聞岳が望めます。さすが、指宿のシンボルって感じの存在感ですね。ちょうど季節的にも開聞岳を眺めながらの菜の花さんぽが楽しめました。

知らなかったのですが、池田湖は九州最大のカルデラ湖なんですって。1960年代、巨大生物の目撃情報があったらしく、当時話題だったネッシーになぞって、イッシーと呼ばれていたそうな。

続きまして、火山の恵みを身体で感じにいきますよ。

指宿名物の砂蒸し風呂!

開聞岳をのぞむ海辺にある、山川砂むし温泉「砂湯里~さゆり~」です。

浴衣に着替えて、こちらへ!

蒸されている時の写真をしっかり撮ってもらいました(笑)。

すごい熱いのかと思ったらそうでもなくて、砂の重みが心地よく、じんわりゆっくりポカポカ。おじちゃんにガサガサと砂をかけてもらうのも、旅人的にはコミュニケーションで嬉しいものです。地元の方にとっては当たり前なのかもしれないけど、これってこの土地ならではの恵み、宝物ですよね。指宿、ゆたかなところだなあと、しみじみしました。

鹿児島旅、出だしから超満喫。続きます!

これまでのレポート↓

比志島の滝・鹿児島県【鹿児島市近郊で滝探し&絶品うなぎ】