屋久島1日目はぐるっと滝めぐりをしましたが…
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いずれも海沿いの滝でした。この雄大な滝、いったいどこで育まれてきたんだろう…?
もっと滝を深く知るには、ふるさとの森を知らなきゃね!というわけで、ガイドさんをお願いして、1泊2日エコツアーに参加してきました!

屋久島の豊かな森を体験できた濃い2日間でした。簡単ですがレポートします!

今回、苔の森や沢が美しい「白谷雲水峡」から入って、有名な「縄文杉」を目指すコースです。ガイドさんは、オーセンの佐藤さんにお願いしました。

屋久島エコツアー オーセン
http://o-sen.net/
おひとり様参加でもOK、とのことで申し込んだのですが、結果的にマンツーマンのツアーになりました。こちらのペースに合わせていただきながら、何でも質問に答えてもらえて、美味しいご飯もつくってもらって、たくさん笑って。いたれりつくせりの、楽しいツアーでした!1泊するから、ゆったりできて、とってもおすすめ。

さて、出発の朝の最初のびっくり。

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まさかの、晴れ!梅雨真っ最中のこの時期にはかなり珍しいことだそうです。

佐藤さんから今回のルートを教えてもらって…
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いよいよ白谷雲水峡からスタート!
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そしたらなんと、すぐに滝がお出迎え!してくれました。
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「飛竜落とし」です。
このツアーでは滝はあんまりないと勝手に思い込んでいたので、異様に興奮する姿をそうそうに見せてしまい。滝好きなこと、序盤にカミングアウト…
(そして2日間、かなり、わたしの滝トークにつき合っていただきました。ありがとうございます。笑)

以前ガイドツアーで訪れた西表島の森はいかにもジャングル、というかんじでしたが、屋久島の森の最初の印象は、私がいつもの滝めぐりでも慣れ親しんでいるような、日本の森?というかんじでした。

…が、だんだんと、ほかでは見たことのない不思議な光景が広がってきます。

木漏れ日に輝くコケ、コケ、コケ……!なんでこんなにコケだらけなんだろう…。

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いろんな形の屋久杉。なんでこんな変な形になっているんだろう…。
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この岩なんて、もはや原型をとどめてないんですけど…という。
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こういう「?」な光景がどんどん目の前に現れるたびに、佐藤さんからその秘密を教えてもらいます。地質的な成り立ち、気候、歴史。屋久島の森の本当の姿を少しずつ、知っていきます。疲れる間もなく、興味しんしんです。

午前中のハイライトは、絶景スポット、太鼓岩!

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ここまで天気がもち、梅雨時でまさかのこの景色〜!ラッキー!
しかも空いているので、私たちで独占です。

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遮るものがないから眼下に小さく見える安房川の瀬音もかなり大きく響いてきました。
水の音が響いていると、やっぱりワクワクしちゃいます。
森の鼓動を、聞いているかんじ…

午後は、ひたすら縄文杉目指して、歩く歩く!

沢沿いに差し掛かると、樹間からちらちら見える白い滝のカゲに、そわそわ。

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鹿ちゃんも、ちょいちょい現れて、和ませてくれます〜。

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こちらも有名なスポット、巨大切り株の「ウィルソン株」。

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けっこうずーっと歩くんですが、森のなかで空気がいいせいか、途中で美味しい湧き水で、パワーを補給できたせいか、運動不足で訪れたわりには意外と元気なまま、進めました〜!

そしてついに縄文杉に到着!!!

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わーーーー!
わーーーー!
佐藤さんに「どう??」と聞かれて、うまい言葉がまったく出なくて困ったのですが…
見た人に何らかの強い衝撃を与えることは間違いありません。
樹齢7200年とも言われている木… もはや「木」と呼んでいいのかしら? 

グルグルいろんな思いが交錯するのですが、とりあえず、ツーショット。

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屋久島を訪れる前は、ほとんど知識がなく、なんとなく「手つかずの森がある」んじゃないか…と思っていたのですが、そういうことではありませんでした。

屋久島ならではの特殊な環境にある森のたぐいまれなる生命力。そして、屋久島に住む人々と歩んできた歴史も濃く刻まれているからこそ、貴重な森なんですね。

人と森は、どう関わっていけばいいんだろう…?

それは、わたしがふだん滝を巡っていて感じる思いでもあるのですが、その思いは、屋久島では、さらに強く強く迫ってきます。

モノ言わぬ縄文杉の姿から受けた衝撃。その余韻を残しながら、この日の宿泊場所、高塚小屋へと向かいました。

後編に続きます!