ずいぶん、久しぶりの更新になってしまいました!

滝への思いは、もちろん変わらず、です^^ 最近はマニアックだけど、こんな本を読んでおります。どーん。
taki

またこちらの感想は、追って書くとしまして…

この記事のトップに載っている写真、どうでしょうか?
まんなかにいる赤いのが、私です。

こんな滝、日本にあるの?という、びっくりなかんじですよね。日本最後の秘境、西表島にある幻の滝です。かなり間が空いてしまったのですが(昨年末…!?)、念願だった秘瀑を訪ねることができましたので、報告させていただきます!!

●マヤグスクの滝・まやぐすくのたき●
沖縄県八重山郡竹富町。西表島のちょうど中心にある落ちる秘瀑。マヤグスク=「ヤマネコの城」の意味。浦内川船着き場から山道を進み、3時間超のトレッキングを経て到着。基本的にガイドさん要。
来訪日:2014/12/19

なんと、ここ、仕事で行くことができました…! 
先日発行になりました、しんきんVISAカードの会報誌「はれ予報」の3月号、特集「マル秘旅」の1企画として、提案させていただいたのが「西表島 幻の滝を訪ねる旅」!わたしが、取材&執筆しております。(全国のしんきんさんにも置いてあります。いま、最初のページだけ、ここから見られます)

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島面積の9割がジャングルで覆われ、雨量も飛び抜けて多い西表島は、まさに滝の宝庫。わたしにとって、ずっと憧れの場所でした。なかでも、このマヤグスクの滝は元西表島在住のカメラマンさんから、「滝好きなら絶対行くべきだ」と太鼓判を押されていた、憧れの滝です。ネットで調べて写真を眺めては、思いを募らせていました。そんな中で、こんな企画が実現。夢…? 夢なのかしら…

取材協力いただいたのは「星野リゾート ニラカナイ西表島」。アウトドアアクティビティにかなり力を入れていらっしゃって、専属のガイドさんがいらっしゃるのです。

朝、ボートで出発。
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船着き場に着いたら、ここから片道3時間以上の道のり、元気にまいりますよ〜。

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今回ご一緒したカメラマンさん、中村風詩人さんです。わたしの滝テンションの高さに、終始つき合ってくださいました。本当にありがとう!

軽めの遊歩道ウォークから始まり、まず、日本の滝100選にも選ばれているマリュドゥの滝を遠望できます。(いま、近くまでは立ち入り禁止のようです)DSC_0259

カンピレーの滝も。
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観光客のうち多くはここで船着場へ引き返すのですが、私たちの目指すマヤグスクは、そのもっと奥…
滝好きとしてはここにも長く滞在したいところなのですが、なにしろ急がないと、夕方までに戻ってこられない。後ろ髪ひかれる思いもありながら、出発。
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横断道に入ると、まさにカオス、本気ジャングル。
ひたすら歩く、歩く、歩く! 沢を渡る、渡る、渡りまくる〜!DSC_0252DSC_0251
山を駆ける、動物になったように。だんだんと野性を取り戻していくような感覚があります。

途中、大きな川(イタジキ川)との合流地点に。わたしたちが到着する前に、珍しいくらいたくさん雨が降っていたために、水量がかなりあって、沢を渡る足が取られてしまいそうでちょっと怖いです。

そして…、いよいよ。轟音が聞こえてきました。

到着!!

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うわーーーーーーーーーーーあ……

階段状の岩を滑り落ちてくる滝。とんでもない水量!すごい音と水しぶき。
こんなに水量があるのは珍しいのですって。このタイミングで来られるとは、なんてラッキーなのでしょうか。

滝の神様は、ちゃんとみてくださっているんだ!
ありがとうございます!これからも滝道に精進いたします!

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…なんとか、近寄れるところまで、近寄りました。

遠くから見てもその迫力は十分感じますが、近寄ると、さらに凄みがありました。
水が暴れるように跳ねながら落ちていきます。躍動感がはんぱないのです。

こんなジャングルの奥地だから当たり前なのだけど、観光地の滝に慣れているわたしとしては、こんな巨大な滝なのに「柵なし」で会える!というのが、感動なのでした。

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自然の力が作り出した、白く輝くお城。水量がここまでなければ、この階段の上を登って奥にも行けるそうなのですが、わたしはこの眺めだけでも満足、満足!

「ヤマネコの城」とは、本当にいいネーミングだと思います。絶滅危惧種のイリオモテヤマネコ。姿はほとんど見ることができませんが、この奥に住んでいるとしたら、なんだか納得。圧倒的な自然のパワーに守られた神聖な場所、という気がするからです。人間は、そうそう入れないのかも。

実はこの日、西表島にしては、けっこう寒かったんです。しかもこの滝の前は、水しぶきがめちゃめちゃ飛んでくるので、ガイドさんは凍え気味だったのですが… そんななか、寒さはおかまいなしで浮かれまくるわたし。「なんであんなに元気なのかな」ガイドさんにはそう思われていたかもしれません^^; 興奮していて、まったく気になりませんでした。

寒さも疲れも、感じさせないでしょ…?パワーに満ちている場所なんです。
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靴まで脱がなくてもいいだろうという声が聞こえてきそうですが、やはり滝は素足で感じたくって…^^
撮影につきあってくれて、ありがとう、中村さん!

感動が伝わりきらないかもしれませんが、ぜひ、ここは行ってみてほしい!滝好きじゃなくても、どなたでも。たどりつくまでの道のりも含めて、大自然に還ることができます。ガイドさんには動物や植物についてもいっぱい教えてもらえますし。

星野リゾートさんでは、11月から3月までの期間限定のツアーです。詳しくはこちら

西表島では、ほかにもいくつか滝をめぐりましたので、続いてまたご報告しますね。