地理カフェ IN 秋川流域【ゲストトーク&払沢の滝案内】

地理カフェ IN 秋川流域【ゲストトーク&払沢の滝案内】

やあやあ〜。ちょっと更新サボってしまいました。
残暑も落ち着いて、キンモクセイの香る季節になってまいりましたね。

滝ガールの夏の活動を振り返ってみますと、7月最初の熊野に始まり、8月9月は払沢に終わる…といった感じでした。

そう、東京のオアシス、檜原村の払沢の滝には8月からこれまで、もう3回訪ねていました! そして9月は月末にもう一回。近いとはいえ、なかなかの頻度です。

(8/12、いつもより水量豊富な払沢さんとツーショ☆)

これはもとから友人たちと遊びに行く予定があったのに加えて、いつもお世話になっている裏山ライドのジンケンさんから、素敵なお誘いもあったのでした。

「今年から『地理カフェ』っていうトークイベントを始めるので、第一回目のゲストにぜひ!」

秋川渓谷のジオツーリズム部会という地域のチームがあるらしく、ジンケンさんもそのメンバー。あきる野市、檜原村、日の出町をあわせて秋川流域というそうですが、この地域のことをもっと楽しく知ってもらうためにその名も「地理カフェ」というトークイベントを春夏秋冬行っていくことになったのだそう。その記念すべきイベントの第1回目のゲストとして、「秋川流域の滝の魅力」というテーマでわたしにお声がけくださったのでした。恐縮です!!

わたしにとっての「ホーム滝」と呼べるほど、全国で数多く滝を巡った中でも、最多訪問回数を誇っている払沢の滝。この滝を切り口に、アレヤコレヤ、いろんなお話をさせていただきましたよ。

8月19日の10時スタート! 武蔵五日市駅前、東京裏山ベースにて開催です。

ジオツーリズム部会の有馬貴之さん(帝京大学の先生)からご紹介に預かりまして。

集まっていただきましたのは、地域の魅力の伝え方について関心がある地元の方を中心に。

最初に、簡単に滝ガール活動について簡単にご紹介させていただいたあと…

今回、主にお伝えしたかったのは、「滝」の地域資源としてのポテンシャルについてです。

まず、滝にはどんな楽しみ方があるのか…

そして、秋川流域が誇る名瀑、払沢の滝はなぜ「いい滝」ポイントが高いのか。

などなど。

払沢の滝って、わたしがここに書いた「いい滝」の要素にすごく当てはまっているんです。


1、滝自体の格 はっきりとした個性がある
2、滝にまつわる文化がある、地域に愛されている
3、程よく安全で快適なアクセス

払沢さんの場合、この3つでいずれも高ポイントを獲得します! だから例えば、友人に「滝に行ってみたいけど、どこかオススメはあるかな?」と聞かれたら、最初にやっぱりここをお薦めしているんです。

まずは払沢の滝を目的地にして、秋川流域に来てもらう。滝って、旅の「ついで」になりがちなんですが、そこをどうやって「目的」にしてもらうか。それは「滝×○○」でいろんな可能性が広がるとわたしは思っています。わたしは滝をご案内する時に、滝とセットにいつもグルメ情報や温泉情報もご紹介するようにしています。過去に企画した「滝野点」もすごく好評でした。(滝野点の時のレポートはこちら

滝って、それだけで気持ち良さそう、行ってみたい、と思わせるアトラクティブな存在。その滝を深く面白く味わってもらう工夫をすることで、地域全体に興味を持ってもらえればいいんじゃないかしら… 

そんなお話をつらつらとさせていただきました!

参加者の皆さんも、多分それまで滝についてこんなに考えたことってなかったと思うのですが、わたしの拙いお話にも、とても関心を持って聞いていただいて、ありがたかったです。

さて、会の後半は、バトンタッチ。

こんなに滝が多いのには理由があった、ということで。櫻澤裕樹さん(あきる野市の観光まちづくり推進課)による、この流域の地質のお話です!

櫻澤さんは、実は、断層を愛する「断層ボーイ」! 

断層= FAULT 
 ということで、「FAULT BOY」と書かれています。

わたし自身、このあたりの地層については、よくわかっていなかったんですが、櫻澤さんのお話を聞いて、色々納得〜!

すごくわかりやすく解説していただきました。秋川流域は、「海の底にたまったものが、くっついて出来た大地」なんですね。

これを、さらにクリームビスケットで説明してもらうと、ああ、なるほど。

で、秋川流域の土地のベースとなっているのが、2億年前の地層と、1億年前の地層。
古いほう方が、秩父帯。新しい方が、四万十帯。

その境目に走っているのが、「仏像構造線」と呼ばれる大断層なのだそうな。

この話を聞いてから、立体模型で見てみますと、「この辺、断層っぽい!」というのがわかってきました。面白いなあ!

払沢の滝の成り立ちとしても、断層によるものだということが判明。大きい断層面に落ちる滝ではなくて、動く断層の近くにあった岩だから崩れやすかったということみたいです。

はじめての「地理カフェ」、発見の多い濃密な時間となりました! ありがとうございました!

この日は会のあとで、実際の払沢の滝を前に、滝の鑑賞法についてプチレクチャー会も行いました☆

わたしも滝の成り立ちのお話を聞いていたからこそ、また新しい発見がありました! 断層の跡は目で見てもよくわかるので、地球の活動のダイナミズムにいつもより深く浸れたような気がします。

断層ボーイ櫻井さんからは、こんな資料もいただきました☆

滝についてのジオ的な解説って、実はなかなか文献が少ないので、こういう資料はとっても貴重! じっくり読ませていただいています。

秋川流域についてさらに地理カフェ、また第2回以降もぜひ参加してみたいな、と思っています。みなさま、この度は貴重な機会をありがとうございました!!


☆おまけ☆

この日は、実は「払沢の滝ふるさと夏まつり」でもありまして、恒例となっているイタリアンレストラン「ヴィッラ・デルピーノ」さんでのパーティー&花火鑑賞会に参加してきました。

最高の夜でした!!