大杉谷の滝登山ツアー【前編:千尋滝〜シシ淵〜ニコニコ滝】

大杉谷の滝登山ツアー【前編:千尋滝〜シシ淵〜ニコニコ滝】

6月22〜23日に、三重県大杉町の大杉谷に行ってきました!

大杉谷といえば吉野熊野国立公園内、清流で知られる宮川の上流域、日本三大峡谷のひとつに数えられる渓谷ですが、なんと行っても「滝の聖地」なんです!日本の滝百選の七ツ釜滝がこの中に入っています。

2004年の水害で登山道が通行できない状態が続いていて、2014年にようやく全面開通したんです。

行きたい行きたいと思いながら、なかなか登山系の滝でハードだと聞いていて…これまでタイミングを逸していたのですが、ついに今年訪問が叶いました。

実は宮川には、去年来てたんです! SUPツアーでした!(でもこのブログまだアップできてないんです…涙!)

このとき宮川ブルーの清流ぶりに圧倒されて…これは絶対上流の方の大杉谷にも出かけなくてはと思っていたのでした。

そして…想像をはるかに超えて素晴らしかったです!やってきました。

今回はVerde大台ツーリズムさん主催のガイドツアー「ゆったり贅沢・大杉谷だけ~桃木山の家2days~」に参加する形でした。

Verde大台ツーリズム https://verde-odai.co.jp/

大杉谷登山センターから少し先の登山道入り口からスタート!ガイドの野田さん含め、女子4人でわいわい旅となりました。お迎えのクルマの中でもわたしがすでに「滝が好き!」ということはカミングアウトしていましたので、道中は滝愛全開で行かせていただきました。

梅雨時の日程だったので天気予報でも直前まで雨が心配だったものの、ありがたいことにこの日はしっかり晴れました!

登山道は毎年事故が続出しているらしく、入り口の地図でもしっかり警告トーンですね…。

わたしも久しぶりの登山系滝めぐりでしたから、「一歩一歩を確実に」。はい、気を引き締めてまいります。

で、スタートするといきなり渓谷の景色が、ドーン!!

岸壁がぐわっと削られた場所に鎖がつけられています。 当時はダイナマイトで岩盤を爆破しながら登山道を整備していったそうです。

わたしはやや高所恐怖症気味なのですが、美しさに感動しすぎてニマニマ…やばい、きれい、やばい…を連呼するわたし。

ここがまだまだ序盤だっていうのはわかってるんですけどね!

こちらは最初に出会った無名の滝!滝を見つけるとテンションがちょっとおかしくなる、という滝ガールの生態を序盤でみなさんに披露することになりました。

こちらは最初の吊り橋!登山道には11つの吊り橋があるそうです。

途中には、炭焼き小屋の跡などもありました!この大杉谷はもともと伊勢神宮の御杣山だったということもあり、林業の根付いた土地です。

歩き始めて1時間30分くらいで登山口から約2km地点の…

お昼ごはんの場所!京良谷です。

ほーう…美しい!!小さなお魚ちゃんもいましたよ。

普通のおにぎりが美味しく感じるわけです…!

靴を脱いで、清流に足を浸して…幸せ!ここでパワーを回復します。

動画ではこちら!

ゆっくりくつろいでから、再びスタート。

山登りは苦手なわたしですが、大杉谷はほとんどがこの宮川沿いの登山道なので、水音が近くにあるからか、不思議とあんまり疲れを感じなかったですね。

引き続き鎖場が続きます!

日浦杉吊橋からの眺めが、ザ・大杉谷!って感じでガイドの野田さんがおすすめ。

確かにくっきりV字な壮大な景色!これからこの奥に進んでいきます。

また鎖を辿りながら岸壁を進んでいきますと…

ああっ!

滝が見えてきました!滝を見つける早さは誰にも負けませんっ。

この滝の流れてくる元はどこなのか…!頭上を見上げると!

わああ。こちらが千尋滝(せんぴろたき)だそうです!

落差はなんと135m。でっか!上の方だけが見えているということですね。

東屋があって、そこから眺められます。

やあ、めちゃくちゃ格好いいですよ〜!

遠くだけど、その迫力が伝わってきます。末広がりに流れる分岐瀑。よくよく眺めると繊細な表情なんですよ、うっとり。

大杉谷、初めての名前のついた滝を大満喫しました。

歩きの疲れは滝である程度リセットされたのですが、ここからさらにアップダウンがきつくなっていきました…!

途中もちょいちょい休みながら、みんな頑張ってます!

そして千尋滝を出発して約1時間!ゴロゴロの岩場の渓谷の向こうに…光が見えます!これはっ…!

滝が見えてきましたー!!

ここが噂の…!!

ああっ、でもまだ岩がゴロゴロとしていて近づけない!はやる気持ちをおさえつつ、この巨岩のトンネルをくぐって…

きました!!こちらが名所、シシ淵です!

パンフレットとかで見てはいたものの、スケール感は想像していたものをはるかに超えていました。

奥に落ちているのが、ニコニコ滝! シシ淵の水面は鏡のようになっているので、ニコニコ滝の姿が映り込んでいました。うぅ、綺麗…!

ニコニコ滝って、ちょっと変わった滝の名前です。由来は諸説あるようですが、とにかく滝ガールはこの滝を眺めているだけでニコニコしてしまうので、そういうことでいいかな。かなり勢いのある直瀑です。ここからの眺めだと左側が隠れているところがなんだかセクシーです。

シシ淵は近づくとくっきりエメラルドグリーン!天国のようだ…ほれぼれ。

しばらく思い思いに休憩時間を過ごしました。

せっかくなので4人で記念写真も!

名残惜しいのですが、今回のツアーは往復同じ場所を通るコースなので、帰りにもまた会えますからね。「また来るよ!」とご挨拶して、先へ進みます。

シシ淵の脇に階段があって、ここから高巻きして渓谷をさらに奥に進みます。急な登りと鎖場が続くのでちとハード。

ニコニコ滝が正面から眺められるスポットに来ました!

ここまで来ると分かりますが、2段になっているんですね。直瀑だけど岩肌にも伝いながら落ちていて、左右の細い流れも合わさっていることで表情に奥行きが増しています。

続いて平等嵓(びょうどうくら)吊橋が見えてきました。吊橋の右側に切立った絶壁が平等嵓と呼ばれています。

スケールが大きすぎて、ちょっと写真じゃ伝わらないんですけどね…!夕暮れが近づいて来ていたので、逆光の断崖が格好よかったです。

ここまで来たら、この日のゴール地点である桃の木小屋まであと少しでした!ラストスパート。

さらにまた岩場を奥へ進んで、もう一つの吊橋(加茂助吊橋)を渡ると…

先ほどの平等嵓が別の角度から!「平等」と名付けられているのは二つの大岩が並んで同じくらいの高さ、というところから来ているそうです。

そして…!見えてきました!

桃の木小屋です!

17:30到着!

いやあ、頑張った頑張った。実はシシ淵から上がったところでメンバーのお一人が足をつってしまうというトラブルがありました。めちゃくちゃ痛そう…(涙)

一度足をつると癖になるし無理して歩くと悪化してしまうらしいです。それでもガイドさんの素早い対処と足つり用のお薬もきいてきたのか、ゆっくりペースで桃の木小屋まで全員で歩いてくることができました。ちょうど夏至のタイミングでしたから、日が長かったのも焦らずにすんだポイントですね。

ともかくよかったよかった…!足つり対策、わたしも気をつけよう。

桃ノ木小屋の滞在からは、後編に続きます!