妙高高原といえば、わたしにとって雪山のイメージ。大学時代は滝よりも、むしろ雪山。シーズンインすればスノーボードばかりでした。このあたり、滑りには何度も来ていたのですが、滝めぐりは初めて。名瀑があるというのに、つい最近まで見落としていたのです。
なので、雪が降ってしまう前に、やってきました!
●苗名滝・なえなたき●
新潟県妙高市杉野沢。新潟県と長野県の県境を流れるの関川の上流。落差55m。柱状節理を持つ玄武岩の断層でできている。滝から落ちる水音の轟音が地震のようだったことから地震滝と呼ばれていたが、昔は「地震」と書いて「なゐ」と読ませていたことから「苗名滝」に転化したと言われる。日本の滝100選。
来訪日:2013/11/9
朝イチ、ばっちり快晴です。おはよう、妙高山!
滝の手前の、いもり池に立ち寄りました。シルエットが静かな池に映り込んで。朝の空気はもう既に、冬の訪れを告げていました。そうだ、もう立冬は過ぎたんだものね。
苗名滝は駐車場から歩いて15分ほどです。
やはり人気スポット、8時台から人手がありました。
鮮やかな紅葉に目を奪われながら遊歩道を進んでいきますと、見えてきました、聞こえてきました!
こちらです!
ザ・柱状節理滝!!か…かっこいいっ!!
柱状節理とは、マグマが冷却固結する際、収縮して生じる柱状の割れ目で、玄武岩質や安山岩質に見られる地形です(苗名滝は玄武岩系)。柱状節理は、高校生の地学(滝好きは地学好きから来ています)で習ったとき、なぜだか見るたびにドキドキしちゃって、それ以来のファン。むしろ、滝よりファン歴が長いということになります!
滝に出会っただけでドキドキしちゃうのに、その上、周囲の岩盤が柱状節理だったりすると、もう大変なのです(笑)
柱状節理系の滝は数あれど…わたしが見たなかでも、苗名滝はヒットでした!
お気に入りポイントは、岩盤全体で醸し出す「門っぽさ」。
どうでしょう?「門」って、なんだかドラマチックなんです。立ちはだかって何かを拒むようだったり、何かを奥に秘めていそうだったり、そこから何かが始まりそうだったり…。
素敵です…。ぽー。
滝壺には頑張れば行けそうなのですが、巨岩に阻まれて断念するカメラマンさん多数。わたしも今回は軽装備だったので、やめておきました。とりあえず手前にゴロゴロ転がってる手前の巨岩をひとつ陣取りまして、お茶飲みながらくつろぎタイム。しばらく滝の勇姿を眺めます。
と、20分くらいしたら、滝壺付近に、新たな彩りが。
虹が出てきました!この時間と滝の向き…実はちょっと期待してたので、嬉しい。
カッコいい柱状節理に、さらに虹まで彩ってくれて。朝からトキメキ最高潮でした!
今回も水量はそこそこありましたが、雪解けの時はとんでもないらしいです。それこそ地震みたいだって。ぜひ今度は5月、訪れてみたいと思います。
妙高の滝めぐり、続きます 😉