この夏の滝めぐり、7月の最初に訪ねたこちらについてアップしていませんでした!
滝仲間に声をかけてもらって男女総勢11人で賑やかにいってきました!
今回の場所は、滝のイメージがあんまりなかった湯河原です。
●六方の滝・ろっぽうのたき●
神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋。新崎川上流の支流、中尾沢に落ちる落差20mの滝。地元では幻の滝と呼ばれていたが、柱状節理の形状から滝の名がついた。幕山公園から土肥大杉跡へ抜けるハイキングコースを進む。
来訪日:2017/7/9
滝フレンズのリエさんが今年春に地元主催のガイドツアーに参加していたのを聞いてまして、行ってみたいなあ、と思っていたところ。というのも、柱状節理がスゴい滝らしいと…柱状節理ファンとしては、ぜひとも見ておきたい! リーダーのすずきさんとすぐに企画してくださったのでとてもありがたかったです☆
湯河原温泉街から北、幕山公園で集合して、最初はハイキングコースを進みます。
幕山は箱根ジオパークのジオサイトになっているんですね!
管理事務所では滝の案内もいただきました。
お目当ての六方の滝、かなり素敵そうです…
出発してほどなくするとお社がありました。
「山の神」だそうです。全員が怪我なく戻ってこられますように、お祈りして。
いよいよ歩き出しまーす。
最近行った滝の話とかおしゃべりしながら、序盤はこんな感じで元気いっぱいなんですが…
舗装道が終わると山登りルート。地味にタラタラと続く斜度と、梅雨明け前なのに快晴すぎるくらいのお天気のため、次第に体力が…奪われていきます…ヒィイ
滝仲間は猛者ばかりなので、ずいぶんとペースを合わせていただいていました。
スタートしてから90分くらいで、沢の木陰で小休憩です。汗が急激に冷えていきます〜
再びスタート。
沢を左手に見下ろしながら…
滝らしき影もチラチラ見えるのですが、降りるのは難しそうです。
途中、何度か沢を渡渉しつつ…(ガイドしていただかなかったら迷う!)
やっとやっと! 一つめの滝に到着です!
紫音の滝。
スタートしてから3時間弱。頑張ったなあ。いよいよ、この紫音の滝の上流に、お待ちかねの六方さんがいらっしゃるらしいのです。あとちょっとだ!
ちなみにこちらは、その手前にある無名滝。水量は少ないけれど落差はけっこうありました。
六方の滝まで最後の道は、ロープで登っていきます。
そして、見えてきました!!
カッ…
かっこいいーーーー!!
やばいですよ、これは。柱状節理ファンとしては、たまらない造形美!!!
山の中で、想像以上の存在感を放っていました。
地球がつくったとんでもないオブジェを前に、興奮気味の一同。それまでの暑さでヘロヘロだったわたしも、この滝の前に来たら全回復です!
滝仲間たち、それぞれ思い思いに過ごします。滝オフ会のいいところは、この自由さなんですね。笑
滝の前に来ると、みんなそれぞれのスタイルで滝と向き合います。
わたしはとりあえずいろんな角度から眺めたいので、ウロウロ。
まずは、向かって左側に回り込みまして…
この角度からだと、すごく「柱」っぽさがわかりました! 特に柱の縦のラインを流れ落ちる水の表情に惚れ惚れ。水道の蛇口がいっぱいあって、それぞれからジャージャーと流れているように見えるのが面白い。西洋の歴史的建物にありそうだなと思ったけど、いやいや、やっぱりこんな造形は人間じゃ発想できませんねぇ。
見下ろすと、虹も見えました!
そして、今度は右側から…
こちらもいいんです!
苔むした岩盤から滴り落ちる雫に、木漏れ日からの光芒…。なんともフォトジェニックです!
滝壺は浅くて、飛沫が作り出す波紋が静かに揺れていました。
ひとしきりうっとりしたところで、お昼ご飯と…
仲間たちと記念撮影タイムになりました☆
今回企画してくださった、リエさんと!
わたし一人ではたどり着くことができない滝だったから本当に感謝です!
みんな名残惜しく、振り返りつつ帰りました。
いつも滝オフ会に参加すると思うけど、やっぱり滝を愛するもの同士って、なんとも不思議な安心感に包まれているんですよね。今回も道中でずーっと滝の話しかしていないけれど、全く話は尽きることなく。
仲間たちとたくさん笑って、リフレッシュした夏の休日でした☆
みなさま、またご一緒してください!