滝ガール、夏の思い出。
遅ればせながら、アップしていきたいと思います。
飛騨小坂のシャワークライミングに出かけた翌日。
(小坂のシャワクラの記事はこちら→ 小坂なシャワクラ参加レポート【おさかな気分で大はしゃぎ】)
雨予報がちらほら出ていたので、それだけが心配だったのですが、朝起きてみると、全然大丈夫そう!
ということで、小坂から中津川へ。もともと東京への帰り道なのでね。
中津川の加子母(かしも)というエリアにやってきました。旧加子母村。2005年から中津川市に合併されました。加子母は林業が盛んで、面積の94%が森林なのだそうです。伊勢神宮の式年遷宮のための用材も切り出されるという全国的なヒノキの名産地です。
もちろん深い森があるということは、滝もあるわけで! ずっと気になっていたものの行けていなかった場所に念願の訪問です。登山道の途中の木道が崩れてしまって工事をしていたのが、ようやく今年直ったそうで、通行止めが解除されたのでした。
●乙女渓谷・おとめけいこく●
岐阜県中津川市加子母小郷。日本200名山にも選ばれている小秀山(1982m)に向かうニの谷登山道で、夫婦滝、和合の滝、ねじれ滝など、数々の滝を眺めることができる。乙女渓谷キャンプ場の駐車場から夫婦滝(男滝滝下)まで、徒歩1時間半ほど。
来訪日:2017/8/11
乙女渓谷キャンプ場からスタートです!
雨予報はどこへやら〜 キラキラ日差しが眩しいです。東京に比べたら涼しいけど、それでも結構暑い。
行きがけに挨拶したキャンプ場の管理人さんによると、目的地の夫婦滝までは2kmとのことだったので、ふんふん、まあそんなものか、と思っていたのですが… 実際は往路はずっと上り坂。歩いていくうちに暑さもプラスされて、意外に結構しんどかった〜!木道がきちんと整備されているんですが、苔もつきやすいのか、気をつけないとツルッといきます。「乙女」という言葉の響きになんとなく油断していたのかも(笑)
それでも渓谷沿いのハイキングコースでは見所が次々に現れるので、頑張れましたよ!
最初に出会ったのは、乙女淵。
どのへんが乙女なのかなあ、と思って覗いてみると…
わあ…
キラッキラ!
とにかく水がものすごく綺麗です。この透明度が乙女渓谷の特徴なのかな。このピュアな水の美しさを「乙女」と形容したのだったら、わたしも同感!という感じです。
次に現れた、ここもすごい!
碧水湖(通称・めんぱ淵)。
名前の通り、碧色に輝いています!!ゆらゆら。
次に見えてきたのが、ねじれの滝。
細い岩間を駆け抜けていく、意外に豪快な滝でした。
ここであと1.5kmかあ…
まだまだ先です!
そして、スタートして20分ほどで、いい感じの滝が見えてきました。
和合の滝(わごうのたき)です!
落差は7mとそんなに大きくないのですが、この…滝つぼがすごい!!
迷わず、靴を脱いで…
あまりに暑かったので、結局ヒザくらいまで入ってしまいました(笑)
ここでしっかりクールダウン休憩です。
見上げると、葉っぱのシルエットにキュン。紅葉も綺麗なんでしょうね。
グラデーションが美しいので、スローシャッターの写真も撮ってみましたよ。
再び進みだすと、次に乙女のささやきが聞こえるという「声の泉」。
一見すれば、ガレ場をちょろちょろと落ちてくる小さな流れ。女子たちがもしかして可愛い声でおしゃべりをしているように聞こえませんか、ってことでしょうか。こういう想像力がいいですね。乙女渓谷なだけあって、やっぱり乙女推し!
ここからは道がところどころゴロゴロの岩に阻まれます。危険とか、迷うというほどではないのですが、乙女という名前とは対照的な感じです。
「天狗岩」という看板があったのですが、どの岩のことか判別できず…
半分は過ぎたということで、とりあえず渓流に癒されます。
この先、「展望台」と書かれた方に立ち寄ってみました。
ががーん。
夫婦滝…ってアレか!
思ったより、遠い…!
もうすぐかな、なんて勝手に思っていたのですけどね。あそこを目指してもうひと頑張りです。
烏帽子岩を過ぎると…
ようやく「旧夫婦滝展望台」です。
ここから少し岩を登ると…
見えました!
だいぶ近づいてきましたね。向かって左が男滝。右側の白い筋が女滝です。
女滝のアップ。
幅広にふわーっていうタイプではなくて、繊細だけども芯が一本通っている、そんな女性です。素敵ですね!
ここから男滝のふもとへと参ります。
ラストスパート!!
…と思ったらこの階段!涙
しょっちゅう滝ばっかり行っているわりにはわたしは本当に体力がなくて、特に夏になるとパワー半減なので、最後にこれはしんどかったんですけど、滝に会いたい一心で、なんとか…
ちらっ☆
ついに到着!夫婦滝(男)です!
落差80mということで、さすがの迫力です。
わたしが到着すると同時に入れ替わりで前にいらした方が戻っていかれたので、ちょうど貸し切り状態で堪能しました。
堂々とした品格を感じる滝です。
落ち口は元気いっぱい。
中段からは岩肌を伝いながら幅広に華やかに落ちていきます。
ほっとしたらお腹が減ってきて。お昼前だったけど、おやつに持ってきていた「じゃがりこ」を一気食いです(笑)
本当はここでお昼寝くらいしていきたかったのですが、どうも雲が多くなってきていたのと、団体の山登りチームの皆様がいらっしゃったので、名残惜しくさよなら。女滝の下にも川を渡ってガレ場を登れば行けるとのことなのですが、今回はやめておきました。奥さま、また会いにきますね!
帰りは下りだったので、だいぶ楽チンでした。膝は笑ってましたけども。和合の滝では帰り道も滝つぼに入ってクールダウンしました☆
紅葉の季節にでもまた改めて訪ねたいと思います!
☆おまけ☆
加子母の小郷、集落の入り口の看板で『???』ってなりました。
な、なめくじ祭り…?
後から調べてみたら、とても由緒あるお祭りで「文覚上人の墓にナメクジが這い上がり夜明けとともに消え去る」という謂れからきているそうです。ふむ… どんなお祭りなんだろう。加子母…深そうなところです。
道の駅・加子母にも立ち寄りました。
中津川の名産、トマトがほのかに香る、トマトソフトクリーム!!
トマトとミルクってどうなの?と思いきや、これはアリ!程よい酸味が加わって、後引くお味となっていました。また食べたいなあ。
夫婦滝(男滝)前でのスナップ、いいですね!滝の実感が伝わります。
トマトのソフトクリーム、美味しそうですね。 ☝( ◠‿◠ )☝
途中の展望台からの夫婦滝の写真を見て、先日(9/2)の滝レクチャに参加した際に見た「天狗の滝」を思い出しました。
「払沢の滝」からの帰り道で、双眼鏡を設置してあり「天狗の滝」が見えるよとありました。ので、覗いてみたら先ほどの写真のような感じで見えました。山の木々の間に1の字のように白く輝いていたのが良かったです。
滝レクチャで、耳に手を当てて滝音を聞くというのは新発見でした。ナイアガラの滝では必要なさそうですが。
このブログ見るようになってから、滝に興味が出てきて地元(岩手)ではどうなんだろうと思っていました。たまたま三陸滝見隊というサイトが見つかり、こちらも見るようになりました。
自分では中々出かけないので、こちらのブログをいつも楽しみにしています。
ありがとうございます☆そうですね!女滝は天狗の滝の遠望にちょっと似てるかもしれません。せっかくなのでぜひ地元の岩手の滝もいつか行ってみてくださいね!私もまた近々岩手にも出かけようと思っています。またブログも見ていただければ嬉しいです!