秋田の滝めぐりから、いよいよ青森へ。
鹿角から向かうは、十和田湖!
紅葉のドライブが快適です〜
弘前に入ると、道路沿いに真っ赤なリンゴちゃんが目につき始めます。
津軽のシンボル、岩木山の頂には、既に白い雪が見えています。
快適ドライブを経て、次の目的地は、初訪問、世界遺産の滝です!
●暗門の滝・あんもんのたき●
青森県中津軽郡西目屋村。岩木川源流にある落差26m、37m、42mの3段滝の総称。世界遺産のバッファーゾーンに指定されている。 「アクアグリーンビレッジANMON」から、徒歩片道1時間(第三の滝のみならば片道30分)。冬期は閉鎖。天候状況(悪天候による増水)などで通行止めになる場合あり。
来訪日:2014/10/31
人為の影響をほとんど受けていない世界最大級のブナ原生林があり、特異な生態系が認められて1993年にユネスコ世界自然遺産に登録された白神山地。登録地域は、核心地域(コアゾーン)と緩衝地域(バッファゾーン)に分けられていますが、このバッファゾーンに落ちる滝が、この暗門の滝です。遊歩道が整備されており、観光客でも大自然を体感することができるのです。
滝は第1、第2、第3とあり、トレッキングコースが川沿いにあるため、雨などで増水するとすぐに通行止めになってしまうそうなのですが、わたしが訪れたときはラッキーなことに、3つとも通行可!
ブナの森からの湧き水で喉を潤したら…
川沿いのコースではなく、せっかくなのでブナ林の散策コースから滝を目指しました。
ブナの森は、日本の動物や植物にとって一番住みやすい森だと言われています。ブナの森は保水力が高くて、水のふるさとでもあるのです。
ふかふかの落ち葉と、きれいな水。
ほとんど落葉しているので、光が差して明るい森です!
ブナの森が大切に守られていきますように…と願いながら。
気持ちいい森林浴を経て川沿いのコースに戻ると、ゆるやかな瀞が続いていました…
落ち葉の芸術!
そして、徐々に川幅が狭くなり。
スタートから1時間弱で、第3の滝に到着しました!
落差26m!これまでのゆったりした川の流れとはうってかわって、けっこう勢いが激しい!観光バスの方はここで引き返す方も多いようなのですが、滝の右側に見える道から、さっそく次の滝を目指します。
上から滝を眺めるのはちょっと足がすくみます。
しばらく進むと、来ました。第2の滝!
落差37m! 形状は第3と似ているのですが、だんだん規模が大きくなっておりまーす! 岩壁がそそりたった秘境的空間。水しぶきもかなり激しく飛んできます。
ここには、暗門神社もありました。
いよいよ第1へ!
少し時間が遅かったのもあるのか、ここからは、またわたし単独に……。
第2の滝のちょうど上にある、岩のトンネルをくぐります。
ここは確かに増水したら通れないな…という橋をいくつか渡りながら。
音が…いよいよ強くなってきます。
この先っぽい!
どーん。こちらです!
やっぱり、一番奥が、すごーーーい! 落差42m!
滝のそばまで行ってみたのだけれど、風もすごくて、水しぶきが、ハンパないのです!
寒い、寒い、寒ーーい!
そんなわけで、ちょっと離れたところから記念撮影…。それでも水しぶきがレンズに飛びまくってます。
すさまじい水しぶきと風が、何か意志をもって迫ってくるように感じました。癒やされる〜っていうのとは少し違って、迫力系。
暗門の滝3兄弟、やっぱり兄ちゃんが「ボス感」ありましたね。個人的には次男が好みかなあ…(笑)
ちなみに、普通、滝の名前は、下から1、2、3となるのですが、なぜ上流から1、2、3なのか、といいますと、この地を旅した江戸時代の紀行家・菅江真澄が、当時は上流から滝を見たから、と言われています!
第1の滝、の動画はこちら! 滝壺付近の岩で叩き付けられている水の勢いが凄まじいです〜
ここから青森の滝めぐりが続きます〜★
これまでの秋田の滝めぐり
今木神社四十八滝・秋田県【アート&滝で幸せな旅の始まり】
安の滝・秋田県【前編:誰もが認める憧れの名瀑へ】
安の滝・秋田県【後編:ステージ上のスター、楽屋のスター】
桃洞の滝・秋田県【山奥でひっそりと待つ「女滝」】
錦見の滝/銚子の滝/湯の又の滝・秋田県【大湯の滝トリオ】