裏磐梯ブルーフォール&イエローフォールツアー!

後編です!
前編はこちら 小野川不動滝/ブルーフォール・福島県【裏磐梯の冬の名瀑】

1日目のブルーフォールツアーのあと、
温泉にも浸かって、夕食のバイキングをたらふくいただき、日本酒の飲み比べなどもして……
あっという間に眠りについておりました……☆

で、意外と筋肉痛がなかった2日目の朝!(温泉効果?)
イエローフォールツアーに出かけます!

地図では「この辺」にある、と…

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ブルーフォールのほうとはまた違う方向。少し山を登るので、イエローフォールのほうがややハードなチャレンジコースとのことでした。

スタート地点の裏磐梯スキー場まで、バスで向かって。

リフトに乗ります!

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スキー場のリフトに乗るのって、すごい久しぶり! スノーボードが趣味だった大学生時代を思い出して、ちょっとしんみりしちゃいました…☆

リフト2つ乗り継いだら、いよいよ、ここからスノーシューハイキングがスタートです!

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前日はわたしたち2人だけの参加でしたが、今日は千葉県からお越しのTさん夫妻もご一緒です☆

この日のガイドさんは、上田さん!

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雪原を歩きながら、冬の植物の特徴をいろいろと教えてくださいました!
「へー!」「ほー!」と感嘆しきり。

こちらはヤシャブシ。ミニサイズの松ぼっくりみたいでキュートです!

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ツルウメモドキ。冬の森にオレンジ色の可愛らしい花が映えますね!

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ダケカンバ。木の皮がよく燃えるので着火材として使うのだとか。

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冬でも元気に緑色なのは、ヤドリギさんでした。冬になるとずいぶん存在感が出てくるんですね!

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こちらはノリウツギの枯れ姿。花弁が枯れてもそのまま残るのが特徴なんですって。面白いですね〜

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冬の森は白一色!かと思いきや、こうしてよく見てみるとささやかな彩りもありました!

雪山をゲレンデとして見ていたころは、遠くの山々を眺めることはあっても、こんなふうに間近で見られる細かい表情には目を向けることはありませんでした。自分の足で歩きながら見つけるからこそのワクワク感もあります。スノーシューハイクの魅力って、こういうところにありますね!

あと、ウサギさんの足跡はチラホラあって、ついつい和んじゃいます。
本人の姿は見られないんですけどね。

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そんなこんなで、しばらく林間を歩いて行くと……
広大な雪原が出現!

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ここがコースの中間地点、銅沼(あかぬま)です。

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ひろーい池が凍っていて、その上に雪が積もっています。

どういうカタチで、どんな位置関係にあるのか…というのを上田さんが説明してくださっているところです。

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馬蹄形のようなかたちで山々に囲まれています。

そう、そもそもわたし、裏磐梯の地がどういう経緯でこの地形になったかって、恥ずかしながらここに来てみるまで全然知らなかったんです!

この場所、百数十年前にはまったく違う姿だったんですね。
1888年。磐梯山の火山活動で水蒸気爆発と岩なだれが起き、山自体がそのまま崩壊。集落も埋没して、死者477名にものぼった大災害でした。山が崩れたものが谷を埋めてできたのが、裏磐梯の五色沼や檜原湖などをはじめとする300余りの湖沼群です。

こんなに最近(…っていっても明治時代ですが)地形がここまでダイナミックに変化していたなんて…

岩肌からもくもくと噴気が立ち上っているのが見えています。磐梯山はいまも活動中なんだということを、思い知らされます。

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そしてこれから目指すイエローフォールは、その崩れた部分の壁に当たるところにあるそうです。つまり…もちろん、イエローフォールも1888年以前にはなかったことになります。

滝の世界では、かなりの新参者ですよね!
どんな姿なのかワクワクしつつ、進んでいきます。

と…
あ!

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アレ?
もしや?

(望遠ズーム)

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あれだー!!!

山の壁部分に黄色い塊が見えました。
あと少し!

スパートをかけて進んでいきまして。

ついに!

到着です!

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じゃーん。

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本当に黄色い氷!です。

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2日前にまとまった雪が降ったこともあって、黄色い氷に雪が積もって黄色い部分の露出は減っていますが、それでも大迫力〜!

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噴火口の硫黄分や鉄分を含んだ水が岸壁から染み出てきて、それが凍ると黄色い氷となって、それがジワジワと大きくなっていくのだそうです。流れる水が落ちる普通の滝が凍ったのではなかったということで。つまり、イエローフォールは、冬季以外では滝ではない!ってことですね。

火山活動のつくり出した不思議な造形に圧倒されたわたしたち。

どーん。

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あったか紅茶で休憩して…

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戻ります!

基本的に行きに来た道を戻るので道は踏みしめられていてダンゼン楽になります。

さいごは雪原を駆け下って帰りましたよ〜!

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元気にしっかり満喫〜! お疲れさまでした!

☆☆

さて、前の記事でも書きましたが、今回は帰りもバスでホテルから東京駅まで送ってくださる!というラクチンプランなんですね〜。

帰る前に温泉&そしてランチです。

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おつかれさまビール!(マスターズドリームですよ。最高!)

だいぶカロリー消費したんじゃないかってことで、とんかつにしちゃいました! せっかくカロリー消費したのに帳消しじゃん!という気もしなくもないですが。

麓山高原豚のとんかつ定食!

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しあわせに満たされて、バスに乗り込んで、ゆったりぐっすり。
ちなみにわたしも友人も、東京に帰ったあと夜は飲み会へ繰り出しました。福島でこんな体験をしたあとでも、まだまだ遊べちゃうのってすごいな。ぎゅぎゅっと濃いツアー、お薦めですよ!

1日目のブルーフォールツアーはこちら
小野川不動滝/ブルーフォール・福島県【裏磐梯の冬の名瀑】