宇佐の三滝のひとつめ、西椎屋の滝を訪れましたが…
(前回はこちら 西椎屋の滝・大分県【ハードな下り階段!宇佐トリオの実力】

西とくれば、次は東。ここも日本の滝百選に選ばれています!

●東椎屋の滝・ひがししいやのたき●
大分県宇佐市安心院町。駅館(やっかん)川に合流する津房川の支流、滝川にかかる。落差85m。国指定名勝耶馬渓の中。日光華厳の滝に似ているところから「九州華厳」との別名も。西椎屋の滝、福貴野の滝とともに「宇佐の三滝」と呼ばれる。駐車場から徒歩8分。
来訪日:2015/11/21

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ここは遊歩道からして、すごくいい雰囲気〜!

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川が岩を浸食してきたようすがわかりますね。コケの表情もナイスです。ここでは夏になると河鹿の合唱が聞こえるらしいですよ。

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見えてきました…!

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こちらです!

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なんと〜! 格好良すぎます〜!!
文句なしのイケメン滝ですよ!

あまりにも見事な直瀑っぷり。日光の華厳の滝にスタイルが似ているから、九州華厳の滝とも呼ばれているそうですが、なるほど、というかんじ。でも、あれほど派手な感じではなくって、落下する水の迫力もありながら、落ちた後は広い滝壺をゆらゆらと波立たせる静けさもあって。なんとなく、押し付けがましくなくて、しなやかな強さ、という印象が残る。

そしてここは、とにかく滝壺まで近づけるのがいいんですね☆ 
緑色に輝く滝壺はグラデーションに輝いていて、なんだか吸い込まれそう……。

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ここから見上げた景色もすごいんです!

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岩の表情もとにかく素晴らしい。柱状節理ファンとしては、これは震えるレベルですよ〜

この絶壁は、上部が新耶馬溶岩といってこういう節理が特徴で、下部は旧耶馬溶岩の集塊岩だそうで。たしかに、岩のつくりが違うんですよね。コケのついたあたりからが旧耶馬溶岩、ということかな。

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いやあ…
なんて素晴らしいところなんだろう…

こんなにステキなところなのに、わたしが行ったときにはなぜか人が来なくて、ずっとひとりじめ状態だったんです。

なので秘境にポツンと佇む気分で、じっくり写真を撮ったり、岩に座ってプチ瞑想したり…… 

そうそう、ここは観音信仰の霊場だったそうで、滝の裏には観音様の像もあるらしく、うまい具合に滝が風になびいたときにチラリと見えることがあるらしい…と書いてあったので、その「チラリ」の瞬間が来ないかと、しばらくの間、滝を凝視してみたりもしました。けっきょく見えませんでしたけど… 笑

さて、そろそろ帰ろうかな、と思ったとき。

わいわいわい!とご一行様登場〜!

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団体バスツアーです!韓国からいらっしゃっているようでした。

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さっきまで秘境ムードだったけど、一気に観光地風になりました!

ここは宇佐の三滝のなかでも、やっぱりダントツ人気だったんですね。というか、この滝は九州を代表する滝と言ってもいいですし! そういえば大型バスが何台もとまれるくらい大きな駐車場でした。

日本の旅のプログラムに「滝」を組み込んでもらえるのは、滝ファンとしては嬉しいもの。「ね、日本の滝、すごいでしょ!? どうでしたか?」って感想を聞きたかったけど、みんなかなりテンション上がっているかんじだったから、きっとちゃんと満足してくださっているんでしょう!

韓国語で「シャッター押してください」と頼めず、控えめな自撮りをして(笑)、帰ることにしました。

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帰り道は、なんだかちょっぴり切ない気分。

さっきまでわたしだけのことを見ててくれたけど…
やっぱり人気者なんだよね、そうだよね…
でもあなたの姿を見て、喜んでくれる人が大勢いたほうが、わたし、嬉しいよ……

なんてね。また会いにきます!

滝の前で少し冷えたので、名物「だんご汁」をいただきました!

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めっちゃ大きいお椀で来るのでびっくりです!満腹〜☆

宇佐の滝、まだ続きます☆