このところ、バタバタしていて…!ブログもアップがずいぶん滞ってしまったのですが…。

先月末に、尾瀬の憧れの滝、三条の滝に行ってきました!時期的に仕事もかなりタイトだったのですが、あのタイミングで、あのハードな滝に、よく行ったなあ、と自分でも思います。滝となると、ギリギリ無理がきいてしまうんです。

●三条の滝・さんじょうのたき●
福島県南会津郡檜枝岐村燧ケ岳。落差100m、幅30m。尾瀬ヶ原から流れ落ちる只見川の上流にある滝。会津高原尾瀬口駅より沼山峠行きバスで約2時間、御池バス停下車、バス停より燧裏林道を徒歩約3時間。
来訪日:2014/8/30

さて、こちらの三条の滝は、わたしが愛読している北中康文せんせいのポケットブック「ニッポンの滝」の表紙にもなっております。

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本のなかでの紹介は「日本一の豪瀑」……!

この憧れの滝、いままで行ったことがなかったのは、アクセスの問題です。

まず、東京から尾瀬が遠い… 尾瀬っていっても、群馬側じゃなくて、福島側なので、クルマでも電車でも、近道がありません…!
さらに、駐車場から滝までが、なんと片道徒歩3時間。登山道は整備されているとはいえ、けっこうな山道らしい…。相当にヘタレなわたしは、これでかなりひるんでいました。

でも、いよいよ今回、いつもの滝ガール仲間で行ってみようという話になりました。そして、三条の滝に詳しいという滝ブロガーのるりゃんさん(ブログはこちら)も、ご一緒してくださることに!女子だけより、ぐんと頼もしい!……というわけで、わたしもチャレンジしてみることにしたのです。このチャンスを逃したらたぶんずっと行けない!

行きは「尾瀬夜行2355」という、東武の特別運行の夜行列車で。浅草を23:55に出発し、会津高原尾瀬口駅から登山口までの連絡バスもセットです。

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もともと体力には自信がないうえに、さらに寝不足というところからのスタートが、かなり不安だったものの…

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朝6時、御池駐車場で、るりゃんさんと合流し、いよいよスタート!

最初のほうは、朝霧の木道を、るんるんと♪

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野花を愛でる余裕なんかもあったりして。

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出発から1時間30分ほど。吊り橋を渡ります。

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この辺から、あからさまに疲れが出てくるわたくし…。

出発から2時間20分。
現れたのが、この看板!

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御池5.5km(歩いて来た道)
三条の滝1.2km

ということは。
もう5分の1きってるジャン!

しかし、ここからが難所。急坂を、ひたすら下っていくのです。

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写真だと斜度が伝わらないのだけど、かなり大変。残りkmは、体感では、倍はありましたね。

そして、出発から3時間。
ついに、みえてきました。

わーーー!?

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展望台まで登り、全貌を拝見!

わーーーーー!!

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今の時期は水量少ないらしいのですが(水量は多いときはもう岩肌が見えないくらいになるそうです)、それでもすごい量の水が、落ち続けています。

これだけの落差と水量が、両方ある滝には、初めて出会いました!
岩にあたってくだけながら落ちているので、躍動感がすごい…。厳かに力強く、というよりは、「いくぜー!」っていう…元気にパワフルなかんじです。水の束が思い思いに飛び散り、勢い良くダイブしていく様子は、見ているだけで、元気をもらえるかんじでした。

滝壺の様子。もう大変…!

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わたしも、しばし…夢中で眺めたのち…。

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沈没。展望台のベンチで座ったまま寝てしまいました。滝の轟音が、最高のBGMだったのです!(そのようすが仲間に激写されていましたが、うっかりまぬけなので自粛…!)

けっこうひっきりなしに、人が見に来ていたようなのですが、皆さん、滞在時間が短い!5分くらいで行っちゃう! 
一般的にここは、尾瀬の山登りの途中というかんじで、最終目的地にしているのは、滝好きのわたしたちくらいみたい。結局わたしたちは、1時間ちかく展望台でゆっくりしてたかな…

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たしかに、片道3時間かけてこの滝を、というのは、本当に滝が好きじゃないと、やらないですよね。正直、かなりキツかった。過去最高レベルに!

るりゃんさんは、三条の滝が大好きで、もう10回以上来ているそうです。そのために、日頃トレーニングしているのだとか…! さ、さすがです…!

最近、いちばんほしいものが、体力。
運動しなきゃ体力つかないけど、継続して運動する体力もない、という言い訳を何年続けてきたでしょうか。いろんな滝に出会いたい、それがモチベーションなら、もう少しわたしも頑張れるのかな、と思いました。

ちなみに、ここからまた30〜40分先に、平滑の滝があります。滝、というか瀬、という感じ。美しかったですよ! でも、もう体力が残っていなかったのか… 記憶がとぎれとぎれです(笑)

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もう、ほんと、体力ほしい! 体力強化を決意した、8時間の滝ハイクでした。