ゴールデンウィークも近づいてまいりましたね!
日頃の疲れを滝を見て癒したい!
でも、山まで出かける余裕はない!
…そんなお方も、ご安心ください。必ずしも山に出かけなくとも、滝にはちゃんと出会えます!
ということで、今回「滝のポテンシャル・その4」としてご紹介するのは、東京の都会でも見られる滝のおはなし。
さすがに都会となると自然の滝っていうのは難しくて、ホテルの庭園につくられた滝のことです。
人工にはなりますが、水が落ちるときに発生する音や水しぶきは、もちろんリアル。滝の前で向き合うだけでもリラックス効果は十分です。美しく手入れされたお庭を歩きながら、ゆっくりと滝を眺めて、ホテルのラウンジで優雅にひとやすみ……というのは、東京に住んでいるわたしもお気に入りの休日の過ごし方なんです。
デートで、家族で、女子会で。都内のホテルならいろんなシチュエーションで気軽に滝を楽しんでいただけるはずです。都内で滝が見られるホテル庭園、有名どころをご紹介しますね。
まずは…
●その1 ホテル椿山荘東京●
文京区目白のホテルです。アクセスは、東京メトロ江戸川橋駅から徒歩で、あるいは目白駅からバスで。
ここの見事な庭園は無料で一般公開されています。しばらくこの近くに住んでいたことがあったのですが、そのときはよく、お散歩に来てました☆
山縣有朋の私邸だった場所だそうです。有朋は趣味が築庭だったそうで、東京の自宅のお庭として特に気合いを入れてつくったところだそう。近代日本庭園の傑作といわれています!
いい具合にアップダウンがあるので、そこそこ運動にもなります。で、その周遊コースのなかでもハイライトになっているのが滝。
しかも、この滝にはちゃんと名前が付いているんです!
こちらが、「五丈の滝」です。
落差10mほど。水量も豊富。2段になっていて、上と下ではまた表情が違います。見応えのある滝ですよ。
そして、お気づきでしょうか、滝の右側!
ウェディングチャペルになってるんですよ☆
滝の前のチャペルで、滝ウェディング。滝に愛を誓うふたり、素敵すぎです〜! 土日に訪れれば、ハッピーオーラ満点のウェディングシーンに遭遇できます。滝を眺めながら、幸せのおすそわけまでいただけるところも癒しポイントかもしれませんね。
ちなみにこの滝は、裏見もできてしまいます☆
実は滝の裏にトンネルがあるんです。リフレッシュ効果倍増。滝好きの心をつかんでますね〜!
こちらでは滝を愛でたあとに庭園内の風情あるお蕎麦やさんでランチをいただくのもお薦め。
無茶庵さんです。
店内からはお庭の水琴窟を眺めることができて、それもまた癒しですよ〜☆
お次はこちらも有名な…
●その2 ホテルニューオータニ 東京●
なんと1万坪! このオータニの広大な庭園は、400年前は加藤清正公の下屋敷だったそうです。
庭園の見どころといえば、何といってもこの大きな滝です!
落差は6m。新館のガーデンタワーが建ったときに、赤坂側と四谷側の5階層分の高さの違いを活かして滝がつくられたそうです。形としては「イグアスの滝」風ですね!
写真は、「ガーデンラウンジ」からの眺め。「滝が見えるお席で…☆」とお伝えしていつも窓際に。滝ガールにとっては、特等席!
ティータイムには、大好物の特大ショートケーキを。
「ジョイフルセット」という名前がついているんですけど、滝を見ながらショートケーキ…なんて、まさにジョイフルそのものです。
夜、ライトアップされるとこんなかんじ。
庭園側からのアングルです。
大迫力!
そしてもう一カ所。
●その3 目黒雅叙園●
……って、わたしが持ってるので、あんまりいい写真がみつからなかった〜
ほんとうはこの滝の前に、池がありまして、鯉がゆうゆうと泳いでます。素敵な景色です。
椿山荘やオータニとはちょっとまた雰囲気は変わりまして、ここは、庭園のなかに滝、というよりは滝がメインなんです!
もとはお寺があった場所で、滝のあたりが風水的に都内有数のパワースポットとしても知られているようです。立身出世やら縁結びやら、ご利益があるみたいですよ☆ 開運祈願にいかがでしょうか。
こちらも裏から見られるトンネルがありますので、ぜひぜひ通ってみてくださいね。
吹き抜けのダイナミックな空間。館内の百段階段は「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルともなったといわれてます。
ゆっくりすごすなら、カフェラウンジの「パンドラ」で。ガラス越しに雄大な滝景色を眺めることができます。
さて、今回3つご紹介しましたが、いずれも美しい庭園のなかにあって、滝が自然のありようをイキイキと伝えてくれるものとして、ひときわ存在感を放っていますよね。お花のように季節を問わないところも魅力。
ホテルの高級感と滝って、実は相性がいいなって思います。庭に滝をつくるっていうのは維持も大変だし、おもてなしに対してハイレベルな意識があることの表れ。
わたしは普段は自然の滝を追いかけてますが、ホテルの細部まで行き届いた雰囲気も違った意味でやっぱり安心するんです。「お客様に癒やしを」と、ホテルの方々がいつも綺麗に滝の庭園を整備してくださっている、その心が感じられることが嬉しいっていうのもあるかもしれません。
東京で暮らす人にとっては、一番身近に出会える滝。日常のオアシスとして、ぜひ活用してみてくださいね。
「滝のポテンシャル」コラムシリーズ こちらもどうぞ☆
滝と癒しについて【滝のポテンシャル・その1】
趣味としての滝めぐりについて【滝のポテンシャル・その2】
歴史好きなら滝がもっと面白い【滝のポテンシャル・その3】
はじめまして!
いつもブログ拝見させていただいております。
ホテルの庭園の滝もなかなか良いですね!
入るにはちょっと敷居が高い気がしますが(^^;
都内の王子にある名主の滝公園も人工滝がたくさんあって良いですよ♪
コメントありがとうございます!椿山荘は庭園に裏口があるのでホテルを経由しなくても散策だけでも気兼ねなく楽しめますよ〜☆
名主の滝公園はかなーり昔に行ったことがあるんですが気持ちよかった記憶があります☆またいつか行ってみたいと思います!
今後もブログ読んでいただければ嬉しいです★
日本経済新聞の電子版、読みましたよ!
記事を読んだからというわけでは無いのですが、
今日、称名滝に行ってきました!
称名滝、ハンノキ滝、滝壺の残雪、そして虹!!
素晴らしかったです!!!
記事も読んでいただき、ありがとうございます!
称名滝行かれたんですね〜!それはバッチリのタイミング!ほんっとに感動しちゃいますよね。日本にあんなダイナミックな風景があるなんて…☆