最近はもっぱら地元である北杜周辺をうろうろしている滝ガールなのですが、先週末は久しぶりに友人たちとプチ旅行してました!

目的地は長野県上田市の一日一組の貸切コテージ「SENKO TINY CAMP(センコタイニーキャンプ)」です!

https://www.senko-tiny-camp.jp/

こちら、今年の9月に新しく完成した施設なんですが…

どうしてこのたび滝ガールがお邪魔したかといいますと、こちらのコテージのロケーションが「滝の目の前!」だからなんです。

先日の長野放送の滝番組を見た方が「上田市に滝のそばで泊まれる施設が新しくできますよ」と教えてくださって。千古の滝。わたしはまだ行ったことがありませんでした。滝のお隣に日帰り温泉があって、そこが運営する一日一組のコテージなんだそう…。かなり気になる!

というわけで、紅葉のタイミングに合わせて行ってきてみました。滝好きのわたしとしてはたまらない滞在でしたので、こちらでもレポートしますね☆

本当に滝の前でした

東京から来た友人たちと佐久平で合流して、東御経由で上田へ向かいます。

途中、道の駅雷電くるみの里でお買いもの&ソフトクリーム。

東御の名産、くるみソフトクリームです!クリーミーな中に、ちょっと変わった香ばしい風味。くるみは食感の印象が強いけど、あらためて味にフォーカスするとこういう味なんだなあ。

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さて、チェックインのお時間で「SENKO TINY CAMP」到着です! そんなに山奥というわけではないんですが、ここに滝があったんですね。

日帰り温泉施設「千古温泉」のお隣に…

https://ie-kubota.jp/modelhouse/29683/

あの建物です、見えてまいりました!

おしゃれ!ボックスタイプの建物が三つ連なったような形です。

渓谷に向き合う形でテラスが設置されているんですが…

ここに滝の音もすでに聞こえてきております!

滝、滝はどこですか〜!

見えました!

●千古の滝・せんこのたき●
長野県上田市真田町長横尾。洗馬川にかかる落差5mの滝。二条に分かれて流れる。千古温泉からすぐ。
来訪日:2022/10/22

ネット検索で見ていた写真だとあんまりスケール感がわからなかったんですが、渓谷全体の雰囲気が素敵です。ちょうど紅葉もはじまったところですしね!

滝そのものは落差5m程度と大きくはないのですが、下流に続くナメ床の雰囲気も含めてとてもいい感じに見えます。

滝の個性を味わう

さっそく近づいてみます。

建物のすぐ脇から降りていけました。ちなみに「千古の窯」というのは地元の陶芸家さんが使っている陶芸窯だそうです。

こちらの説明によると河童や竜宮の言い伝えもあるのだとか。

まずは、滝の上流を眺められる場所に来ました。

ぽっこりと甌穴があいていて、その中に石がたくさん!水流が長い年月で岩を削っていった様子がよくわかります。滑らかな岩肌、グッときます。

そして、滝のそばまで来ました!

正面に来ると、真ん中の岩の存在感がかなりありますね。左側の上には石の祠が見えました。

滝の流れは二つに分かれていて、その流れの個性が対照的なのが面白い。いわゆる「夫婦滝」のタイプと言えそうです。

右側のほうは幅広に岩を滑り落ちてくるような感じ。どちらかといえばこちらは女性的。わたしがたとえるなら清楚な奥さま。

左側のほうが幅が狭いのですが、よく見ると狭い隙間を流れる分、けっこう勢いが激しいのですよ。

一見、陰に隠れて小さい滝に見えるんですが、実はドブドブと音を立てて滝つぼに注いでいて、なかなか男らしい滝でした。

手前のナメ床を含めた全景がこちら。雰囲気ありますよね!

伝説に言われているように、河童さんがこの滝のほとりでのんびりしているようなイメージもわきました。また、ここでは真田十勇士の一人、霧隠才蔵が忍法の修行をしたとも言われています。どんな忍法だったんでしょうね。水を渡ったりするやつかしら。

といっても水深は深くなさそうだったので、沢靴やアクアシューズがあれば、このナメを渡って滝前まで接近できると思います。でも、今回は眺めるだけ!

淵の深いところの色も良かったです。この季節は落ち葉がゆらゆらと流れていったり、脇にたまってカラフルに彩られていたりするのも好きだったりします。

ちなみに今回は女四人での愉快な旅でした。

友人二人は以前もわたしの滝めぐりにも付き合ってくれたことがあるんですが、滝ガール入門者が約一名!

友人の娘、一歳の女の子です☆

人生ではじめての滝になるのかな。水音に反応しての本能なのか、滝にぐいぐいと突進しようとする姫!

元気いっぱいでママが押さえるの大変そうでした。もう少し大きくなったら一緒に水遊びしたいな!

秋はやっぱり滝前コーヒーです。落ち葉が絵になりますね…☆

滝の前から見上げてみると、コテージが近い!プライベートビーチならぬプライベートフォール状態なのです。

滝音に包まれての滞在

滝鑑賞をしたあとは、のんびりキャンプを楽しみます。

こちらの施設には、小さな専用農園も用意されていまして。

お野菜を収穫させてもらえます!こういうのも嬉しいです。

一歳児、ネギを初収穫!

他にもピーマン、唐辛子を収穫させてもらいました!

秋の日はつるべ落とし、あっという間に暗くなりました。

いよいよ焚き火台に着火です!

三角形の焚き火台、はじめて見たけど格好いいですねぇ。デンマーク製らしいです。

室内にもダイニングキッチンはありますが、思ったほど寒くもなかったので、お外で夕ご飯。暗くなったら滝は見えませんが、滝の音を聞きながらぜひお食事がしたくて!

わたしたちは別にキャンプに慣れているわけではないためそんなに凝ったアウトドア料理はできませんが、BBQコンロをご用意いただいているので、そちらで調理しました。

先ほど収穫したピーマンとネギは、つまみとして焼き焼き。鹿肉&猪肉のソーセージは地元食材として追加オプションをご用意いただきました!

道の駅で仕入れてきた信州キノコたちを…

キノコ鍋に!

お酒は東御のクラフトビール「おらほビール」の雷電IPAをセレクト!こちらも道の駅で買ってきていました。濃い味が染みます。

そして焚き火の熾でじっくり加熱した焼きリンゴ。ちょうどいい感じの焼き加減でトロトロ。おいしくできました!

お腹いっぱいになったら、すぐお隣の温泉へ歩いて…(星も綺麗だったなあ)

この温泉がまた良かった。浴槽は大きくないですが、泉質がお気に入りです。硫黄の香りで温泉らしい温泉。湯の花が黒色のマンガンなのが特徴的でした。芯からあったまりました!

コテージの建物内部を写真に撮るのを忘れてしまったのですが、最新の施設ということもありとても機能的で快適です(詳しくは公式サイトをご覧ください)。アウトドアご飯や焚き火などでキャンプ気分を味わいながらも、夜はしっかりあったかいお布団で眠ることができて安心でした。一歳児でも問題なし!

●追記● 建物は上田市の窪田建設さんプロデュースのタイニーハウス商品「PiECE」!
https://ie-kubota.jp/modelhouse/29683/
6畳と3畳の箱を連結して建てるという機能的なプラン!宿泊のない日はモデルハウスとしても使われているそうです。タイニーハウスって夢があっていいですよね…☆

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そして翌朝もせっかくなのでお外で朝ごはん。滝の音によって朝の清々しさ倍増でしたよ。

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一泊だけでしたが、大満足の滞在となりました☆

滝の近くのキャンプ場というのは他にもありますが、滝の前に一棟だけのプライベートコテージ、というのはありそうでなかった気がします。貸切感がとにかく贅沢。しかもいろいろ設備が整ったきれいなコテージだから、わたしたちのようにアウトドアに慣れた人じゃなくても安心してキャンプ気分が味わえるのもありがたかったです。

そして、千古の滝も想像以上に見どころが多かった!

こちらのオーナーは「大きい滝じゃないから滝好きの方にはつまらないかもしれないんですが」とおっしゃっていたんですが、「いやいや、滝は大きさだけじゃないんです!」と、滝ガールが感じたこの滝の魅力を力説させていただきました☆ こちらの熱量に、オーナーのほうがちょっと驚いていた…かも(笑)

季節ごとに違う魅力があると思いますが、次回はやっぱり夏でしょうかね。思う存分に滝と触れ合えると思いますし、コテージの窓を開けはなすことができたら、室内でも滝の空気を味わいながらの滞在を楽しめそう。

またお邪魔します!