友達と、河津七滝に行ってきました!

●河津七滝・かわづななだる●
静岡県賀茂郡河津町梨本。河津七滝ループ橋 の近く。河津川の、約1.5kmの間に存在する7つの滝の総称。ここでは、滝のことを「たる」と読む(垂水=たるみ から来ている)。7つを巡っても1時間強程度。
来訪日:2013/12/11

来訪回数、かなり多い場所なんですが、振り返ってみると、ひとりでは来たことがなかった! いつも旅行のついでに、誰かを連れてきているみたいです。東京に住んでいると、ちょっと一泊で温泉旅行、などというときには伊豆がよく候補にあがりやすいのですが、ここ河津七滝は伊豆半島のど真ん中に位置しているため、西伊豆でも、東伊豆でも、南伊豆でも。伊豆の旅行に、トッピングしやすい滝なのです。

1カ所でいくつも滝が見られて、ぜんぶ観てまわっても、1時間ちょっと。バリエーションがあるので、滝の面白さをコンパクトに感じてもらうことができる場所なんです。滝の布教活動(?)にいそしむわたし。滝の面白さを、誰かに伝えたいときには、ここは最適なスポットといえるでしょう。いわば「滝ガール入門コース」といったところでしょうか。

今回も修善寺旅行にトッピング、という形でやってきました。残念ながら、遊歩道が工事中?で7つのうち1つが見られず…今回は6つのみでした。

まずは、出合い滝。DSC_0173

違う方向から流れて来た2本の滝が、落ちた先で、合流。2本の滝は、男性と女性でしょうか。どちらかというと、手前が男性なかんじです。滝を「擬人化」する。これ、滝鑑賞のキホンです^^

かに滝。DSC_0097

河津七滝は玄武岩の柱状摂理が多く見られる場所なのですが、滝の左側、岩のごつごつしたかんじが、まさにカニみたいに見えますね。

ほどよい豪快さが魅力の、初景滝(しょけいだる)。DSC_0103
ここまでは、らくらく来れます。

この上流に、さらに滝が続くのですが、そこへのアプローチに階段ができてる!途中の吊り橋も歩きやすい。

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久しぶりに来たら、かなり整備が進んでいました。昔はこの先に友人を連れて行くのは少しためらわれたのですが、これならOK〜!ますます滝入門コースとしてふさわしいかんじです。

お次は、へび滝。

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へびみたいに、ウネって、落ちる。岩の模様もウロコみたいです。

えび滝は2段の滝。

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1段目は滝壺を上から見ると水の流れが白く回転しているのが見えまして、えび反りを想起させます。2段目に落ちる様子は、えびの尾びれのようです。

かに、へび、えび。ひとくちに「滝」といっても、いろんな形があることを知ってほしい!それぞれの、「ネーミングから、想像力をはたらかせる楽しさ」を味わえるのです。

そして、いちばん上流にあるのが、釜滝です。
落差は22m。周りを柱状摂理の岩壁に囲まれて。かなり不思議な光景です。

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ここはぜひ、少し長めに滞在してほしいです。岩の上に腰掛けてみるなどして。

天から落ちてくるような、滝のはじまり。豪快な音と、辺りに舞う水しぶき。周囲にはランダムなようで何か法則性を感じる、地球のいたずらのような岩——

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そんな中で、次第に地球の息づかいを感じることができるはずです。

ちなみに、もう一つは、大滝…なのですが、今回は遊歩道工事中につき、訪問かなわず。ここは温泉から眺められる珍しい滝でもあります!ぜひまた次回訪れたいと思います。

河津七滝の付近にはほかに、浄連の滝、旭滝、萬城の滝など、さまざまな表情を持った滝があります。ご希望をわたくしにお伝えいただけましたら、旅の行程にあわせて組み合わせアレンジ可能です(笑) あなたの旅に、お好みの滝をトッピング。「滝コンシェルジュ」、やりますよ〜!