なんだかんだで1ヶ月ぶりの滝活動は、春の滝遠征でした。

目的地は昨年夏からご無沙汰してしまっていた熊野エリアです!

昨年はNHKの取材なんかもあって夏までに4回も訪ねていたので、ずいぶん間が空いたな、という感じです。

今回はまず、三重県側。くまの・川遊び部の部長の佐竹さんが今年から三重県紀宝町の地域おこし協力隊に就任されているということで、紀宝町の滝をご案内していただくことになりました。

熊野川を挟んで、新宮市の対岸が紀宝町です。滝、いっぱいあるらしいんですよ。実はいままでほとんどノーマークでした。佐竹さんと、もうお一人協力隊のお仲間である武和さんと。3人で紀宝町の滝めぐりです!

ひとつめの滝はこちらでした。


●布引の滝・ぬのびきのたき●
三重県南牟婁郡紀宝町鮒田。落差60m。湯の谷川支流に落ちる滝。分岐瀑。入り口から徒歩30分ほど。
来訪日:2018/3/17

熊野市紀和町にも布引の滝があって、そちらの方が日本百選になっていて有名です。こちらは紀宝町にある「もうひとつの、布引さん」なんですね。地図に載っているのは知っていたのですが、行き方がいまいち分からなかったのです。

「発電所前」というバス停あたりから川の脇を登っていきます。ここは昔、鮒田発電所があったことから地元の人からは「電気の谷」とも呼ばれていたそうです。

今も何かしらで発電所関係のもので使われているようで、道は整備されていました。

ひとつめの滝を横目にスタート!(この滝は上から眺めるだけです)

朝日を浴びて、沢が輝いています! 

発電所の名残の石積みがありました。取水口ですね。

すぐに二つ目の滝も見えてきます!

こちらは沢を渡れば近くまで行けるとのことで、迷わず…☆

こちらです!

あとで調べたら、「小布引滝」と呼ばれる滝のようです。
落差は10m程度の小さい滝ですが、とても雰囲気がいい…☆

滝つぼの前の岩に座って、少し休憩…

さらに遡っていくともうひとつ、滝がありました。10mはなさそうですが、幅広でけっこう立派な滝です。こちらも上から眺める形でした。下から遡上すれば滝壺にも行けそうでしたけどね! それはまた次回。

スタートから30分ほど、この橋を渡って、左側の支流を進みます。

沢の水量は少なめ。この先の滝もそんなに大きなものじゃないのかな…と思っていたのですが。

ですが…!!

むむ…!!

向こうに輝く白い姿…! 見えてきました!

(手前の水たまりにも映り込んでいます☆)

あとは、滝のふもとまで、まっしぐらー! 

(右下に小さく私がいます!)

なんと…美しい!! 青空に映えてます!

末広がりに広がって、岩盤の細かい凹凸にキラキラと跳ねながら落ちてきます。少ない水量だからこそ優雅だし、でも壮大さもあって。

百選のほうの布引さんの陰になって有名ではないんですが、こんなに素敵な滝だったなんて。いきなり紀宝町の滝のポテンシャルに驚かされて、大興奮のわたし。↓

滝の真下に回り込みますと…虹も見えましたよ!

見上げるとこんなかんじ。まさに天からの恵み!というイメージです。

よく見ると、板状になった岩盤の表面の隙間に水が入り込んで、裏側を通ってからまた表に出てくる流れもあるんです。面白い!

ほんと、飽きませんね…☆ 

動画でもどうぞ!

佐竹さん、武和さんと。連れてきてくださって、ありがとうございます!

紀宝町の滝めぐり、一発目からかなり癒されまくりでした〜

続きます!