秘境滝、マヤグスクの滝までのトレッキングの途中、こちらの滝を経由しています。

前回の記事はこちら
マヤグスクの滝・沖縄県(西表島)【白く輝くヤマネコの城】

今回はとにかく最終目的地のマヤグスクまで目指すことが第一!だったので、往路は後ろ髪ひかれながらもサクサク通過してしまったのですが、帰り道に少し時間があって、ゆったりめに滝鑑賞をすることができました。

●カンピレーの滝・かんぴれーのたき●
沖縄県八重山郡竹富町。西表島の浦内川観光ボートで上流へ、船着き場から片道2.2km、徒歩で1時間程度で到着。ここまでは遊歩道が整備されているので、子供でも訪れることができる。
来訪日:2013/12/19

DSC_0324

なだらかな渓流瀑が、長さ約200m、数段にわたって続いています。
なんといっても、広々とした景色が特徴!

「カンピレー」とは、「神々の座る場所」という意味だそうです。
西表島の15ヶ所の神が集まって、島づくりについて、夜通し語り明かした場所なんだとか。聖地として、島の人たちにも大切にされているそうです。

そんなわけで、わたしも、神様たちが集まっているところを、なんとなく想像してみましたよ… 15人の、談合。

この日はとても水量が多かったので、水はゴウゴウと暴れながら落ちているのです。「座る」といっても、あっという間に流されてしまいそうです。DSC_0274

でも、それも楽しそう…!

むしろ、神様たちがこの激しい流れに乗って滑って、はしゃいでいるようなイメージが浮かびました。神様たちは、この大きな滑り台で遊びながら、「ここの島はこれだけいっぱい水があるんだからサ、いろんな生物が楽しく暮らす楽園にしようヨ〜」みたいに、厳かな話し合い、というより、なんだか楽しい感じのノリで、決めてくれたんじゃないかしら… なんて妄想します。

滝の前は、ずっと轟音が響き渡っているのですが、その一方で、ころろろろろろろ…という音も妙に耳につきました。ガイドさんに、ヤエヤマアオガエルだと教えていただきました。繁殖期なんだとか。近くでは、1m以上のオオウナギが悠々と泳ぐところが見られたりもして。あと、テナガエビもいました。生き物がこんなに身近に感じられる滝見って、嬉しいですね。(生き物は動きが素早くって、写真は撮れなかった…!)

ワイルドで、それでいてピースフルな雰囲気。それは西表島の独特のもので、日本でも、どこにも似ていないよなぁ、と思います。沖縄のほかの島とも、また違うかんじなのです。

あと、カンピレーの滝といえば、これ!河床のポットホール。
DSC_0316

わたし、ポットホールが好きで… ポットホールって、なんか、可愛くないですか?
小石が流れの中で岩の溝にはさまって、クルクル回って岩を削って作られる穴です。
DSC_0320
これだけの大きさになるには、長ーい年月がかかっていそうですね。

ハートのポットホールも見つけました!_D3_2527

すっかり、西表、ラブ!になった、わたしですが… まだまだ西表滝めぐり、続きます〜