年末、たたみかけアップ~!
今月は別件で福岡に来ていたときに、ちょっと足をのばして佐賀にも行ってきましたので、そちらのレポートです☆
まずは福岡と佐賀の県境ちかくにある三瀬(みつせ)というところで、有名なお蕎麦で腹ごしらえ。三瀬は地下から湧き出る天然水が豊富で、美味しいお蕎麦が打てるのだそうな。
(松玄さんです)
そして、やってきたのは佐賀の小京都と呼ばれる小城市。こちらの滝は市街地からもわりと近いところにあります。
●清水の滝・きよみずのたき●
佐賀県小城市小城町松尾清水。清水川上流、落差75mの滝。古くから、観世音菩薩信仰で有名な滝。別名「珠簾(たますだれ)の滝」。駐車場から表参道経由で徒歩10分ほど。
来訪日:2017/12/10
例によって、下調べをせずにやってきましたが、ここは鯉の料理屋さんがいっぱい!
名水百選にも選ばれている清水川のお水でさらされた鯉が有名なんですって。鯉って、食べたことない! 身がきっちり引き締まって、川魚の臭みもなくてすごく美味しくなるのだとか。鯉は昔から栄養魚とされて重宝されていたそうです。次の機会には食べてみたいなあ。
鯉のマンホールもありましたよ。
駐車場のそばに入り口がありました。仁王門です。
12月の小雨の降る日曜日。訪れる人はありません。しっとり濡れた参道をゆっくり登っていきます。
参道には巨木もあります。こちらはスギ。
あと、鯉の供養塔があるのは納得なんですが…
なぜか、歯の供養塔も…!?
歯も供養するという発想はなかったなぁ。佐賀の人は、優しいのかな。
5分ほどのぼると、清水観音宝地院に到着です。
こちらは803年に創建されたのち一度焼失。佐賀藩主の鍋島勝茂が武運長久と国家安康を祈り、観世音菩薩を勧請して建立したものだそうです。
さすが佐賀の小京都と呼ばれるだけあって、清水の舞台もありました。
石像の多さから、信仰心の厚さを感じます。
お堂の脇から滝に降りていきますよ。
わあー!
「珠簾の滝」という別名に納得です!
観音様をはじめ、いくつもの石像が見守る滝で、独特の雰囲気を醸し出しています。75mとかなりの落差があるものの、水量としてはそこまで多くなく控えめで、幅広に岩肌を伝いながら落ちてくるので、優しさと荘厳さを併せ持った滝です。後、やっぱり名水百選にも選ばれているだけあって、水の綺麗さも伝わってきますし。ほとんど貸切状態で滝と向き合うことができました。
滝行もできるように、滝壺のところは整備されていました。
滝壺近くに「節士倉永清雄之碑」のがあったのですが、これは佐賀藩主の鍋島氏の大病平癒を祈願して厳寒時期に滝にうたれて凍死してしまったという倉永清雄さんをまつったものだそうです。
ええー 主君のために滝行して凍死だなんて… 切ないお話です。
ちなみに、滝の前にはあずまやもあって。
ここまでの荘厳な雰囲気にはちょっと場違いかな?っていう顔ハメパネルがありました。笑 こい姫とようかん右衛門。小城の地元の皆さんから愛されているようで何より!
ちなみに、観音様を経由しないで、滝に直接アプローチする道もあることにこの時点で気づきました。
少し離れたところから眺めるのも、この滝は風情があって良いですねぇ。
ちなみにここでは、11月の紅葉の季節には「清水竹灯り」というお祭りが行われるそうです。年々規模が大きくなっているようす…!
商工会のプロモ動画がこちら。
わたしが訪ねた時の雰囲気とはまた全然違いそうです。
いつか行ってみたいなあー☆