春の雪解け、福井の滝巡りシリーズをアップしています。

その2!です。
前回はこちら ↓↓
龍双ヶ滝・福井県【やっと会えた!春の訪れと新緑の百選滝】

やってきたのは、越前大野。

ドライブして大野市に差し掛かると、あちこちでシバザクラに彩られた田んぼが目をひきます。

このピンク色、キュートですよねぇ!
あとで聞いてみると、最初は数軒の農家さんが自主的に始めたものが、それがだんだんと広域になっていって、今では大野市の観光名物になっているそうです。シバザクラは開花期間も長いらしいので、春気分が長く楽しめていいですねぇ。

春気分いっぱいになったところで、お次の滝へ。

九頭龍ダムに向かう道、途中にある滝です!

実はここ、2年前の4月初旬に福井を訪れた時にも立ち寄っていたのですが、ちょっと大変だったのです。その話はまたあとで…

●仏御前の滝・ほとけごぜんのたき●
福井県大野市仏原。九頭竜川の支流・最尻谷にかかる落差およそ100mの3段の滝。滝の名称はこの仏原で生まれ、平清盛から寵愛を受けた仏御前の名から。駐車場から徒歩10分程度。
来訪日:2017/4/29

滝の名前の由来は、平家物語にも登場する「仏御前」。平清盛に愛された白拍子で、舞の名手でした。そんな彼女が、この滝で髪を洗ったという伝説があるそうですよ〜。

国道沿いにわかりやすく駐車場があって、ここから滝まで遊歩道が続いているのですけれど。

どーん。

これが実は、長ーい上り階段なのです!!

ふぅ、ふぅ…

息は切れますけども、景色が素晴らしいので、問題なし!

周囲の植物の息吹も感じられます。

若草色の新芽がホコホコ。

優しい紫色のお花ちゃんもそこかしこに。

春はいいなぁ〜と、るんるん歩いていると…

あ!

滝の姿が見えてきました!

こちらです!!

新緑の木々の合間から、雪解けの水が生き生き駆け下りてきます!
サバサバザバザバー

素敵〜!

実はここ、以前、2年前の4月初旬に訪れた時には、こんな感じでした。

この時はドバババ!ドバドバー!…と、むしろ怖いくらいの水量。ビショビショになりました。

まだ遊歩道には余裕で雪が残っていまして。

しかも、↑の写真をよく見ていただくとわかるのですが、遊歩道にはこの時、柵がなかったんです! すぐ脇には雪解けの水がザブザブ流れているので、落ちたら終了、みたいな感じでかなーーーり怖かったのです… 思いがけずサバイバル体験をしてしまいました。

冬季の間は雪の重みで折れてしまうから、柵を撤去しているとのことなんですよね。前回訪れた時にはちょうどその柵が設置される直前。今回は1週前に準備してくださっていたようです。↓↓

福井新聞さん 仏御前の滝、安全柵を設置 散策客の出迎え準備OK

今回は柵のおかげで安全に滝見を楽しむことができましたよ!

この滝を訪れるなら、4月末のこのころは良い季節だったのかもしれませんね。安全面でもそうですし雪解けで水量があるし、春の新緑を楽しむこともできますし☆ ラッキーでした!

そしてもう一つのラッキー。
ここでは、道中、ちょうどご年配のご夫妻と一緒になっておりました。

滝の前でちょっとお話を聞いてみますと、なんとお二人、御年86歳&82歳!

あの長〜い階段もシャキシャキ歩いていらしたので、そんなお年だったとは、全く見えなくてビックリしてしまいました。でも、趣味が山歩きだということで、納得です。こういう年の重ね方をしたいですねぇ。

「滝が好きで東京から全国巡っているんですよ」とお話したら、「娘が東京にいるのよ〜 滝が趣味って素敵ねぇ」と、いろいろ福井の滝のことや越前大野のことも教えていただきました。

せっかくなので、お写真ご一緒に☆

お二人とのおしゃべりが楽しかったので、ちょっとしたお礼に…と、別れ際、東京から持ってきてたプチお菓子をお渡ししたところ。

「わあ、嬉しい! じゃあ交換ね!」

と、あんこ餅いただいちゃいました!

ほっこり。
旅って、いいですねぇ〜。

滝ではいつも素敵な出会いに恵まれます。ありがたいですね!

越前大野の街に戻ってから、お二人におすすめしていただいた、お蕎麦屋さんへ☆

おろしそばです! 福井のおろしそば、本当に好きなんですよ…美味しかったです!

越前大野は水のまちなんですよね。

湧水地が街のいたるところにあります。

わたしが訪ねたのはその中の「御清水(おしょうず)」というところ。

1985年に当時の環境庁名水百選にも選ばれた味わい豊かな水だそうですよ。

こちらで美味しいお水をいただきつつ、先ほどいただいたあんこ餅で休憩していきましたよ☆

短い時間でしたが、めいっぱい越前大野の春を満喫!

春の福井の滝ツアー、続きます☆