愛知県の滝めぐり。
瀬戸市から豊田市を越えて、新城市へ!

しんじょー、しんじょー、と言ってたら、地元の方に訂正されました。
「しんしろ」なんですね。市区町村の読み方って、難しい。

その新城には愛知県で唯一日本の滝百選に選ばれている滝があるのです! 今回、初訪問です☆

●阿寺の七滝・あてらのななたき●
愛知県新城市下吉田。阿寺川にかかり、7段の階段状になっていることから七滝と名付けられた。合計で落差は64m。日本の滝100選に選ばれているほか、国の名勝および天然記念物にも指定。礫岩の断層に落ちる滝としては珍しい。子宝に恵まれるとの言い伝えや、陰陽師の安倍晴明が若年期に修行したという伝説も残る。
駐車場から歩いて10分程度。
来訪日:2015/3/29

滝のお姿、こちらです!

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わぁ。
全体的にしっとり。滝壺に静かに注がれている様子がなんとも…。周囲の苔むした感じもいいですねぇ。

礫岩の断層にかかる滝、ということで天然記念物指定されているので、その辺の地質構造的なところも気になるところではあるのですが、ここではどちらかというと、その表情の奥深さに惹かれました。

この滝、7段もあるだけあって、なんといっても奥行きがあるのが特徴なのです。
手前から見るだけだとよくわからなかったんですが、向かって左側に階段があって、2段目の上くらいまで登っていけます。

そこから見ると、上の方は…

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下2段を上から眺めてみると…

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一番下の段は横から見ると…

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7段の流れを正面から眺めた時、妙にまとまりがよくて調和された美しさを感じたんですが、これはまさに奥行きがもたらしていたものなんですね^^

最初に印象として受けたのは「女っぽい滝」。この印象も、それっていわゆる「乙女」ではなくて、しっかり歳を重ねてきてて、過去にもいろいろあったかんじの女性なんです。いろいろと紆余曲折あるのだけれど、決して運命に逆らわずに、そのときそのときのリズムを全うしながら、静かに滝壺へ向かっていく……そんなひとりの女性の一生が、イメージされました。

滝の造形や動きには、万物に通ずる本質的なルールがあるので、わたしは滝を眺めていると様々なものとのリンクを感じたりもするのですが、なかでも、こんなような「人生」とのリンクっていうのが、実は一番多いかも。

意志をしっかり持ちながら、そして運命も受け入れながら、流れを楽しんで、「トータルでいい人生」って振り返れたら素敵… わたしも、こんな滝みたいに、生きれたらな…

日曜日なのに誰もこなくて、ずっと滝の前でひとり。だから、ちょっと大きなスケールのことまでつらつら考えてしまって。わたしにとってはなんだか「深い滝」という印象になりました。

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女の人生、楽しまなきゃね!
なぜか、なんとなく、この滝の姿からエールをもらった気分になりました。

さて、そんなわけでけっこう長く滝前に居たので、お腹が減ってきてしまって。帰りには売店で、名物の五平餅をいただきました〜!

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味噌の香ばしさ、絶妙。ごちそうさまでした!

新城では、ほかの滝も行きましたよ!
続きます☆