突然ですが… 滝ガール、「縄文」が気になってます。
2年前、仕事で土偶についての企画を担当した際に、その造形の不思議さに惹かれ出してからというもの、何かと縄文時代の暮らしのことが、引っかかるようになっていたのです。
そして先月はついに、青森県の縄文遺跡めぐりにも出かけてきちゃった!
(青森市の三内丸山遺跡です)
滝に惹かれる何かと、縄文に惹かれる何かに、きっと共通点はありそう。いろいろ妄想は広がっていて、その話はまた別の機会にもしたいと思うのですが…
そういえば、縄文時代の遺跡に落ちている滝のこと、ここにアップしていなかったな、と!
滝と縄文。そのコラボの現場は、長野県、菅平高原です!
●唐沢の滝・からさわのたき●
長野県上田市菅平高原。落差15m、幅10m、菅平高原を流れる唐沢にかかる滝。国道406号線の橋上からでも望める。1962年に滝の左岸から縄文時代の土器や骨角器などが出土。岩陰遺跡と呼ばれる(現在は崩落)。
来訪日:2016/7/22
国道沿いに看板が出ていて、すぐに滝の姿を見ることができます。
こんな姿を見たら、やっぱり遺跡より先に、まずは滝に向かいますよね!
こちらです!
わわぁ…☆ イキイキ明るい。なんとも爽快な滝です! 訪れたのは、7月。緑が一番元気で美しい時期でした。
滝つぼは浅いので、ぐぐっと近寄ることができます。
細かい水しぶきが輝きながら乱舞しているのがわかるでしょうか〜☆
滝に虹がかかる、というよりは、そこらじゅう、空気のなかに虹が見えるというかんじなんです。ファンタジーな空間に滝ガールも大興奮!
規模は小さいけれど、戯れるには最高の滝でした。
そして、この滝のそばにある縄文遺跡というのが、こちら。
岩陰遺跡です。
菅平には、多くの洞穴、岩陰などが発見されているそうですが、なかでもこの岩陰遺跡は最大のものなのだとか。1962年の発掘調査により縄文式土器、弥生式土器、土師器、骨角器が多数発見されているそうです。
もともとは庇状に岩石が覆い被さっていて、その下で生活できるようになっていた場所。いまは巨石が崩れて埋没してしまったそうですが、沢のほとり&すぐ近くに滝!というロケーションは当時と変わらなかったのではないでしょうか。となると、おそらく縄文人にとっても暮らしやすく、心落ち着くところであったはず…
一番古くて、縄文晩期だと思われるそうだから、ざっと3000年前くらい?
3000年…その頃と今とで、滝の形はどのくらい変わっているのでしょうね。想像してもわかりません。
でも、わかってないことも多いからこそ、妄想の幅は果てしない。それが縄文の魅力。
(と、縄文ZINEの編集長がおっしゃっていました!)
滝は、時を越えて常に流れ落ち続けます。
すなわち、歴史をつなぐ存在です。
歴史好きと滝好きの親和性の高さはこちらのコラムにも書きましたが(こちら)、ここでは縄文というもっとも日本の古い歴史との繋がりを妄想できてしまう… そんな新しい楽しみ方ができる滝でした☆
ちなみに後日、昔の滝の形の手がかりを知りたくて、このあたりの地層を調べようと思ったら、こんなサイトが見つかりました。
巨石・滝・地形めぐりの記録とメモ
http://chibataki.moo.jp/kengaitakicard/karasawataki.html
す、すごい! 詳しい!
こんなに地質から滝の研究を詳細にしている方、ほかにいないんじゃないだろうか…
この滝が水量のわりに滝壺が浅い理由もバッチリ解説してくださっている。
…と。読み進めていくうち、ようやく気付きました! 以前、林野庁OBの方々にお会いしたときに、「元千葉県立博物館にいらした方でものすごい滝に詳しい方がいる」と伺っていたのですが、サイト運営者が、おそらくその方! 吉村先生!
今もたまに滝や巨岩のセミナーとかもやられているそうなので、いつかお目にかかれたらな、と思っています!