この間、友人に会ったら、なーんだか、妙にお疲れのようすだったので、「明日滝行くけど…来る?」とお誘いしてみたところ… 

即答で「行く!」と。

ということで、この日は「滝セラピー」ツアーです。効果をしっかり実感してもらうために、最適なルートを考えました。人がいない、ハードじゃない、などの条件に合う滝ということで、行き先は、奥多摩のさらに奥、山梨県小菅村にしました。

これが正解!ゴールデンウィークにも関わらず、完全にプライベート滝を満喫できました。

まずはこちらから。

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●雄滝・おだき●
山梨県北都留郡小菅村。多摩川源流部の小菅川にかかる滝。中央の岩によって二筋に別れて落ちる。落差10mほど。名前の由来は、滝ではなくその岩の独特の形状から。駐車場から歩いて10分ほど。
来訪日:2014/5/3

「雄滝」と呼ばれる滝は、全国にけっこうたくさんあって、雌滝となる滝が近くに流れていることから名付けられることが多いのですが、ここの雄滝は、違いますよ。理由、詳しくは、こちらの看板をお読みください。

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ああ、確かに…(笑)男性は、精力がつくらしいです!

ともあれ。

わたしは、滝って、自然と出会わせてくれる「案内役」だと思っています。

山の中で白く輝き、轟音を響かせ、存在感を放つ滝。
まず「ここに来なさい」といざなってくれます。
で、圧倒的な美しさで惹き付けてくれる。
わたしたちは、それをとにかく眺めているうち、五感が確実に開いていくのです。

今回、この雄滝は「とりあえずこのオレの生き様を見とけよ」というような、実に男らしさの溢れる滝ですから、その効果もきっと十分。

滝の前でシートを敷いて、お茶を飲んだり、寝ころがったりして、ゆーっくり過ごしたのですが… 

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確かに、感覚が開いているのが分かります。
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鳥たちのハーモニー、せせらぎのランダムな輝き、若葉の緑のグラデーション…
滝の周囲で、今まで見えていなかった自然の彩りをあらためて感じられるようになってるんです。

滝からの帰路は、すっかりスイッチオン!
春の息吹がそこらじゅうに溢れる山の中。わたしたちは「可愛い!」を連呼しながら、興奮気味に遊歩道を歩きました。

特に、彼女が惹かれていたのは、ハリガネゴケの芽吹き。

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ぴょんぴょんぴょん!
これは、苔ガールでなくても、興奮しちゃいますね〜

少し元気のなかった彼女も、ちょっとツヤツヤしてきたみたい! 「雄」の力もあるかもですね…?

この調子で、滝セラピーは続きます!