群馬県中之条町を旅した5月中旬の滝レポート、延長戦!

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大仙の滝/段々の滝・群馬県【初訪問!新緑の世立八滝】
殺人の滝(世立八滝)・群馬県【噂のスーパーひょんぐり滝】
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チャツボミゴケ公園・群馬県【温泉の滝!苔と鉄の不思議】

旧六合村のエリア、世立八滝とチャツボミゴケ公園を旅したあとは、尻焼温泉の星ヶ岡山荘に宿泊してました。ここも前から行きたかったところだったんです。新緑を眺めながら、川沿いの露天温泉…最高でした!

しかもこの日はラッキーなことにほぼ貸しきり。お料理も美味しかったですし、またぜひ泊まりたいです。

* * *

翌日は、四万温泉の滝めぐりに出かけました!

四万温泉の滝はいくつかあるんですが、まずここに行きました!

●小倉の滝・おぐらのたき●
群馬県吾妻郡中之条町四万。四万川の支流・新湯川に注ぐ小倉沢に落ちる落差25mの分岐瀑。四万スポーツ林の駐車場から片道およそ徒歩40分。
来訪日:2019/5/18

わたし、こちらは初めての訪問です!

徒歩40分。そして「熊出没注意」!笑 

いままでわたしが訪れていなかったのは、これが理由でした。四万温泉って大好きな温泉街ですが、一人じゃなくていつも誰かと一緒に来ていたんですよ。同行者に旅の途中で「滝にも付き合って!」ってお願いするには、徒歩40分ってなると、ちょっとハードルが高いわけです。しかも熊注意だし。だから、こういうところは滝好きさんと一緒にか、あるいは一人で来るしかない!

ということで、今回はソロ滝ハイキングスタートです☆

まずは、林道っぽい道を進んでいきます。新緑がほんとに眩しい!

遊歩道の入り口に到着すると… あ。スプレーも置いてありますね。

このスプレーは、ヤマビル除け用の塩水です。そうなんですよねぇ、四万温泉の滝めぐりはヤマビルも注意しなきゃで。5月半ばで晴れている日だからまあ大丈夫だとは思うんですが、一応シュッシュ。

ここから遊歩道なのですが、熊よけの鈴が、道端に何個も出てきます。これが出てきたらカンカン鳴らして歩くと安心です。

ただ、ここから電波は圏外…。安心もしきれないので、熊鈴の代わりにスマホで音楽を最大音量でかけて、大声で歌いながら行きました。駐車場に誰も車がいなかったし、この滝までの道を歩いているのはわたしだけ。周囲を気にせずに大熱唱です♪

いい森です。斜度はそんなにない遊歩道ですね。暑いこともないし、ルンルンスタスタと歩いていきます。新緑の中にはツツジの赤とピンクの彩りが時折現れますが、それを見つけるとニコニコしちゃいます。

シダちゃんの群生も、光を浴びててキレイだったなあ。

のんびりペースで歩いて確かに40分くらい。あっ、見えてきたかな?

この岩の向こう側っぽいです!

はい、きました!

小倉の滝!

落差25mってことなんですけども、奥行きのある分岐瀑なので、もっと迫力があるように見えますね。少し袋田の滝をコンパクトにしたみたいなイメージかも。

ただしここは滝見スペースが狭くて、こんな感じになっているので、これ以上は滝に近づくことができません。本当は降りたいところですが、無理そうです。

とりあえず自撮り棒で撮影してみる!↓

いろんなアングルから眺めたいもののそれはあいにく叶わないので、同じ角度からにはなりますが、じっくりと観察していきました。

滝のすぐそばにはツツジが咲いていましたよ。季節的にもう少しあとだともっと咲いてるかも?

分岐瀑は流れのバリエーションが豊富なので、見ていて飽きません。苔の感じも大変よろしいですねぇ!

川になって落ちていくところはこんなかんじ。岩はけっこうゴツゴツしているんですよ。

動画です!

初訪問でしたが、いい滝でした!片道40分、ほどよい運動にもなりましたし。

また紅葉の季節を狙って来てみたいと思います!

* * *

四万温泉の滝、他にも二つ立ち寄りました。手軽に見られるところで。

まずは奥四万湖を目指します。ダムマニアからも「四万ブルー」と呼ばれて人気のダム湖ですね!

滝ガールのお目当ては滝のほうです!すぐ近くにありますよ。

●しゃくなげの滝・しゃくなげのたき●
群馬県吾妻郡中之条町四万。奥四万湖のさらに奥。落差25mほど。展望台にはしゃくなげの花壇がある。展望台からの眺めのみ。

駐車場からは、もうほんとにすぐに滝が見えてきます。

おー!

立派ですよ!しゃくなげの季節はもうほとんど終わってしまっていたのですが、その代わりに滝の傍にはツツジさんがポチポチと咲いています。

こちらは最後に唯一残っていたしゃくなげさん。華やか。

最後にもう一つ立ち寄りましたよ。四万温泉の入り口近くにあります。

●桃太郎の滝・ももたろうのたき●
群馬県吾妻郡中之条町四万。四万温泉入口の四万大橋から徒歩2分程。発電用のダム設備のすぐ横に流れ落ちる。落差8mほど。

名前の由来はわかっていないそうですが、滝の形状が桃に似ているということらしい。

どれどれ、確かめてみましょう…と思って近づくと、滝に出会う前に驚かされるのがこの光景。

青っ!奥四万湖よりもさらに鮮やかなロイヤルブルーが目に飛び込んできます。

滝はその青の奥にひっそりと落ちています。

うーん、桃の形に見えるかはよくわからないですが、可愛らしい滝です。木陰に隠れて、ちょっと恥ずかしがり屋さんってイメージです。とにかくこの青の色とのコントラストが素晴らしいですね。インスタ映えが狙えます。

どうして四万ブルーが生まれるかというのは、帰りの温泉に置いてあった紙に書いてあったんですけど、正直わからん!とりあえず四万川の成分と、温泉の成分が混ざったことによって、生まれるらしいですねぇ。ふしぎ。

群馬県中之条町、新緑の滝めぐり、これにて終了!

わりと急に思い立ったにしては、十分リフレッシュできましたし、新しい発見のあった旅だったと思います。群馬の滝は意外とまだ行けていないところが多いので、またちょくちょく来なくちゃな!

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