GW岡山&鳥取の滝遠征レポート。
(前回は琴弾の滝・岡山県【心のふるさと美作で響く音色】)

美作市のおとなり、奈義町にやってきました!
古くから神の山として知られた那岐山を挟んで、岡山と鳥取の県境になっています。奈義町は岡山側。まずは高台にある「那岐山麓 山の駅」へ。那岐山を背にして、町を見下ろすとこんなかんじです。

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作州名産の黒豆きな粉を使ったソフトクリームがおいしい〜

奈義町マップに「滝神社」という案内を見つけたので、ここも訪ねてみましたよ。
風が吹き抜けて、なんだかとてもいい雰囲気の神社でした。

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滝神社なのに、滝はなかったです。あとで調べると、滝をご神体とする滝神社の奥宮は、もっと山の奥にあるらしく、わたしが訪れたところは集落に近い遥拝所なのだそう。奥宮まで行っている時間はなさそうなので、遥拝所からひとまず「滝めぐり交通安全祈願」をさせていただきました。

では、いざ、滝へ。奈義八景のひとつに数えられているのが、こちらです!

●屋敷の滝・やしきのたき●
岡山県勝田郡奈義町馬桑。落差40m。6段になって落ちる滝。屋敷の滝戦国の武将、延原弾正の屋敷跡、または、日本原開拓の先駆者、安達清風の屋敷跡というところから名付けられた。「蛇淵の滝」とともに、奈義八景のひとつ。駐車場からすぐ。
来訪日:2015/5/1

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駐車場から少しだけ林のなかの遊歩道を歩くと、すぐに見えてきます!

こちら!

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わ、想像以上によかった!
奥行きのあるタイプの段瀑です。迫り来るかんじが、いいですね。新緑が目にまぶしい〜!

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気持ちいいです^^

さて、実は奈義に立ち寄ったのには、滝のほかにも目的がありました。

行きたかったのがここ。
奈義町現代美術館です。

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建築家・磯崎新プロデュースの美術館。出来たのは、もう20年前で、奈義の豊かな自然を深く感じるための常設のアート作品、いわゆる「サイトスペシフィック・アート」が体感できる美術館としては、さきがけだそうで。なかなか来ようと思っても来られない場所なので、今回はちょうど近くを通るルートでよかった^^

美術館は太陽、月、大地、の3つの展示室からなっています。常設のは嬉しいことに写真撮影オッケーでした。

こちらは、展示室「大地」。「うつろひ」宮脇愛子作。自然の循環、水の恵みを表現しているのかな。

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「月」の部屋。岡崎和郎作。ここは音の反響が不思議です。

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天地逆転の部屋、「太陽」。養老天命反転地でもおなじみの、荒川修作&マドリン・ギンズによる作品です。

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わたしが滝に惹かれてきた理由って、滝が自然の作り出した「芸術」として最高に面白いから、というところが大きいです。

滝めぐりをして人の手が加えられていない自然に出会い、驚いたり、癒されたり、っていうことが好きだけれど、こうしてアートに触れて、自然への敬意を人間がどう表現するのか、それを体感するというのも、だんだんと好きになってきました。

圧倒的な自然、宇宙の摂理みたいなものに人間が対峙したとき。その受けた衝撃や感動に、どう対応するんだろう? それぞれの表現方法って、ほんと無限。そう考えて行くと、人間の面白さ、醍醐味を感じちゃうのです。

ここの、大地、月、太陽の作品たちからも、作家の皆さんからの表現の喜びが伝わってきて、わくわくさせてもらいました!
自然と人間をつなぐアート、ですね。

ちなみに…
太陽の展示室に行く階段の部屋(筒の建築の下の部分)には、町の人とか来館者の方の写真がいっぱい貼ってあったんですが。

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あれ? 帰りに気付きました。

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なぜか唐突に、滝の写真がどーん。ひとりで「お!」と言ってしまいました。これ、見覚えある滝…!さっき行ってきた、屋敷の滝だ。

でも、どうしてここに唐突に滝が大きく飾られてるんだろう? 地元で愛されている滝ってことで、スペシャルサンクス、的な扱い…なのかしら…?笑 特に説明がありませんでしたが、美術館でも滝に出会えて、なんか嬉しくなっちゃいました。滝も、自然と人間をつなぐアートだもんね!

岡山にはまた戻ってきますが、いったん鳥取に向かいます!
続きます☆

ここまでの岡山滝めぐり
琴弾の滝・岡山県【心のふるさと美作で響く音色】