滝ガールがゲスト出演したトークイベント「滝の魅力、旅の魅力 ~滝ガールが描く新しい旅~」(2/15 開催)無事終了いたしました!

こちらは長野県御代田町で「暮らしの中で本を楽しむ」を実践するプロジェクト「みよたBOOKS」さん主催のイベント。

みよたBOOKS 
https://www.miyotabooks.com/

10年間出版社で勤めていたわけだし、読書家というほどではないけど本好きではあるから、本にまつわるイベントにお声がけいただけるのは嬉しかったです。

当日の様子は後日みよたBOOKSさんでもアーカイブでアップされる予定だそうですが、こちらでもわたしの感想など含めて記録しておこうと思います!よろしければご覧ください☆

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会場の様子

会場は御代田町のコワーキングスペース「Gokalab」!

もともとは地元伍賀地区のJAだったそうで、それらしい渋い外観の建物なのですが、中に入るとコワーキングスペースっぽいオープンな雰囲気。一階にはカフェのほかにキッズスペースもあったりして、老若男女が集うアットホームな空間になっていました。

カフェの一角に期間限定で登場しているのが、「旅」をテーマにしたポップアップ本棚。こちらにはみよたBOOKSさんの選りすぐりの旅の本たちが並んでいます!楽しい。一日過ごせそう。

ポップアップ期間中の特別イベントとして今回のトークイベントを企画いただいたわけなので、特別に滝の本のコーナーもつくっていただいてます。ナイスなセレクト!(このデカい本についてはまた後ほど)

ちなみに今回、トークイベントご参加の皆さまには、スペシャルおやつとして「滝ドーナツ」がついていました。

滝の水しぶきをイメージしたかわいいデコレーション☆

こちらはみよたBOOKSの運営メンバーでもあるじゅみさんがカフェのキッチンでつくってくれたもの。だから揚げたてなんです!じゅみさんはドーナツ好きが高じて「キマグレドーナツ」というお名前でたまにドーナツ屋さんになっているらしい。好きが高じてという部分、滝ガールめっちゃ共感。

ふわふわで美味しかった〜 ごちそうさまでした!

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濃いめの自己紹介「滝旅遍歴」

皆さまより一足お先にドーナツを平らげたワタクシ、いよいよトークイベントスタートです☆

御代田や佐久など、地元の方々を中心に集まっていただきました。みよたBOOKSさんとのご縁をつないでくれた友人も東京からわざわざ来てくれました。ありがとう〜!

距離も近く、お話しやすい雰囲気をつくってくださって。

久しぶりのトークにソワソワを隠しきれない表情のわたし…(笑)

今回は「旅」や「本」がテーマということで、ちょっといつもと違う切り口のトークでした。

濃いめの自己紹介として「滝ガールの滝旅遍歴」からのスタートです。どんな滝の旅を経て、いまのわたしがつくりあげられていったのかというのをお話させていただきました。

わたしの性格がもともと旅人属性なのだと思います。とにかく外の世界を知りたくて、18歳になるやいなや免許を取り、バイトをして貯めたお金であちこち日本中をドライブに出かけていきました。「滝」と恋に落ちたのは20歳の頃。滝に魅せられてからは、滝が旅に出る理由、きっかけになっていました。

さらに30代、この滝ガールのウェブサイトをつくってからは旅人度が一気に加速します。アウトプットってやっぱり旅のモチベーションになるんですね。滝のために日本全国(時々海外も)を行脚するようになり、各地でたくさんのご縁に恵まれ、面白いハプニングもあり、そのたびに視野がぐんと広がりました。大切な友人にも出会うことができました。

旅先での肩書きはまず「滝を好きなわたし」でしかないわけなので、そういう自分でいられる時間がたぶんすごく大事だったんだと思います。

今回、お話するにあたって自分自身で振り返って、わたしにとっての滝と旅というのがどれだけ深い意味あるものだったか、あらためて気づかされました。まさに滝旅に人生が導かれている!

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滝の旅に出たくなるアイデア

「滝旅遍歴」は長めの自分語りになり恐縮でしたけれど、その後からは皆さまに「滝の魅力」をコッテリお伝えするターン!「全国旅してわかった 日本の滝のスゴさ」「滝旅の楽しみ方いろいろ」「御代田付近おすすめ滝旅」といったテーマでお話していきました。

「参加者の皆さんが滝の旅に出たくなる90分にしよう」と思っていたので、いろんな角度から滝ガールのアイデアをご紹介させていただきました。「滝の旅」といっても楽しみ方は多種多様なので、アクティブなものから文化系なものまで、好みに合わせていろんなアレンジができるということをお伝えしたかったんです。皆さんがそれぞれにどこかしらは刺さってくれていたらいいな、と。

現在の北杜での活動「滝のリトリート」についてもしっかり宣伝させてもらいました。

最近、リーフレットもつくったんですよ(↓)

御代田と北杜は意外と近いのですが、とはいえやっぱり文化も自然も違うのでちゃんと旅気分を味わえます。ぜひお気軽に遊びに来ていただきたいなと思います!

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滝ガールによる本のご紹介

最後は「滝ガールをつくった本」ということで、わたしがセレクトする本のご紹介です。「コジコジ」(マンガ)とか変化球も含めていっぱい持ってきました!

こちらはわたしが「滝=地球がつくったアート」として見るようになったきっかけの本、千住博さんの「わたしが芸術について語るなら」。読みやすいけど、名著です!

そして、「滝の旅で読んでいた本」ということでセレクトしたのは、老子。超訳版の名言集的な文庫本があるんですが、旅のお供には気軽でピッタリなのです。老子といえば「上善如水」という言葉が有名ですが、それ以外にも「老子って滝ガールと同じようなこと考えてたんだな」と不遜なことを思いながら滝の前でパラパラめくって読んでいた本でした。だって、どの言葉も共感しかないんですもん!

(一文、その場で朗読するわたし)

滝の前で読んでたせいで水濡れで表紙がフヨフヨになってるのを、「リアルですね」とご指摘いただく…(笑)

そんなこんなで、あっという間の90分でございました☆

好きなことについて喋っていると時間が風のように過ぎていきますね。皆さんから質問もいただいて、それぞれに滝に興味を持っていただけた様子が伝わってきてホッとしました!

お忙しい中ご参加いただいた皆さん、みよたBOOKSの皆さん、本当にどうもありがとうございました。

次は皆さんとリアルの滝をご一緒できる機会がつくれれば嬉しいです!

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わたしも滝の本つくってみたい

ラストにおまけ。

今回のみよたBOOKSさんセレクトによる滝の本棚には、わたしの持っていない本がありました!

「日本滝名鑑4000」(木田薫 著)

著者の木田さんは写真家さんですが、たった一人でこれだけ写真を撮り続けて、それをこの分厚い本にまとめようとしたその情熱がヤバすぎる!滝ってその「名前」ですら正確な情報がわからなかったりするんで、元編集者としては「原稿チェックよくやりきったな…」と遠い目をするしかありませんでした。

実は最近「わたしもやっぱり滝の本をつくりたいな」という気持ちがフツフツと湧いてきています。

こういう名鑑的なものはわたし向きではないけど、ようやくここにきて滝との向き合い方のスタンスが定まってきた気もするし、自分なりの滝哲学のようなものをまとめてみたい気持ち。

ちょうど今回、書籍編集者の方もご参加くださっていて「坂崎さんは滝の本は書かないんですか」と質問してくれました。「本当は書きたいんです」とお答えしつつ、でもどんな本にするのがいいのか、まだ全然考えられていない状態で…

わたしらしい滝の本。どんな本だろう。

具体的にイメージしてみようと背中を押してもらった感じでした。ワクワクする宿題をもらったので、これから考えていこうと思います!