日光の滝めぐり、その4。

これまで紹介した、華厳の滝裏見の滝霧降の滝が日光三名瀑、といわれているのですが、今回はいずれも展望台からの鑑賞でした。

でも…やっぱり滝に近づきたい、触れたい!

そんな思いで翌日に訪れたのがこちら。日光の滝としてはマイナーなほうだったので、わたしも今回は初訪問です!

●寂光の滝・じゃっこうのたき●
栃木県日光市日光。田母沢支流にかかる。落差50m。 「日光八景」の1つ。日光を訪れた弘法大師空海が修行をしたと伝えられる。若子神社の奥。駐車場あり。
来訪日:2014/1/14

裏見の滝からも近い場所。細い山道をずんずん登っていくと、駐車場がありました。
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鳥居をくぐって、神社わきの森の歩道を少し歩くと滝音が聞こえてきます。
ん…?
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わわ、想像以上に、素敵です!

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ちょうど、わたしの気分としては、こういう滝に会いたかったところだったんです。滝の流れに直に触れられて、水飛沫を感じられて。観光地化されていない、穴場滝。もちろんこの日も貸切状態でした。

滝そのものも、雰囲気のある、美滝なんです。
段々で落ちてきて奥行きもありますし。これは冬だからこそなんですが、滝の両サイドが凍っているために、より白くてくっきりと大きく見えました。緑にも、映える滝なんだろうなぁ。

ちゃんと調べずに来たんですが、看板をよく見てみると、この滝は空海さんが訪れて、修行した場所なんですって。夢の中で女神のお告げを受けて、ここに祠を建てたとか。そういわれて、確かに女神が静かに佇んでいるような厳かでありながら優しい雰囲気の滝です。

今日はここでゆったり滝時間を過ごすことに決めました。シートを敷いて、お茶で一服…。

日当たりがよくて風もなかったので、全然寒くないんです。最初は名前から勝手に「寂しい滝」なのかしら、という印象を持っていたのですが、そんなことはなくてとても落ち着く…。寂光の滝の「寂光」とはここにあった寂光寺から来ているそうですが、「寂しい」という意味ではなくて、仏教のことば「寂光浄土」で使われているほうの、安らかなで静かな光という意味に由来するのでしょう。

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岩場の上では、プチ瞑想しちゃいます。
重なり合う水音に身をゆだねて、浄化されていくイメージです…!
短い時間でしたが、スッキリ。

日光に来るときは、ここは必ず立ち寄りたい!お気に入りのスポットになりました。日光の滝、バリエーションの豊かさに、あらためて感動です。