滝ガール的に、ずっと憧れだった滝でした!
名瀑セレクション・5
●真名井の滝・まないのたき●
宮崎県西臼杵郡高千穂町。五ヶ瀬川が阿蘇溶岩を浸食して生まれたV字型の渓谷・高千穂峡に流れ落ちる滝。落差17m。滝の下をボート(30分2000円)で遊覧しながら眺めることができる。国の名勝・天然記念物。日本の滝100選。
来訪日:2011/5
テレビの旅番組で見たときに、「一目惚れ」した滝です。深い緑の渓谷に、静かに注ぐ姿。自然の迫力、というより、全体的にまとっている雰囲気に、品があるというか…。
ずっと憧れの滝でした。
そして、一目惚れから何年越しかで、初来訪です!
念願のボートに乗り、滝の下へまいりました。
天から舞い降る恵みに…うっとり……。控えめな水量が、優しい音を奏でてくれます。
なんとなく、女子力が、上がる気がする滝。
ああ、ずっと、ここにいたーい。
しかし、ボートの時間は、無情にもつかの間なのでした。
慣れない手漕ぎでここまでくるのにちょっと時間がかかっちゃったしね…。
戻ります(涙)
あとは、遊歩道から鑑賞しました。
「真名井の滝」という変わった名前の由来は、日本の神話にあります。
「ニニギノミコトが降り立った際に、その地に水がなかったため、アメノムラクモノミコトという神様に命じて、水の種を移した。これが天真名井として湧水し、滝となって流れ落ちているといわれている」
「天孫降臨」のゆかりの滝なんですね!
高千穂は日本の神話の舞台として有名ですが、真名井の滝もそのひとつなのでした。
神秘的なわけだ…!
神話の世界を堪能するために、併せていろいろ巡りました。
(高千穂峡のボートは、行楽シーズンにはとっても混雑します。朝、ボート受付で整理券をもらったら、待ち時間にこれらの神話の地めぐりをして、また戻ってくるのがいいかと思います!)
たとえば…
●高千穂神社
88社ある高千穂の神社の総社。ニニギノミコトなど天孫降臨に関連した6柱の神様の総称である「高千穂皇神」をお祀りしてあります。毎晩「高千穂夜神楽」も見られるのですが、このときは行けなかった…(夜、飲み過ぎて…)
●天岩戸神社
アマテラスオオミカミの天の岩戸開きの神話で有名で、東と西に二つの神社があります。東本宮はアマテラスオオミカミ、西本宮は天の岩屋を祀っています。
賑わっているのは西本宮ですが、個人的には東本宮の雰囲気が好きでした! ご神水もあって、パワースポットという印象が強かったです。入り口には「愉快な方」も待ってくださっています。
●国見ヶ丘
神武天皇の孫・タテイワタツミノミコトが、国見をしたという伝説の地。ニニギノミコトの天孫降臨の石像もあります。このときは見られませんでしたが、季節と時間によっては、雲海が見られるそうです。
高千穂。なんだか、不思議な場所でした。
もう少し、神話についてちゃんと勉強していけばよかったなぁ、と思いました。このとき知識不足がいなめないかんじだったのですが、きっとバックグラウンドを知っていればもっと楽しめるはず! 女子旅にもぴったり。またゆっくり、パワーチャージに訪れたい場所です。