三島からスタートした、しぞーか滝旅。
こんなに長居しても飽きない、しぞーか。なんてったって、広いもの。

結局、ここまで来ちゃいました。ハママツ!滝旅の締めくくりは、浜松の滝めぐりです。

浜松から北へ。阿多古川周辺には「阿多古七滝」と呼ばれる滝群があるのですが、なかでもハイライトは、「男滝&女滝」でした!

上流に男滝、下流に女滝が落ちています。
近くに落ちる2つの滝を、男滝と女滝と呼ぶことは、すごく多いんです。あわせて夫婦滝、と呼ぶこともありますが、ここの2つは、夫婦っていうのとは、イメージが違いました。

まずは、女滝から…

●女滝・めだき●
浜松市天竜区上野高金。上野ふれあいの森周辺。阿多古川支流で落ちる滝。「阿多古七滝」の1つ。落差20m。
来訪日:2014/3/25

そもそも、入り口のこの看板からエロスを感じるのはわたしだけでしょうか…

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滝はこちらです!

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ああ、女だ!
末広がりで、セクシーな形をしています。「女」って漢字にも通じるような。
周囲の流木や、妙な形でぶらさがっているツルにも、妖しい魅力を感じませんか。

しかも、ちょうど滝の上部には、落石がハマってます。

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石の隙間から、水が吹き出てくるみたいなことになってます。

…全体的に、妖しい美しさがあるんですよねぇ。イイ女です。

しっとりと眺めた後、その上流の男滝へ…
どんな男性が待っているのでしょうか!

●男滝・おだき●
浜松市天竜区上野高金。阿多古川支流で落ちる滝。「阿多古七滝」の1つ。女滝の少し上流。落差7mで幅広に落ちる滝。
来訪日:2014/3/25

見えてきました!
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女滝の方がセクシーだったので、男滝も少しダンディーか、あるいは雄々しい感じを想像してたら、ちょっと印象が違いました。

滝壺に降りてみました。こちらです!

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水量がそんなにないんです。それが幅広に落ちていて、パワーがあるというよりは、健全でオープンで、自然の楽しさが表れたかんじ。

この男滝は、テレビドラマ「ウォーターボーイズ2」でシンクロの練習に使われていた場所なんですって。なんとなく、納得。さわやかで、だけど力強さとかや奥深さはなくて、ある意味ちょっと幼いかんじも…。この滝、男子高校生としっくり来るところもあります。

比べてみると、女滝の妖しさの方が際立ちます。落ち口が見えないし、流れが一カ所に集まっているから、同じ水量でも(男滝と同じ流れだから)落ちるときの勢いもあります。

ここの男滝と女滝、もし恋愛になったら、きっと男が負けますよ、振り回されて泣きを見ますよ(謎)

男と女に、いろいろあるように、全国にある男滝と女滝、それぞれの関係があるわけですねぇ…。パワーバランスといいましょうか。

こういう、何かストーリーを妄想しながら滝めぐりをするのが楽しいのです! 🙂

どちらもエメラルドグリーンのグラデーションが美しい滝壺で、深さはあまりありません。夏場は滝壺に入って眺めてみると、より滝の魅力を感じられるかもしれませんね。

さて、今回の静岡滝旅、数えたら15本、見てました。おなかいっぱい〜。

思ったよりスイスイ回れるなあ、と思ったのですが、これは新東名の開通のおかげ、といえるような気がします。滝は山側(北)にあるので、海の近くを走る東名より、北側を走る新東名を使うと効率的に回れるというわけ。空いてるし。サンキュー、新東名! また来るからネ!

これまでの静岡滝旅はこちらです↓
鮎壷の滝/鮎返しの滝・静岡県【滝チカ物件のポテンシャル】
裾野不動の滝/五竜の滝・静岡県【楽しい滝ガールズトーク】
牛妻不動の滝/樋口不動の滝・静岡県【不思議な滝のお導き】
下泉不動の滝・静岡県【吊り橋と滝でリフレッシュ】
宇嶺の滝・静岡県【滝ノマド、はじめました】