早朝の乗鞍三滝めぐり。

前回はこちら。番所大滝・長野県【水しぶきと朝日を浴びる朝さんぽ】

番所大滝をさかのぼって、さらに上流へ向かいました(あ、クルマでね)。標高300m上がったところに、ふたつめの滝があります。

●善五郎の滝・ぜんごろうのたき●
長野県松本市安曇鈴蘭。落差21.5m、幅8m。番所溶岩中の安山岩の中に形成される滝。乗鞍三滝のひとつ。番所大滝の上流にかかる。県道沿いの駐車場から徒歩15分で滝壺へ。
来訪日:2014/9/14

変わった滝の名前ですよね。近くの里に住む釣り好きの善五郎というきこりが、釣り針にかかった大イワナに滝壺に引き込まれ、命からがら逃げ帰ったことから、その名が付いたということです。善五郎の悲恋とかじゃなくて、釣りキチ三平的な、なんだか微笑ましい由来でよかった!このあたりは、いまでも釣りの名所だそうです。

さて、県道脇の駐車場にとめて、少し進みます。
気持ちのいい林のなかの遊歩道を10分ほど。

DSC_0806

滝壺と展望台の分岐があるので、まずは展望台へ向かいますと…。
すぐ到着!

DSC_0806

見えました!こちら!

DSC_0803

青空と乗鞍岳をバックに。まさに、乗鞍岳からの水が滝になっていますよ、という。
「ザ・乗鞍の滝」!という感じですね。
ちょうど東向きなので、朝日をさんさんと受けて、山並みも滝もくっきりと。白い月も出ていました。
風が気持ちいいし、最高の気分です。

展望台からは滝壺までは見えないので、今度はいそいそと下っていきます。

そして、滝壺からの眺めがこちらです!

DSC_0813

晴れた朝だと、虹がしっかり見えるんですよ〜^^

橋の上には、先客、三脚カメラのおじさまがいらっしゃいました。

確かに、とてもフォトジェニックな滝なのでした。
乗鞍岳をバックに落ちる展望台からの景色もよし、虹の輝く滝壺からもよし。

渓流を入れてもいいですよね! 

DSC_0817

水の色も表情豊かで、部分的に切り取るのも楽しい^^

DSC_0834

プチ虹も発見です★

DSC_0828

深い森をひっそり落ちるというよりは、乗鞍岳バックに背負ってみたり、綺麗に虹を出してみたり、大イワナ伝説つくってみたり……あ、冬は、氷瀑でも話題になります。なんかこう、アピール上手な滝! 

恵まれた舞台で、そのポテンシャルを生かして、のびのびと自分を表現できてる! 見る側としても、とても親しみやすく、楽しませてもらっています。

厳しさとか、包容力とか、滝によって受けるイメージって違うんですが、朝だったからというのもあるけれど、この滝はなんだかハッピーオーラがあるかんじ。眺めているうちに、ほんわか幸せな気分になるんじゃないかな、と思います。

そして、乗鞍三滝のフィナーレを飾るのは、アイツ。
またこれまでの二つとも雰囲気ががらっと違うんですよねえ。

つづく…^^