紀宝町の滝めぐり、続きです。

前回はこちら
布引の滝・三重県【紀宝町にもうひとつの美しい布引さん】
那智郷の滝・三重県【紀宝の子供たちに人気!秘密の遊び場】

3つ目の滝! 今度は桐原という集落にきました。

…と、看板がありました!

えっ、こんなに滝があるんですか〜! ドキドキ! こんなに滝推しのエリアだったなんて知りませんでしたよ。看板を作った当時、おそらく自治体に滝好きの方がいらっしゃったのかなと思います

ここから林道桐原浅里線へ! 

紀宝町の最高峰、子ノ泊山(ねのとまりやま・908m)の登山口に向かう道になります。山ファンの方の中ではその年の干支の名前が付いている山に登る、というのがあるらしく、ここも子年には人気になる山なのだとか(ほかに子の名前がつく山があまりないようです)。

こちらの林道、舗装はされているものの、運転はドキドキする感じでした。狭いのと、落石が結構あるというのと。

先ほどの看板にあった通り、林道の途中でいくつか滝の案内が出てきました。

まずは子親の滝(こやのたき)

道路から見下ろす形でした! 滝の前に行くには下流から遡るしかなさそうです。

こちらは一の滝、ニの滝の看板。この先にあるらしいのですが、徒歩30分ということで…。気になるけれど今回は残念ながらスキップです!

ということで、目的地はこちら!

●落打の滝・おちうちのたき●
三重県南牟婁郡紀宝町大里。子ノ泊山から流れる相野谷川を落ちる落差30mの分岐瀑。道路から沢に降りて遡上し、徒歩15分ほど。
来訪日:2018/3/17

道路脇に徒歩15分との看板です。

ここから沢を降ります! ハシゴがかけられていました。

こんな感じのごろごろの岩が転がる沢を遡っていきます!

佐竹さんはこういう沢のアプローチが好きなんですって。滝に向かってる!みたいな感じで。うんうん、わかりますよ〜。岩を登って進んで行くうちに、無心になれるんですよね。頭と身体をしっかり繋げて動かしていく。そうしていくことで野生が目覚めていくような感覚があります。いかに普段、身体を動かしていないか、ということでもあるのですが。

苔むした一帯を越えると…

この壁の右に曲がった向こうに…

突然、滝が見えてきます!

きゃー!!

きました!
光を浴びて、超カッコいい! 登場の仕方がかなりニクい感じ〜!

いやあ、紀宝町…またいい滝を持ってきますねぇ。
道路からはアクセスは手軽なのに、この秘境感。

落差は30mほどですが、幅広なので壮大なイメージ。幾筋かに分かれて滑り落ちてくる表情の変化も面白いです。同じ紀宝町の布引の滝は滑らかな岩盤を滑り落ちてくる女性的な滝でしたけど、こちらはゴツゴツした岩を流れるので男性的な感じですね。

どーん。

青空から!

でこぼこの岩盤を跳ねながら元気に落ちてきます!

滝つぼも美しい。

水はけっこう冷たかったです!

さて、この滝の前で遅めの滝ランチにしました!

熊野の滝めぐりのお供といえばコレですよね! めはり寿司をいただきました☆

3人で記念写真です! 

そんなこんなで過ごしていたら、あっという間に影が滝にかかっていきました。

名残惜しい…!

そういえば、この落打の滝、珍しい名前だなと思ってたら、ここからの帰り道、はしゃぎすぎて岩から落ちてスネとヒジを強打しました。

落ちて、打った…

ってウマいこと言っている場合じゃなくて、十分気をつけまーす。滝めぐりをしていると生傷が絶えないのですが、ひさしぶりの滝に舞い上がってたのかもしれませんね。

ここから林道をそのまま浅里集落の方に抜けていきました。

(途中の眺め!)

続きます☆

ここまでの熊野の滝めぐり
布引の滝・三重県【紀宝町にもうひとつの美しい布引さん】
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