今年も、あと数日。ラストスパートですね!

振り返ってみますと、いくつか素敵な滝めぐりのアップ漏れがありました。
そのうちいくつかを、ご紹介。

●轟九十九滝・とどろきくじゅうくたき●
徳島県海部郡海陽町平井字王魚谷。海部川上流に大小の滝が落ちることから、轟九十九滝と呼ばれる。本滝である轟の滝(落差58m)のほか、二重滝や丸渕滝などの滝めぐりも楽しめる。日本の滝百選。
来訪日:2014/10/4

わたしの滝めぐり、実はこれまで、四国にはあまり縁がありませんでした。
四国を訪れたのは、大学生のときの卒業旅行で、過去1度きり。そのときは滝目当てではなかったし、以後、仕事でもなぜか四国案件がなく…でしたが、今年、ついに叶いました。

四国の滝、本格的に滝めぐりをしたのは、これが初めて。
今回訪れたのは徳島県、日本の滝百選にも選ばれている、轟九十九滝です!

海沿いの海陽町というところから、けっこうデンジャーな細い山道をつらつら進んだ先に、ようやくたどり着きます。

駐車場の売店では轟の滝グッズがいくつか売っていました。
まずこのタオルを買って気分を盛り上げて…

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入り口には、かなり年季の入った、看板が!

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アプローチからして、なんとなく、本州の滝と違うかんじがしました。お遍路ムードが漂うというか…

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まずは、轟神社へお参り。木々のパワーを浴びて、気分が、ぴりっとします。

さらに奥へ進むと…轟神社の摂社である、本滝神社が!

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そこに、なんとも神秘的な滝が待っていました!

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うう、神々しい……!

それもそのはず、この滝は本滝神社の御神体なのですって。

滝がご神体、というと那智の滝があります(記事はこちら)が、こちらも同じく高い神性を備えています。滝を見る、ではなく、参拝する、という言葉が、まさにふさわしいかんじ。

ご神体を、岩の隙間から、拝みます。

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滝の全容は見えないし、見にいくこともかないません(行けそうだけど、行っちゃいけないかんじがする)。落差は58mとのことなのですが「測ってはいけない」という決まりもあったとか。

滝壺のぎりぎりまで近寄ってみると、落ちる滝だけでなく、水面の煌めきや、そそり立つ岸壁についた苔が風に揺れる様子など、細かい動きまでが美しく迫ってきます。まるで、滝の神様を祝福するよう。

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祈るような気持ちで、時間を忘れて佇んでしまいました…

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さらに、渓谷の先には、まだまだいくつもの滝が落ちているということで。

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そちらも少し遡ってみました!

えっほえっほ… 階段が急です……

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で、こちらが、二重滝!

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この滝もかなり、わたし好みでした。

ゴツゴツとした岩の表情が、原始の雰囲気を醸し出しています!こういうの大好き。

二重、ということですが、水の流れはもっと複雑。繊細かつ、豪快、さまざまな表情を見せてくれるのです。
大岩に寝ころがって滝を眺めてみると、岩からの震動としても滝を感じられました。

そして、これが横見滝。

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ここは、滝壺の色に感動!!

さらに先へと進んでみたかったのですが、今回はタイムアップ。
山奥の滝なので、気軽に訪れるわけにはいきませんが、いつか再訪した際は、全滝めぐってみたいです 🙄

四国の滝めぐりは、わたしにとって、ここからスタート。来年は、いろんな四国滝を訪ねたいと思います!