突然思い立って出かけることにした関西の滝紅葉狩り。
箕面の滝を訪ねたあとは…
箕面滝・大阪府【紅葉シーズンは大賑わい!歴史ある名瀑】
京都へ北上!
宮津市にやってきました。
宮津といえば、日本三景の天橋立です〜!
さ、さむ…、寒い!
成相寺というビュースポットにやってきました。ザ・日本海の冬!というかんじ。ベンチにはうっすら雪が積もり、どなたも訪れる気配なし。なんせ、みぞれまじりの寒風が吹き荒れてましたので……。青い海と緑の松のコントラストをイメージしてましたけど、彩度が抑えられた情景も、これはこれで渋くていいですねぇ。また夏にも来てみたい!
さてさて、滝ガールの目的地はもちろん滝なわけですが、天橋立からクルマで10分ほどの場所に、京都で唯一日本の滝百選に選ばれている滝があります。大阪に続いて京都の滝も、このサイトでは初の紹介になりますね。
●金引の滝・かなびきのたき●
京都府宮津市滝馬。金引山から流れ落ちている。主瀑は落差40m幅20m。右側を「男滝」、左側を「女滝」と呼ぶ。下流の「白龍」、「臥龍」の滝とともに「金引の滝」と総称される。遊歩道から徒歩5分程度。日本の滝百選。
来訪日:2015/12/4
市街地からも近くて、滝入り口のバス停も民家が立ち並ぶなかにありました。天橋立観光とあわせて、クルマがなくても訪れやすい場所ですね!
遊歩道入り口には立派な記念碑がありました。
紅葉もなんだかいいかんじです! 期待高まります。
とっても歩きやすい遊歩道。天橋立の展望台での寒さを思えば、ここはダンゼンあったか。ルンルン気分で進みます。
ここでは、メインの滝より手前に、二つ滝が見られます!
臥龍&白龍さんなのですが、看板とか案内がないので見落としそうです。
こっちが臥龍の滝。(そういえば、正面からの写真がなかった…笑)
こちらが白龍の滝です!地蔵尊の隣に落ちています。
その先、すぐに見えてきました!
金引の滝、こちらです!
いい…!
ここ、とっても空気がいいですよ。
まず、滝自体について。
個性をしっかりと発揮しています。
ゴツゴツとした花崗岩や閃緑岩を滑り落ちてくる分岐瀑で、左側の細い流れが女滝、右側が男滝となっていますが、幅広に落ちる様子は七条の滝とも呼ばれているそうです。
上のほうでは、岩と岩との間を元気に駆け下りてくるようすが見られますが……
岩が落ちたあとの川は砂地になっているので、滝の水も落ちた後は静々と優雅に流れて行くんです。コントラストがはっきりしていると、リズムの変化を楽しめていい!
岩の上に落ちた紅葉はそのまま。水面に落ちた紅葉は流れて行きます。って、当たり前だけど、なんだかしんみりしちゃいます。
そして、滝の周囲の空間もいいんです。
ベンチやあずまやなどもあって、どなたでもウェルカムな人々の憩いの場という雰囲気ですが、それでもキリっとしたパワーがちゃんと備わっているかんじなのでした。
というのも、ここは古くから、霊場として大切にされてきた歴史があるから。この滝が落ちる金引山は265mと低山ですが、昔から祈りの山、パワースポットとして崇められてきたそうです。山に入る前には、修験者たちはこの滝でみそぎを行っていたんだろうと思います。
滝の傍らのお堂には、不動明王がいらっしゃいました。折り紙のふうせんがお供えされていて、地元の方の思いが伝わってきます。
祈りにご縁がある滝というのは、やはり来てみるとわかるというか、空気が違う。
ありがたいことに、ここではずっと一人きりで時間が過ごせたので、ゆっくり滝と向き合うことができました。
この滝では毎年、7月の最終日曜日に「金引の滝祭り」が開催されるとのこと!
その昔、滝の近くに住んでいた悪い赤鬼を神火の矢で射て、滝を業火に変え、鬼を退散させた……という伝説があるそうで、歴史あるお祭りでは滝は松明の火に彩られて、巫女舞や火の滝太鼓が奉納されるのだとか。
水と火のコラボレーション、きっと感動モノなんだろうな…
ぜひ、いつかわたしも訪ねてみたいです!
宮津ではもう一カ所、素敵な滝を訪ねてきたので、次回レポートします!
★おまけ★
極寒の天橋立から戻ったあと…
やっぱりソフトクリーム。
これだけはいつ何時でも食べたいのです。不思議。
天橋立ワイナリーの、白ワインソフトクリームです!
これが、めちゃうま! 寒さとか関係なく、すごい勢いで食べましたよ。
ぶどうソフトじゃなくて、しっかりワインソフトなんですよ。って、言葉じゃ伝わらないか…
とにかく天橋立に来たらマスト!です。